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かめい堂のブログ一覧

2012年11月15日 イイね!

MINI JCW Clubman #06

MINI JCW Clubman #06モータリゼーションが開花しつつある中国 13億人、インド 7億人の
仮に半数の国民が移動の自由を求めたら、それだけで
10億台もの自家用車が路上へと溢れ出す21世紀という新世界、
有り余るガソリンをパワーに置き換えていた 427キュービックインチは
もはや、過去の遺構である。
エネルギーの消費量(と。炭酸ガスの排出量)は最小限にね!
エコな空気に支配される世の中だから、リッターあたり132psを豪語する
John Cooper Works でさえも燃費対策のオーバートップギアが
必要なんだなぁ ... と、西へ向かう Clubman の中で僕は
6段目のギアの意味を考えていたんである。
確かに、ヒステリックな時代だけれども
なんでもかんでもエコってのは、どうなんでしょうねぇ ...


秋の行楽シーズンを迎えた中央道、
せめてもの家族サービスにハンドルを握るサンデードライバーのお父さん
紅葉狩をダシに意中の君を連れ出すことに成功した わナンバーの青年
ガス欠で秋の想い出を台無しにさせないため観光地へ燃料を運ぶタンクローリー
流れを妨げる要因は幾多も走る本線上で、一定速度を維持するのは至難の業である。
前を行くトレイン隊は速度を上げ追い越し車線へ。
我が道を行く老人会の温泉旅行バスを追い抜こうとでもいうんであろう
瞬き3回
手首に連動する前輪、右足に呼応するエンジン、忠実にラインをトレースする後輪

意図通りレーンチェンジを完了した John Cooper 、秀逸なり。
臨戦態勢は瞬時に終わり、再び巡航速度へ
僕は覚え立ての6速でクルージング体制に移ろうと
シフトノブへ手を伸ばすが、あるはずの6段目は。
なかったんである。
ということは、つまり。
ずっと6速で。走ってたのぉ~?

6速を5速と勘違いするには訳がある。
まず第一に。70km/hからの加速に明確なGがあった
  軽く踏んだだけで回転を上げたエンジン
  背中に感じた加速Gはトップギアが
  生み出しているとは思えなかった ...

第二に。針は 2500回転を超えていた
  100Km/hへ達した時、読み取った
  レブカウンターの針は確かに、その辺りにいた ...

第三に。もっと踏んでくれ!
  と、John Copper Works は訴えていた ...

アイドリングストップを有する2012年の JCW
エコノミックな時代の省エネ対策と思っていた
6段目のギアは、オーバートップではなくて ...
純然たるトップギアではないのか?

 MINI John Cooper Works Clubman
 メーカー公表の最高速度は 238Km/h
 その源であるマックスパワー 211ps は
 6,000回転で達成される力である。
 6速、80Km/h走行時
   エンジン回転数は 2,000回転少々であった。
 238km/hは 80km/hの3倍
   2,000回転の3倍はジャスト、6,000回転。
 6段目は最高速に到達するためのギアである!

211馬力までチューンできたが最高速はどのギアで、何キロにする?
そりゃぁもちろん、6段目で240km/hあたり。どうだい?
オーバードライブギアはいらんのかね?
そんなもん設定してどうする。なんたって俺らは John Cooper Works なんだゼ
... のような会話が。クーパー親子の間で交わされたんじゃないかなぁ、その昔。
いや、確たる証はないけれど。

同じく確証はないけれど、エンジン回転数と最高速とギア位置を推察できる二題 ↓


6,500rpm で 254Km/h も出ちゃってますけど ...


発進後、車速上昇が5回ほど途切れるので、6速が最高到達点と思われ


限りある資源の有効利用や環境に対する負荷軽減が叫ばれる、昨今。
100Km/h 走行時 1,500rpm あたりで燃料を節約するオーバードライブ付きのクルマがほとんどの中
2,500rpm も回ってしまう JCW のトップギアは加速指向であり、トレンドに反してはいるけれど。
モータースポーツの遺伝子を受け継ぐモデルにはそれくらいの意気込みがなくっちゃね♪

  ... と言いつつ。オーバートップな7段目が欲しい、と。
  リッターあたり160円の価格を掲げる観光地のガソリンスタンドを見て思うんでした ...
Posted at 2012/11/15 14:16:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2012年11月13日 イイね!

MINI JCW Clubman #05

MINI JCW Clubman #05クラブマンのオフ会が催された安曇野へ日帰りで行ってきた
John Cooper Works
その走行距離、540km ほど。
  トリップメーターのリセット方法をまだ覚えていないため 
  目分量でおよそ、そのくらい

その9割弱が高速道、残り1割強が山道を含む一般道である。

生き馬の目を抜く 首都高に始まり、
日暮れて道遠し 中央自動車道を経由し、
暗がりから牛の 長野自動車道に至る高速区間は
6速全開! である。 但しこの場合、レッドゾーンは心に定めた
3,000回転をリミットに全開!という意味であります、念のため ...


6速!
昔取った杵柄の ADO15 mini はHの字を描く4速マニュアルシフト。
21世紀の MINI はHの右側にプラスすること南北の直線一本。
1~4速までは過去に鍛えた腕前が覚えているけれど、5~6速はあずかり知らぬ領域。
 alt=はたして、自分は。
4速から先へシフトできるんであろうか?
油断も隙もないここ、箱崎ジャンクションで。
やっぱり、やめておこう。
他車を出し抜こうと右に左に気配を伺う
ベンツやクラウンやミニバンが走るこの場では。

早朝のクルマの流れは速い。
走行車線においても 80km/h は出ている ... ん?
回転計の針が高い位置にあるゾ
今一度、確認。
4速 80Km/h 2,850rpm(付近)
って、ことは。
3,000回転をレブリミットにしちゃうと
4速では100Km/hを出せないのねぇ~

4号新宿線は参宮橋カーブを通り過ぎ
直線路へと落ち着く。
流れるクルマも秩序だってきたところで僕は
(未知の領域である)右端のゲートへ
シフトレバーを流し込む。
トーンを落とす排気音、500回転ほど落ちる針、数字を増やす瞬間燃費計
5速 80Km/h 2,400rpm(付近)  なるほどぉ~、これが。5速か
さらに、もう一段。 6速 80Km/h 2,000rpm(付近) クルージングギアなのね、ここは

ミニマリズムを掲げる、2012年の John Cooper Works
6段ギアの末端は燃費を稼ぐためのクルージングギアであったとしても不思議はない ...
と、独り。合点しながら西へ向かう僕は大きな勘違いをしていたことに、後で気付くんである。
Posted at 2012/11/13 15:44:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2012年11月09日 イイね!

MINI JCW Clubman #04

MINI JCW Clubman #042,000Km までは。4,000回転以上回さないでくださいね
担当氏より申し送られた注意事項はいわゆる慣らし運転。
21世紀のエンジンに、加工精度の上がった原動機に
慣らし運転は必要なのか、不要なのか?

... は、さておき。
新車を手に入れた者だけに許されるこの贅沢な時間を
しんみりと楽しむだけの(心の)ゆとりが今の僕にはある。
なんたって。4年越しの Clubman なんであるから。
言いつけよりも 1,000回転ほど低い 3,000回転を目安にギアを
シフトしてみよう!
だが、しかし。その新車は John Cooper Works である。

目安とした 3,000回転手前あたりからの艶っぽい感じ、このスィートゾーンを知りたい欲求が
芽生えてしまうのも、致し方なし。
指令を出す右足と路面を蹴る前輪の間には
  ペダルがあって、リンケージがあって、信号解析の電子頭脳があって、
  混合気を調整するスロットルバタフライ(ではなかった。バルブトロニックですな)があって、
  爆発によりピストンが下がって、コンロッドがクランクを回し、クラッチ板がその回転力を伝え、
  複数枚のギアを経由して車軸が回り、タイヤが地面を噛む ...

幾多のデバイスが介在し、指示伝達の結果を得るには果てなき距離が横たわるわけですが。
回転数の上昇と共に(指令と結果の)距離は縮まり、右足の裏に駆動輪が直付けされている
ような感覚が込み上げてくるんでした。

打てば響く直列4気筒、当意即妙なる Double OverHead Camshaft 、君子豹変する Turbo Charger
3,000回転を超える領域は、右足よりも上位の、アクセルを踏もうと考える意思がタイヤと直接
結ばれちゃう、超絶レスポンスなんでしょうかねぇ ...
  もっとも、過去30数年。エンジンを語れるクルマはZC型を積む HONDA CR-X くらいしか
  自分のものとしたことがないので、JCW のエンジンが格段にレスポンシブルなのか? は
  よくわかんないんですけどネ (^^;



リッターあたり 132.0ps を誇る割には冴えぬ外観の JCW エンジン
赤く主張するカムカバーとかクロームに輝くインテークマニホールドとか
レーシンググリーンに染められたシリンダーブロックとか ...
ボンネットを開けて悦に入るエンスーギミックが欲しかったなぁ

Posted at 2012/11/09 13:27:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2012年11月08日 イイね!

MINI JCW Clubman #03

MINI JCW Clubman #03では。お気を付けて
担当氏の(実に)嬉しそうな笑みに見送られ僕は
僅かばかりの力を込めた右足と相反するように
左足をゆっくりと持ち上げる。
心持ち音圧を上げたエキゾーストノート
ググッとむずかる車体
今しかないのよ と Clubman が囁くその瞬間に
サイドブレーキをリリースする。

トルクコンバータを介したかのようにウルトラスムースな発進。
上出来だ。昔取った杵柄は、忘れなかった修練である。

本線への合流を目指しピットレーンを徐行する John Cooper に対し、作業の手を止めた
メカニックが軽く会釈する。
クラッチを踏みアクセルを一回、ブリッピングで答える。
響き渡る重低音、破顔するピットクルー、ここはルマンならぬ亀戸
ロリポップマンを務める(頼りになるんだかならないんだかわからない)新人くんが手を上げ
行く手を遮る。さては。流れる車をせき止めるのに失敗したか ...

左足はクラッチを切り
右足はアクセルペダルからブレーキペダルへ。
少しばかり圧を加えた右足と連動するかのように
素早く立ち上がった制動力。
素晴らしい! 
真綿を絞めるような ... とは。このことかぁ~

   JCWマーク入りの真っ赤なブレーキは
   ブレンボ製4ピストン式対向キャリパー →
   フローティングキャリパーとの違いを
   とやかく言えるほど詳しくはないんですが
   少なくともフィーリングは上々であります。


ロリポップマンからの GO ! サインが出ない。
本線の流れは途切れないようである。
クラッチペダルを踏む左足が 少し休ませてくれ
文句を言う。
ギアをニュートラルに入れ
左足を動力切断業務から解放してあげる。
我に返り、右に左に周囲を見回す。
手隙の営業マン、コーヒーカップを片付ける事務女、談笑するお客様
皆の視線がこちらに向いている(ような、気がする)
ここで。エンストするわけにはいかない ...

本線の流れを見ていたロリポップマンがこちらへ向き直る。そろそろです と言わんばかりに。
先ほどのウルトラスムースなスタートを頭に描き発進準備を整えようとした刹那
シ---ン
とぐろを巻いていた排気音は逃げ失せ、僕らが静寂の中に沈んでしまったのは。ナンデか?

 やっちまった。エンストか ...
 いや、待て。僕はまだギアを入れてないぞ?
 違う違う。エンストではない。
 納車早々、まさかのトラブル?
 でも。ウォーニングランプは点灯しておらんぞ!


 クラッチを踏んでくださ~い
 駆け寄りながら担当氏が叫ぶ言葉に悟る。
 昔取った杵柄にはなかった、アイドリングストップ ...

人生初体験のエコ技術は突然にやって来る。
レーシーなエキゾーストノートに騙されてはいけない。
F1だって燃費を気にする今という時代、2012年の JCW は立派なエコカーなんである。
  もちろんこの機能、キャンセルすることは可能なんであるが。
  エンジン始動の度にキャンセル機能がキャンセルされちゃうのが面倒なり
Posted at 2012/11/08 11:01:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2012年11月06日 イイね!

MINI JCW Clubman #02

MINI JCW Clubman #02ポケットの中で存在を主張する金属のブレードは
もはや過去のものとなってしまった円盤状のキーを、
ここにセットしてネ と言わんばかりの窪みに
置いてみる。いや、置こうとして戸惑う。
どっち向きなの?
突端のある方が手前です
そうか、なるほど
 (キノコに例えりゃ)傘の部分を奥にするわけね

軽く押し込むと準備完了です
でっ。このボタンを押すんでしたね
あのぉ。クラッチを踏みながらですねぇ ...
をっとっと。昔取った杵柄(ADO15 mini)にはなかった誤発進防止の安全装置。
21世紀のMT車は クラッチを踏まないとエンジンは始動しない ということを心にメモし、
今一度イグニッションシークェンスを繰り返す。

バフン、ドッドッドッドッ ...
  目覚めた 211ps/6,000rpm
  覚醒した 260(280) Nm/1,750-5,500rpm
  手に余りそうな 0-100Km/h 6.5s
  開け放ったドアの後方から響き渡る野太い排気音に心は震え、
  大ぶりのシフトノブを握る左手は(早くも)汗を覚え、
  直立するフロントウィンドゥ越しに進行方向を見定める目は狂気が宿る。
さぁ、行くゾっ!

では。操作方法をご説明致しましょう
だよね。だよね。新しい機械には新しいオペレーションがあるんだよね。
MINI から MINI への乗り換えだけど、ウィンカーレバー一本にしても使い方は
異なるんであり、路上でマゴマゴしないためにもここは、しっかり聞いておかないと。


軽く押し下げて瞬き3回、(もう一段)しっかりと押し下げて通常のウィンカーです
???
排気音に震えた心は冷静さを取り戻し目に宿った狂気は消え去ったが、
ウィンカーレバーを触る左手には(別の種類の)汗が滲んできたようだ。
試乗車でも困惑させられた方向指示器、瞬き3回のレーンチェンジは簡単だけど
交差点で方向を指示する操作には未だに慣れない。
なんで。パッシングしちゃうのぉ~

前途洋々の John Cooper Works ではあるが。
前途多難を予感させる Clubman でもあったのでした。




30年以上、鍵をひねって原動機始動な昭和世代にしてみれば
ボタン一発でイグニッションスタートは隔世の感あり
JCW 以前の問題にうろたえる Clubman 1st impression なり~

Posted at 2012/11/06 13:39:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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