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かめい堂のブログ一覧

2008年05月06日 イイね!

ふるさとを探せなかった父の言い訳

ふるさとを探せなかった父の言い訳 西那須野塩原IC、那須IC
 東北自動車道に存在するこのふたつの
 インターチェンジが那須に至る唯一のランプウェイ
 だと思っていた僕は、例えば
 常磐自動車道から行く那須もあったのだ、と。
 後に知るのであるが、大いなる過信から
 地図の確認を怠り東北道を北進した結果として
 故郷は遠くにありて想うもの、となりにけり。

那須ICより栃木県道17号線へと流れ出る。
観光地を目指す車列のしんがりを務めながら漠然と那須温泉郷へ向う車中でさすがに、
場所が違う ... と思った。
日本秘湯を守る会(のスタンプ)会員として方角の基準は温泉地にあり、
前方を確認する目は温泉郷の看板を、ハンドルを握る手はその方向へ、関連付いて動いてしまう。
温泉ドライバーからケンネルドライバーへの転身はなかなかに、難しい。

こちいでいいのぉ? ボケーっとした顔

いくない、きっと。
そもそも、KARASUYAMA とは。どういう表記なのだろう?
枯らす山? 香良洲山? 烏山?  そんなことも知らずに来てしまった僕だけど、
知らないのは僕らだけであり犬のムスメは知っている。
故郷の香りを記憶として刻んでいる(はずの)犬のムスメだから、行くべき道はジジが ...

教えてくれるんじゃない? 冷や汗2

ワタシハ、ホトホト、アキレマシタ ぷっくっくな顔

いい加減な夫を持った妻の苦労は本人に確かめないとわからないけれど、
一文字一文字を、区切りながら発せられた丁寧語には、
堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ビ難キヲ忍ンデきたワタシの時間は これからも続くのね 、という意味が
込められているようにも聞こえた、那須街道の休日。
堪え忍ぶ人生こそ日本人の美徳なんだ、我が妻よ。
憤懣やるかたない思いで我慢する毎日を送っている僕に比べれば、些細なことではないか。

行く手にそびえる雄大な那須岳、サンルーフに注ぐ初夏の木漏れ日、窓から聞こえる鳥の囀り。
小さいことにこだわるな、那須にいる以上、きっとこの辺が。
ジジの生まれ故郷なんだから ...

まぁ、今日は。近所まで来たということで、牧場でも行きますか 考えてる顔

MINI は一路、牧場へと方向を変えたのである。


【後日談】
  血統書に記載された NASU KARASUYAMA は、那須烏山のようである。
  那須烏山市は栃木県東部、茨城県との県境に所在する都市で驚いたことに最寄りICは、
  常磐自動車道 那珂IC とのこと。
  東北自動車道を使う場合は宇都宮IC から、というわけで、
  西那須野塩原IC、那須IC以外から行く那須もあった、のである。
  さらに調査を進めると、犬のムスメが生を受けた犬舎はネット上にも実在しており、
  イーガネス・ケンネルとして店の形態も持っているらしい。
  ということは、本当に。
  ジジの生まれ故郷を僕らの目で見ることができるのかもしれない。
  今度こそ。そこへ行ってみようと心に誓う僕なのであった。
Posted at 2008/05/26 16:00:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月06日 イイね!

ジジ、生まれ故郷を目指す

ジジ、生まれ故郷を目指す 血統書によると犬のムスメは那須で
 生まれたらしいのである。
 那須と言えば御用邸、ではない、温泉だ。
 でも、ジジの故郷はどうも温泉地ではなく
 NASU KARASUYAMA と記されている。
 塩原でない那須は知らない僕だけど、
 那須高原に行けばカラスヤマという地も
 あるんではなかろうか?

想像するに、どこまでも続く草原、雄大なる山々、清らかな渓流。
犬のムスメは。
豊かな自然に抱かれてこの世に生を受けたに違いない、のだ。と、バカ親は信じて疑わない。
だから。

那須高原を目指せ 車(RV)

短絡的な思考は MINI を、東北縦貫道へと向かわせた。
黄金週間らしい晴天に、つい恵まれたゴールデンウィーク最終日。
二人と一匹を乗せた一台は、
140km先の故郷をそれぞれに思い浮かべながら、2,000rpm で北進する。
連休最終日、下り線に渋滞は見あたらないが、犬のムスメを気遣うようにハミングするエンジン。
連続で 100km を超えるロングドライブは、本日が始めてのジジなんである。

ジジのふるさとは、どんなところかしらねぇ~ うれしい顔

だから。草原と、山と、川だ。っつうに ...
がしかし、それを。

自分たちの目で確かめることはできなかったのである 冷や汗2
Posted at 2008/05/23 16:51:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月05日 イイね!

ジジ、阿波踊りを堪能する?

ジジ、阿波踊りを堪能する? 31階建てのオフィス棟と45階建ての住居棟から
 成るツインタワーが突如として出現し、
 人々の記憶から忘れ去れた下町の繁華街が
 東急沿線の装いで息を吹き返した平成18年4月。
 建物と人とが織り成す街を願ってであろうか、
 施工主の東京建物は黄金週間のこの時期に
 アニバーサリーフェア in olinas ! を開催する。
 目玉は、新東京三大祭り、だ。

江戸の三大祭りといえば、神田祭、山王祭、三社祭。じゃあ、深川祭はどうなの?
将軍様が台覧なされた天下祭りは神田明神神田祭りと日枝神社山王祭であるから、このふたつは
確定としても、浅草は三社祭。意外に、この範疇ではないのかもしれない。
神輿深川 山車神田 だっだ広いは山王様 という江戸の言い伝えからすれば、
富岡八幡宮の深川祭が残るひとつ、なんであろうか?
まぁ、祭りそのものの威勢の良さでは、三社祭がダントツではあれど。

一口に江戸の三大祭りと称してもその実、どの祭りが該当するのか?
人によって答えは違うのだから、新東京三大祭りなんてのはもっと曖昧な表現であるが
イベント主である東京建物は、スーパーよさこい、阿波踊り、サンバ、を。
原宿、高円寺、浅草の、それぞれの夏を彩るイベントを。
現代東京の新しい三大祭りとし、黄金週間の3日間で一気に披露しよう、と考えたようだ。

表参道、高南通り、国際通り、を封じて催される本場(?)とは異なり、オリナスモールの
エントランス部分という限られた空間で繰り広げられる、よさこい、阿波踊り、サンバであるから
演目自体もコンパクトにならざるを得ないけれど雰囲気を味わうには手頃であるし、なにより。
夏祭り見物計画を立てるには好都合の見本市、でもあったりする。
というわけで今年も浅草サンバを見に行くつもりの僕としては、サンバの日(6日)はパスしても
阿波踊り(だけ)は見たいと思った。高円寺の夏はなぜか、4年ほど前より行けてないからだ。

三味線と太鼓と掛け声の和音が地上30階超のツインタワーに反響するオリナスモールの入り口は
多くのギャラリィに占領され、今にも泣き出しそうな曇天を吹き飛ばすほどの熱気に満ちる。

ナニゴト、カ 犬

人波と活気と鳴り物に驚く犬のムスメは、にんげんのおかーさんに抱っこをせがみ
高みの見物としゃれ込むが、立ちはだかる人の壁に、早々に興味を失う。
どっかに連れてってくれェ~と目で訴えているのはわかったけれど、
おとーさんとしてはもう少し、徳島というか、高円寺を堪能したい。
なんたって出演されるのは、飛鳥連、江戸っ子連、葵新連、寶船の、4連。
どれも高円寺の常連さん達らしいのであり、確かに。パフォーマンスは素晴らしい。

ジジが飽きたから、公園に行ってるねぇ~ ボケーっとした顔

オリナスの反対側は、錦糸公園。
犬のムスメにしてみれば阿波踊りよりも、公園の土の臭いを嗅ぐ方がよほど楽しいであろう。
イヌに阿波踊りは。高度過ぎたか ...
踊る阿呆を見る阿呆となってしまった僕は、少々残念に思いながらひとり、2拍子の鼓動を
楽しむのであり。

ヤットサー、ヤットサー 踊らな損なんだよね、きっと 冷や汗2
Posted at 2008/05/22 16:11:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月04日 イイね!

江戸情緒を楽しめなかった犬の生活

江戸情緒を楽しめなかった犬の生活 房総のむらっ、てのがあるんだけど ...
 前途に迷う僕に行くべき先を教えてくれた見知らぬ
 おじさんではあったが、行き方までは。
 指南して頂けなかった。
 (東関道)富里ICで降りて成田山新勝寺方面。
 たぶん、看板が出てるから。あっ、そうそう。
 ナビで大丈夫だよ。一応、名所だから ...

 ん~。名所ではある、と思うけれど。

(MINI に)ナビはありませんからぁ~ ブタ

ご自慢のクラウン、ナビは標準で装備されるものと信じる団塊紳士に、
バイエルン発のプレミアムコンパクトでは電子的経路探索装置はオプションなんです、と。
わざわざ伝える必要もないであろう。
あっ、そうですね。ナヴィで行きます。どーもありがとうございましたぁ

が、しかし。この道でよいのだろうか?
成田山新勝寺をやり過ごし、房総のむら。ここで左折という看板を見て北西へ進路を変えた
僕だったけれど、走る道は観光地に続くとはとても思えぬほど、心細い。
千葉県道18号成田安食線。生活道路のようなこの先に、江戸情緒は存在するのだろうか?
楽天的な気持ちに対する不安がジワジワと増してきた頃、再び見えた、房総のむら看板。
おぉ~、あったよ~

千葉県立房総のむら
印旛沼を見下ろす51ヘクタールの丘陵地帯に再現された、江戸の街。
大木戸越しに垣間見える元禄時代、
てぇへんだぁ~と叫びながら走るのは、うっかり八兵衛か?
ごめんなさーい。ワンちゃんは入れないの
かげろうお銀、ではなかった。
千葉県の職員であろう受付嬢が、門をくぐろうとする犬のムスメをたしなめる。

なっ、なんと申される。綱吉は生類憐みの令を知らぬ、とは ふらふら

まてよ、ここは下総、印旛村。印旛沼を開拓した田沼意次は安永時代の老中ではなかったか?
家治の頃は生類も、憐れんではもらえなかったろうて。
時代背景が異なれば、天下の法令も効を成さない。
江戸市中を意気揚々と歩くお犬様の図、は。残念ながら拝めそうにもない、のであり。
新撰組!蝉しぐれのロケでも使われたという江戸の街並に後ろ髪を引かれながら、
大木戸を後にした僕らは、むらの西側に広がる印旛沼が見える遊歩道へと分け入る。

深い木立の中、足に優しい土の上を嬉々として歩く犬のムスメに従いながら散策すれば、
忽然と現れる茅葺きの民家。重要文化財にして、御子神家の住宅だそうである。
1779年竣工、佐野友右衛門設計、施工業者不明、とのこと。
安房地方の典型的な民家、直屋型とされる建築手法は、
居間を設けた床間と台所を設けた土間がひとつ大きな屋根の下に同居する。
リヴィング・ダイニングといったところか?
馬屋を連ねた曲家(南部曲家とか有名ですね)とは異なり、人間優先の使い勝手の良さそうな
住居であるが、では。
独立した馬屋があったのだろうか? 或いは、馬は不要の生活をしていたのだろうか?

土間限定とはいえ中に入ることも触ることも許された、安永時代の住居。
高い天井と立派な梁が創り出す物理的にも心理的にも優れた居住空間が、羨ましい。
縁側と囲炉裏の文化は、日本の情緒なんだね。
平成の集合住宅に住まう自分としては、230年もの歳月が与えた民家の進歩って、ナニ?
そんな疑問を覚えてしまうのであった。

渋滞する京葉道で出会った親切なおじさんの一言で訪れてみた、房総のむら。
再現された江戸の街並は味わえなかったけれど、むら周辺に移築された本物の江戸と
明治(旧学習院初等科正堂。これも素晴らしい!)に出会えて、妙に幸せだったのは僕だけ
だったようであり、帰途についた車中で妻は言うのであった。

ゴールデンウィークは続く。明日はもう少し遠くへ行こうぜぇー ウィンク

文化的体験だけでは満足しない、犬のムスメと人間のおかーさん、である 冷や汗2
Posted at 2008/05/19 15:38:52 | コメント(2) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月04日 イイね!

ジジ、南総を目指す

ジジ、南総を目指す 南方の空を薄黒く染める雲と朝の天気予報が
 北関東の山へ向かえと教えてくれてはいたけれど、
 それでは皆が向かう先は混むに決まっている。
 都市を抜け出す人、クルマ、活気はすべからく
 関越、東北、中央、東名を埋め尽くすものと
 予想できた僕は予定通り南総へ行こう、と。
 MINI の舳先を7号小松川線へと向けたのである。
 千葉は、房総は。空いているに違いない ...

ここから先、渋滞中!
本線上のA型情報板を染める赤い電光色は、都市から流出した人やクルマや活気がこの先で、
ふん詰まっていることを提示し、僕が説いた民の北方移動説はもろくも崩れ去る。
黄金週間の房総半島がどういう状態にあるのか? ドライバーは知らなかったのだ。

まだ、船橋なんですけど ボケーっとした顔

言われなくてもわかっている。
錦糸町から入線して既に、一時間超。
法定速度下で巡航しても市原には着いている計算だが、僕らのいる場所は京葉道路上の船橋。
富浦も、館山も、千倉も、地球の裏側に存在するほど遠く、感じる。

とりあえず。とりあえず、幕張PAで休憩しよう
駆け抜ける歓びはあっても停まり続ける喜びには乏しい MINI の車内で、僕は考える。
もてなし上手なレクサスなら、この極限化にあっても。プレミアムは微笑むのであろうか?

牛歩の歩みで到着した幕張PAはパーキングとしての本来の機能を放棄せざるを得ないほど、
大型車エリアも、アプローチルートも、路側帯も、房総半島を目指す自家用車で埋まる。
が、しかし。
ちょうど出て行く白塗りのワゴンを見つけた僕は、首尾良く空いたスペースへ MINI を
滑り込ませることに成功し、とにかく外に出たかった犬のムスメも大満足である。

をっ。珍しい犬だねぇ

声を掛けてきたおじさんは、ここに至るまで費やした時間経過にうんざりし、
これからかかるであろう時間予想にうんざりし、
デパ地下の様相を呈する Pasar幕張 から戻ってこない奥方を待つのにうんざりしながら、
(ご自慢の)クラウンの横で暇を持て余す団塊世代の方であった。

イタリアン・グレィ・ハウンドって言うんですよ

グレィハウンドかぁ。バスだね?

あぁ~、こんなところでも大陸横断バス。
隅田川のほとりで聞いたグレィハウンドバス物語、そのデジャヴであろうか?
ところが、このおじさん。興味の的は犬のムスメになく実は、MINI の方にあったようだ。
ミニノカイワ 2008 初夏編のくだりが頭に浮かぶが、それについては時を改めるとして、
肝心なのは、南は(混んでいるから)やめた方がいい と。
親切丁寧なアドバイスをもらったことである。

房総のむらっ、てのがあるんだけど。
宮野木から先、成田方面は空いているから。犬の散歩道もあるしね


江戸の街並を再現したテーマパークらしいそこは千葉県が運営する施設だけに、
駐車場は無料で入場料も300円ほどと、ブランド服を購入したばかりの我が家にとって
実に喜ばしい村のようだ。
このまま京葉道路を南進しても館山道に入れるのはいつのことか見当も付かない以上、
(千倉海岸の海の幸に未練は残れど)目指すべきは江戸時代なのかもしれない。
そんなわけで、南総里見八犬伝に出会う犬のムスメの旅は。
ふと出会った見知らぬおじさんの一言で取りやめとなってしまったのである。

そうと決まれば急ぐ旅でもない僕らは、というか、妻は。
墨田区あたりではお目にかかれぬスィーツの品揃えがゴージャスな
東京気分をうたう Pasar幕張 旬選倶楽部(当然、犬禁制) を見聞したく、
ついて行きたい犬のムスメに車中留守番を命じる。

健康と美のイノベーターがその理論をジェラートで具体化した ZONE GELATO を食し、
MINI へと戻ってみれば、隣に停まる大型 SUV の助手席で留守番するイタグレが。
お互いに相談したわけでもないだろうに、同じように前を見つめる二匹のイタグレ。

イタグレの留守番って、こんな感じなのね 冷や汗2
Posted at 2008/05/17 16:48:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | dog life | ペット

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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