
R120m の急激な左カーブを描き新大橋のオレンジ色の主塔を眼下に
収めた高架線は、隅田川の西岸から東岸へと位置を移す。
再び、R120m 級の今度は右方向へのカーブである。
江戸橋、箱崎の両ジャンクションから流入した二車線を埋め尽くす
クルマの列が高速道路とは思えぬ回転半径の小さなS字に戸惑い
たまらず速度を落とす。でも、停まらないだけまだまし、である。
川幅 160m を渡りきらぬうちに分岐が始まる。
歩くように進む車列のほとんどは6号向島線へと流れ、僕の向かう
7号小松川線に渋滞の表示はない。いよいよ、だ。
分岐を終えたら、アクセルを底まで踏んでみよう。
だって。慣らしは終わったんだもの ...
納車から2ヶ月の1月4日、
南房総を走り回ってきた Jhon Cooper のオドメーターは深川通過で
お約束の 2,000Km を超えたんである。
禁断のオーバー4,000回転を味わうチャンスは新春早々の7号小松川線に訪れた、わけで。
6号向島線上りをオーバークロスするため角度を上げながら右方向へ誘う両国ジャンクションの
東行き、1車線が2車線へと広がるまであと僅か ...

だが、しかし。前を行くプリウスの速度が一向に
上がらない。
燃費至上主義なのか、助手席の君に夢中なのか、
はたまた、進路に不安を感じているのか。
スプリットドアの背後に迫るレクサスがルームミラー
一杯に映るが、プリウス我関せず。
団子状態のまま道路は幅を増し、身の程を知った
プリウスが走行車線へと進路を変更する。
道は開けた!
2速、2,000回転、30Km/h
Bayerische Motoren Werke AG MINI John Cooper Works Clubman 211ps / 26.5kgm の
アクセルを(思いっきり)踏みつける。
ハミングしていた直列4気筒が
準備はいいか? と問い掛けてきたような気もした。
Gibson EDS-1275 の12弦を操っていた Jimmy Page が、6弦へ持ち替えた時のように。

ディストーションの効いた強烈なサウンドと共に
視界のすべてを後ろへと追いやる John Cooper
ミラーに映っていたレクサスの虚像も置き忘れて。
4000rpm、5000rpm、6000rpm ...
狂ったように盤面を駆け上がる回転計の針。
瞬く間にレブリミットに達したマニュアル
トランスミッションに次の一手はない。
あるのはドライバーのシフトアップだけである。
でも、その準備が。僕にはできていなかった。
慌てて3速へ。
2000回転ほど落ちたエンジンは新たに生まれた
余白を塗りつぶすべく猛烈に回り始めるが、
そのパワーを受け止めるだけの余裕がこの日の
7号小松川線には、なかった。
おっとっと。前方にクルマあり、だ ...
アクセルペダルからブレーキペダルへ
踏圧に期待される減衰力を生み出す John Cooper
この安心感あってこその 211ps であるけれど、
必死の形相で後を追ってくるレクサスはどうだろう?
ちゃんと制動してくれるだろうか。
0 - 100Km/h 加速 6秒台の片鱗を垣間見たこの日、John Cooper が秘めるパワーの魅力に
シフトアップも忘れてしまったのですが、同時に。
島国の貧しい交通環境を恨めしく思うのでありました。
犬に論語なニッポンのジョン・クーパー・ワークス、生きる道はサーキットなのぉ ... ???
上質な加速感が信条であります(ホントか?)
Posted at 2013/01/18 16:07:47 | |
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