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かめい堂のブログ一覧

2008年05月03日 イイね!

ジジ、pim*liko へ行く

ジジ、pim*liko へ行く 破壊と創造をデザインコンセプトに掲げるピムリコは、
 ホームセンターのワゴンセール品ばかりを愛用していた
 犬のムスメが始めて身に付けたプレステージブランドである。
 賞賛するにはそれが、装飾過多気味なファニー・デザインではなく
 抑制の効いたシンプルな造形を実現していたからだ。
 簡素ではあってもどこかアナキズム感の漂うデザインは、
 ジョン・ライドン率いるセックスピストルズの世界観にも通じる
 パンクな精神が宿っているようでもあり、キラキラやフリフリの
 可愛いらしいことだけを追い求めてきた従来型ドッグウェアとは
 異なる位置に存在すると僕は、思う。
 古きを破壊し新しきを創造する概念の具体化は一度手にすると
 次が欲しくなるのはなにも、クルマばかりではないのである。

そこで僕は pim*liko へ行こう、と思った。
黄金週間に相応しい夏服を犬のムスメへ、と考えたのである。
しかしグランジなおとーさんとしては、自分の普段着より値の張るブランド服を
買ってあげられる余裕はもちろんないのであり、頼みの綱はオルタナティヴな鬼嫁の、
手堅い家計の財布と型にはまらないその日の気分次第、なのであり。

千駄ヶ谷のピムリコ、ゴールデンウィークのセールだってよ~ん るんるん

ホームページによれば、2割引!とのこと。
それが全商品なのか、一部商品なのか。は知らないが、この際、どうでもいいわけで要は、
赤札には目のない鬼嫁の購買意欲が芽生えるそのキッカケになれば、それで十分。

じゃあ。行くか 目がハート

かくして、二人と一匹は MINI の車中へと収まったのであるが目指す千駄ヶ谷は、渋谷区の街。
港区同様、空間的にも経済的にも気分的にも、駐車難易度の高い場所である。
店舗専用の駐車場は当然のように備えられておらず、周囲に散らばるわずかばかりの
コインパーキングを利用するしか手はないのである。
でも、黄金週間の東京である。人も車も活気も郊外へと出掛けた抜け殻の千駄ヶ谷、
\400 / 30 分のパーキングは稼げたはずの土地を持て余しながら客を待つ。
時間、800円。
ともなると、2割引のセール分は相殺されてしまうけれど、造形作家 佐藤伊智郎さんが
手がけたという pim*liko Shop は、それだけの価値があるお店であった。

打ちっ放しのコンクリート、アクセントに敷かれた玉砂利、鉄細工の陳列棚。
ペット商品を扱う店とはとても思えないこの雰囲気は、裏原宿と言う言葉が似合う。
もうひとつのコンセプトである相反するものとの融合は、ショップデザインにも込められている
のであり、既成概念にとらわれないブランドとしての姿勢が貫かれているように思える。

ちょっとちょっとぉ。二割引って誰が言ったの ぷっくっくな顔

耳打ちする妻が手に持つは、サーフカラーが美しいボーダーのタンクトップである。
そのプライスタグに、SALE!の文字は見あたらない。
考えてみれば、春は始まったばかり。'08春夏コレクションを値引く理由はないものなぁ ...

ジジに似合うから買うけど。今夜は茶漬けで済ませるからね ボケーっとした顔

ブランド品をプロパーで買うにはなんらかの犠牲が必要な、我が家なのであった 冷や汗2
Posted at 2008/05/15 16:30:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年05月02日 イイね!

ジジ、ドッグカフェへ行く

ジジ、ドッグカフェへ行く 愛犬と一緒にお茶する、のライフスタイルは
 程よく西洋化が進んだ山の手エリアのものだから、
 江戸の昔を知る下町には馴染まない生活様式でもある。
 というか、我が街。
 高度成長期そのままの薄暗い店内と茶色いソファが雰囲気の
 茶房や純喫茶や談話室が看板ごと今に生きるのであり、
 街路に向けた開放的な店内や路面へ展開するテーブルに象徴
 されるカフェ文化そのものは、強いて言えば
 シアトル系コーヒーチェーンが全世界に提供する様式以外に
 選択肢はなかった、のである。
 だから、犬のムスメのお散歩にお付き合いする道すがら
 一服したかったら行くべきは公園のベンチ、であったのだ。

とはいえ、大型ペットチェーンの本部が店を構える愛玩動物城下町であるのだから、
イヌとお茶する文化の下地は潜在的に含むのであり、ドッグカフェがないのは不思議なんであった。
そう考える実業家はやはりいたようで、ご近所の犬仲間から教わったアバウトな情報によれば、
イヌも同伴できるカフェ~、が。昨年末にオープンした模様、とのこと。
場所もジジの散歩コースから僅かに外れた裏路地に位置するらしい、けれど。世間話ついでの
略図だけでは、主たる散歩人の妻はその店を発見することができず、そのまま春を迎える。

ならば。僕が見つけてみよう、と。
黄金週間後半のある日、歩く気満々の犬のムスメを引き連れ、普通免許取得以来、
電子的なナヴゲィションシステムに頼らずポケットサイズのマップルと己の勘だけで目的地に
到達してきた地図力を生かし、素敵に入り組んだ下町の裏路地の中にひっそりと佇むカフェを
嗅ぎ出した、というわけである。

あったぁ~ 目

ワンッ 犬

こんにちわぁ。あら、あら。かわいいわねぇ 揺れるハート

なぜか。自分が褒められているとわかる犬族は、かわいい、おりこうさん、いいこ、には
過剰に反応するのであり、当然、犬のムスメも声の主の正体を確かめるべく店内へと歩を進める。
まて!
まがいなりにもここは、喫茶店。もてなしのサービスには必然的に代償が発生する。
一歩中へ踏み入れたら、タダで帰ることは難しい。
犬のムスメにはわからぬ人間社会のルールは、本日の散歩人(つまりは僕)が財布を持たずに
家を出てしまったことで、問題を複雑なものとしてしまったのであり。
エプロン姿でおいで。おいで。するウェイトレスに向かって、
今日はお金がないのでまた来ますと言う勇気が僕に、あるのだろうか?

宵越しの金は持たない下町にやってきた、山の手のお茶文化。
缶コーヒー代では楽しめないことくらい予め、心しておく必要はあったわけで。
でも、まぁ。

犬とお茶できる文化はこの街にはない、と。もう嘆く必要もなくなったのは良いことだ、な 冷や汗2
Posted at 2008/05/14 16:12:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年03月14日 イイね!

春物を新調する犬の生活 ... パーカー編

春物を新調する犬の生活 ... パーカー編 代々木公園が他と決定的に違うのは都心にある
 ということだ。
 一歩外へ出ればそこは、渋谷、原宿、千駄ヶ谷。
 若者文化を牽引するエネルギィに満ちあふれた
 ファッショナブル・ストリートが続き、
 さらに足を伸ばせば、目黒、青山、神宮、と。
 大人のインテリジェンスを充足させる街並みが
 待っている。

そんな代々木公園だから、周囲に立ち並ぶお店はすべからくオシャレ、だ。
喉が渇けばカフェが、小腹が空いたらハンバーガーショップが、寒かったらブティックが。
大衆食堂や釣具屋ぐらいしか見あたらない近所の都市型公園とはそんな部分でも、
背景が異なるのである。
だからというわけではないけれど、どうしたって見てみたいお店がひとつ、僕らにはあったのだ。

ニューヨーク、
アッパーイーストをコンセプトイメージに愛犬との快適な暮らしを提案する。
という、grindog

東京は、
ロワーイーストな街に暮らす僕らではあるが、コンセプトの違いを越えてそこへ行こう!
と考えたのは、サイトハウンド用の服やアクセサリーを扱っている、からであり。
決して、セレヴリティを目指したわけではない。

ん~、これが。アッパーイーストなのね ... 考えてる顔

Cooper S をもってしても一坪の土地すら手に入らぬ場所柄、お店は想像以上に、小さい。
が、しかし。
店内に陳列された商品の、その内容の濃さときたら、どうだろう。
我が街のペットショップなどはお呼びでないほど品々は、セレクティヴだ。
余裕のない店内であれば所狭しと商品を並べるのが常である下町の人間としては、
grindog の、贅沢な空間の使い方に、マンハッタンを感じるのであり。
(レクサスを思い浮かべるまでもなく)おもてなしの心は間の使い方に、ある。

オーガニックだって 目がハート

有機栽培された綿花で作られたそのパーカーは、手に取るまでもなく優しげである。
化学物質過敏症ではないけれど花粉症であることは(どうやら)確実なジジにとっても、
ケミカルな要素が限りなく少ない着衣は肌に穏やかであろう。
無漂白ゆえのオフホワイトは、色彩で誤魔化せないぶん、素材で勝負。
良いモノを着ている感じが、アッパーイースト。
よし。

買ってしまぇ~ 手(チョキ)

承知! でもさぁ、アレも気になるんだけど ... うれしい顔

赤坂の悪夢、再び ... 冷や汗2
Posted at 2008/03/14 16:18:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年03月13日 イイね!

ジジ、代々木公園へ行く(ドッグラン編)

ジジ、代々木公園へ行く(ドッグラン編) 公営の、ということは。
 間接的には税金で賄われているとはいえ
 直接的には無料で利用できる
 犬のための自由運動施設として、
 都内では最大級という触れ込みの
 代々木公園ドッグラン。確かに。広い。
 乾いた都心を潤す 54万㎡ もの人工的な森に、
 3,500㎡ の犬空間を確保したという。

しかし、そんなことより。
ここが素晴らしいドッグランだと思わせる要因は、地面にある。
セントラルパークの秋はこんな感じ?のシックな絨毯、一面に敷き詰められたウッドチップ。
素足のワンちゃん達に優しそうなクッションは、靴を履いた僕らの足にも柔らかい。
これは、犬のムスメも大喜び ... ?

とは、いかないところが。
初物に弱い、ジジなのであり。
雑草生い茂る野球場人工芝が鮮やかすぎる公園地肌が露出するドッグラン
走り回れる場所としてはそんなところしか知らないムスメだから、ここのセレヴな雰囲気に
圧倒されてしまったとしても、不思議はないのだけど。
先日の水元公園とは別人のように、ドッグランを仕切るフェンス沿いにウロウロと歩くだけ。
走り回るには充分なスペースと、
怪我する危険性は少ない(と思われる)フラットな台地がある、というのに。

ほらぁ。あっちでみんな遊んでるよ。挨拶してくればぁ ボケーっとした顔

おかーさんの言葉に勇気を振り絞って駆け出そうとするも、やっぱり。
どこか場違いな所へ来てしまったよ~ 犬、なんである。

遊びたいのか、帰りたいのか、ムスメの煮え切らない態度にしびれを切らしたのは
僕らではなく、先客のヨークシャーテリアとトイ・プードルであった。
特にヨーキーちゃんはジジに興味津々らしく、右手で肩を押さえてキスを迫るほど。

仲良くしてあげてねぇ 揺れるハート

犬の社交場らしい光景は微笑ましくも愛らしく、
犬族の時間を大切にしてあげようと人間の僕は、離れた位置からファインダー越しに
彼らの様子を見守る。
少しはうち解けたのか、ジジはプードルちゃんの後を追って走り出す。
いい調子 ... 、と思ったその瞬間。
180度ターンしてフェンス脇に戻る、犬のムスメ。
んっ! どうした?

ウンチ、だ げっそり

セレヴな雰囲気に緊張したのか、ジジとしては初めての、ドッグランでするウンチくん。
それはまぁ、生理現象なのだからいいんだけど。
ここは、公共の場。
そのウンチくんは、飼い主である僕らが片付けるのが当然の、マナー。

ちょっと、ちょっと。トイレセット持って来てぇ~ トイレ

ウンチ? どこ? 目

あれっ? どこだ?
確かこの辺りと思った場所に、ジジのウンチくんは見あたらない。
足下には細かく砕かれた木片があるばかり。
そうか。問題は ... 。

ウッドチップが保護色になってしまう。ってことだ ふらふら

その瞬間を望遠レンズで見ていた僕の場合は遠近感が狂っているわけで、
ジジがした場所と僕がファインダーで見た位置とには、微妙なズレが発生している。
見当はついていても、ラン内に敷き詰められたウッドチップが場所の特定を邪魔するのであり。
ウンチ探しに明け暮れた、僕らの、代々木公園ドッグラン。

ほろ苦きデビュー、なり 冷や汗2
Posted at 2008/03/13 16:32:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2008年03月12日 イイね!

ジジ、代々木公園へ行く(セレヴ編)

ジジ、代々木公園へ行く(セレヴ編) 東京都渋谷区代々木神園町・神南二丁目
 同じ東京都建設局が管理する水元公園とは住所からして違う、
 のである。
 隅田川の東側で暮らす者にとって皇居を越えた西側の地は、
 うかつに足を踏み入れられないセレヴリティな街。
 路線評価額にして雲泥の差があるその地だから、
 暮らす住民の生活様式も下町のそれとは大いに異なる。
 例えれば、
 近所をジョギングするにも、着るべきジャージは
 ユニクロではなく(最低でも)アディダスの必要があるように。
 だから、その朝。妻はぐずるのであった。
 着ていく服がないよ~、と。

つい半年前までは、代々木公園の隣区で働いていたわけだからもちろん、ないわけはない。
ただ、犬のムスメと遊ぶ服の中では、山の手に相応しい服がない、ということである。
運動着として使えるオシャレ着を買ってくれ、と。暗にほのめかしているのであろうか。

ジジには綺麗なお洋服があるのにねぇ~ ブタ

それは犬のムスメの一張羅であり、新調した冬服その3、であるが。
厚手のベロア地がそろそろオフシーズンであり、春の新作が望まれる頃でもある。

そういや、代々木公園にはイタグレの服屋さんがあるらしいよ~ 冷や汗2

あらっ? ジジには買ってくれるんだぁー。へぇぇ~ ボケーっとした顔

別にそういうわけではなかったのだが、まぁとにかく。
夕方には雨と予報された平日の代休日、早いとこ出掛けないと遊ぶに遊べません。
どうせ行くところはドッグランなんだから、いつもと同じ格好で宜しいと説得し、
家を出たのは午前11時を少し、過ぎたところであった。

都心の公園へ向かうのだから道中もそれらしい風景が気分である。
電子的なナヴィゲーションシステムを持たざる者の特権として、距離や時間よりも雰囲気で
ルートを定める。
迎賓館から神宮へ抜け、青山通りを流し、表参道からアプローチする経路はどうであろう。

車道と歩道を隔てる街路樹、その影に見え隠れする瀟洒な建物、道行く人の服装。
下町とは微妙に異なる空気を犬のムスメも感じ取ったか、仁王立ちした助手席から
眼光鋭く車窓を眺める様が、可笑しい。

一辺が 1m の正方形に区切られた地面を買おうと思ったら、百万円でも足りない住宅地。
そんなところに54万㎡もの面積を有する公園があるのだから、東京都も太っ腹だ。
とは言え元々はただの野原であった、代々木一帯。
日本初の飛行実験に成功した明治末期の頃より歴史に名を残すわけで、その後は
代々木練兵場、ワシントンハイツ、オリンピック選手村、と。
時代の要求に応えるカタチで性格を変えてきた土地でもある。
都市公園として利用される現代はその意味で、平和な時代なんである。

あっ! なんか撮影してるよ 目

木陰の中にいる、集団。モデル、スタイリスト、カメラマン、プロデューサー。
レフ板を掲げるアシスタントの腕が地球の重力と闘っているのがわかるくらいに近づけば、
どうやらファッション雑誌の一コマを撮っているらしい。

やっぱり違うわなぁ、うちらの近所と ブタ

渋谷区の都市公園は、設備も風景も、葛飾区のそれとあまり変わりはない。
雄大な自然の中で広い空を味わえる点ではむしろ水元公園の方が、より素晴らしい。
しかし代々木公園には、優雅な感じがどことなく漂う。

そういうところがセレヴなんだ、ね 冷や汗2
Posted at 2008/03/12 16:28:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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