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かめい堂のブログ一覧

2007年10月05日 イイね!

金曜日の MINI たちへ

金曜日の MINI たちへ 中央林間が不倫の渦中にあった頃、
 世のアッシーくんたちは見返りの少ない、
 慈善事業に精を出していたわけで。
 週末の、金曜日の夜ともなれば、
 助手席の君を迎えに行くことだけが唯一の関心事であり、
 気の利かない上司の一言、きみぃ、今日は残業だから ...
 そう言われないための小細工に朝から忙しい一日でも
 あったりした、ような。
 最近はどうなのであろう?
 まだ、アッシーくんなるジャンルの職業はあるのか?
 それとも
 ラヴモーションは別のカタチに姿を変えたのだろうか?

新築の家に引っ越したら偶然、お隣には昔の恋人がいたなんて、ありえない設定の
岡江久美子さんも今や大和田獏の奥様であり、はなまるマーケットのアイドルだ。
トレンディな時代は遠い過去のものに、なりにけり。

ギャランティに乏しいアッシーくんではあったけれど、副次的に得たものも多い。
助手席の君が命じる我が儘で覚えた、未知の道。
助手席の君がまどろむ姿で知った、運転技術の極み。
助手席の君が口ずさむ声で聞いた、ニッポンの唄。
どれもこれも自分一人のドライヴでは得難いもの、ではなかったか。

そんなアッシーくんの演出装置である、マイカー。
助手席の君を高揚させる大切な舞台装置であり、
見返られなかった帰り道を慰める役割もあった、マイカー。
自分のクルマがなくては何事も始まらなかった、金妻時代。
あぁ、だからあの頃は。

みんなクルマに夢中だったのよね 冷や汗2

MINI の登場が20年早かったら、アッシーくんたちの羨望を集めたに違いないと。
思う僕はバブルを知る加齢族だけど、泡沫の夢を知らぬ(と言い張る)鬼嫁には
ナニ、言ってんだか ぷっくっくな顔 的、たわごとらしい。
でもね。

究極のアッシーくんって、BMWに乗ってたんだよ。80年代は 考えてる顔
Posted at 2007/10/05 17:48:57 | コメント(7) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年08月18日 イイね!

ミニノススメ

ミニノススメ 仕事を辞めた妻が、会社に残してきた荷物を取りに行った時
 のことだから、半月ちょっと前の、話である。
 そこは都内でも有数の、ファッショナブルで
 セレヴリティで、エモーショナルな、ストリート。
 片道3車線の左側は全て路上駐車レーンであり、
 蟻一匹も這い出る隙間がないほど、ビッタリと
 埋め尽くされたクルマの隊列に、街の勢いを感じる。
 それでも、路地裏へと抜ける小さな交差点沿いに4m弱の
 余白を見つけた僕は、全長3.65mほどのコンパクトカーを
 見事に滑り込ませる。とりあえず。
 停車位置は確保したぞ、と。
 ただしそこは、妻が勤めていた会社とは少々、離れていたが。

じゃぁ、荷物を取ってくるから。待ってて ウィンク

お洒落で、優雅で、感情的な、山の手の街で、荷物を取りに行った妻を待つ間、
僕は自分の乗ってきたクルマをカメラで撮ってみようと考えた。
手に入れたばかりのデジタル一眼レフを持ち、クルマの前にかがみ、構図を考えていたら。

すみませーん、これって。燃費はどれくらいですか?

ファインダーから目を外し、声の方向に視線を向ければ、そこに立っていたのは。
白い歯が素敵なジャニーズと、綺麗な足が魅力的なハロプロであった。
これは、事件か?

そうだ、事件だ。
なんたって、クルマ絡みで僕に話しかけてくるのは、泉谷しげるか泉ピン子のような輩であり、
カメナシくんやアヤヤが声をかけてくるはずは、なかったからである。
さすが、山の手。
下町とは、こういうところが違うんだよなぁ ...

そうですねぇ、5Km/L ってところでしょうか

えっ ... バッド(下向き矢印)

しまった。
せっかく MINI に興味を持ってくれた若人にそんなネガティヴな話をして、どうする?
もっと前向きなことを話すべきではないのか、人生の先輩として。

いや、それは都内での話で。高速に乗れば、12Km/Lくらいは伸びますよ~

そうなんですか、安心しました わーい(嬉しい顔)

まだ学生であろうか?
それとも、駆け出しの社会人か?
なんにせよ、そんなにはお金が自由になる環境ではなさそうだ。
いや、クルマにお使えるお金は限られている、ということかもしれない。

いいなぁ、MINI 。でも、高いんですよねぇ ... 失恋

高い?
そうかもしてない。
でも、カメナシくん。
隣で微笑むアヤヤのためにも、このクルマを試してみる価値はあるぞ。
クルマで人生は変わらないかもしれないけれど、クルマで愛は変わるかもしれない。
この小さなクルマで、二人の想い出に彩りを添えてみては、どうだい?
世界No.2の自動車企業がシナリオする db やイストでは味わえぬ感動が、
このクルマにはあるのだから ...

高いかもしれないけれど、お金では手に入らぬものもありますから ほっとした顔

なんですか、それ?

つまり、こういうことだ。
帝国ホテルの駐車場でロールスロイスの隣に停められる、(数少ない)コンパクトカー。
昭和の長屋が朽ちかける下町でも、平成のデザイナーズビルが建ち並ぶ山の手でも、
違和感のない存在、そのもの。
時速20kmでも、時速200km(試したことはないが)でも、変わらぬドライバビリティ。
所有する喜び、愛でる悦び、駆け抜ける歓び。
MINI の持つ多様な世界観が、井戸の中の蛙の眼を開く、ってわけで。
しかし、そんな抽象的な話をしても始まらない。

楽しさ、でしょうか。

なるほど。ますます、乗ってみたくなりました 揺れるハート


爽やかな笑顔を残して立ち去っていったカメナシくんとアヤヤを見送りながら、僕は思った。
MINI に乗るあの二人、絵になるよ、きっと。

まだまだ、あるの。入るよねっ ボケーっとした顔

余韻に酔う僕を現実に引き戻したのは、両手に大荷物を抱えた妻である。
その荷物、入る、であろうか。
後席を倒せば ...
そうだ、MINI は。

合理的なヨーロッパが産んだ、道理にかなったハッチバックなんだから 冷や汗2
Posted at 2007/08/18 16:37:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年07月30日 イイね!

SHAKE MINI !

SHAKE MINI ! シェイクシェイクブギーな MINI だから、
 特に工夫しなくともハレルヤな写真が
 撮れてしまうのだけれど。
 僕の場合、斜め後方から狙ったショット
 好きだったりする。
 大地を踏ん張るリアタイヤを強調し、
 量感あるヒップラインと
 流れるフロントラインを対比させる。

クルマを語るフロントマスクよりも語るに足りないテールエンドを好むのは、単に僕が。
尻フェチである
ことに一番の理由があるを否定はしないけれど、案外とこの構図。
(クルマを撮る時の)黄金比のようにも思う。

愛するクルマを絵に収めた時、何か足らないと感じる、躍動感。
駆け抜ける歓びを停車するクルマに求めてしまうから、そう感じてしまうわけで。
ハンドルを握り、アクセルを踏んだ時の、手に足に覚えた感動を切り抜くためには、
走る姿にレンズを向けなくては、始まらない。
けれども、問題は。
ドライバーも、カメラマンも、同じ人間ということだ。
この姿を撮って欲しいと思うドライバー心理と、
こういう姿を撮りたいと思うカメラマン原理が、
自分という同一人物に宿る以上、どちらかを誰かに交代するわけにもいかず。
永遠のジレンマは、ライカを手にしたところで解決する問題ではない。

獲物に飛びかかろうとする、直前の。
チーターみたいな躍動感を、停車しているクルマに与えることはできないものだろうか。


物体が移動しようとする姿は、移動する姿に次いで、美しい。
力を蓄える筋肉とそれを解き放つための集中力とがバランスする緊張感、
動と静のコントラストが織り成す脈動感は、
これから始まるストーリィを予感させるから美しい、のだと思う。

だから、先は見えない方がいい。
過去に縛られてしまいそうな後ろも、いらない。
進んできた道よりも進む道に未来はあるのだから、
その先に何があるのかわからないようなそんな絵に、躍動感を求めてみたりする。

右へと折れる曲がり角の手前に佇む、MINI 。
真っ直ぐに伸びる江戸瓦の塀は約束された未来へと続く道。
陽気な MINI の進むべき道は、フレィムの外にある。

シェイクシェイクブギーな胸騒ぎ、を期待して 冷や汗2
Posted at 2007/07/30 16:09:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年07月19日 イイね!

加齢なるMINI、三たび

加齢なるMINI、三たび 性懲りもなくまた来てしまった
 加齢なる一族の、華麗なる宴。
 その三度目の夜が提供した時間の密度は
 N700系新幹線で行く、新大阪2時間25分の
 旅よりも遙かに濃密で快適であった ...
 いや、僕はまだN700系には乗ったことが
 ないのだから強くは断言できないけれど、
 終わってみれば博多にだって辿り着ける
 4時間が過ぎ去っていた、というのは。
エアロ・ダブルウィングで武装し、2.6km/h/sもの起動加速度を誇り、
線形の悪い東海道全区間における実にその2/3で270Km/hの巡航速度を実現した、
Central(及び、West)Japan Railway Company の技術の結晶であっても成し得ない
時の構成だった、と思うのである。

それは華麗なる宴が催された日本橋の居酒屋が、N700系グリーン車のように
クラスJ並に快適とされるシンクロナイズド・コンフォートシートを備えているわけでも、
オヤジのコスプレ魂を刺激するキャビン・アテンダントがあてがわれているわけでもない
のだから純粋に、加齢なる一族が創り出した時の空間である。

MINI に乗る加齢集団
で、一致する共通の価値観は回生ブレーキを持ってしても止めることが難しい領域にまで
加速されてしまい、もはや、文面に書き残すこともままならない。
大災害における報道メディアのあり方からミラーマン植草の深層心理を体現した気持ちに至る
話題の乱高下は、歩む人生の裏付けがあってのことだから
軽妙な口調の陰に重厚な哲学が隠れていたりもする。
うっかり聞き流してしまうと夜も眠れにほど悔しかったりするが故に、
アルコールの過給圧を得て激走するオヤジを誰か、止めてくれないか?
下戸な僕は末席でそう願ったりした、蛎殻町の夜。
そして聞いた、場末の独り言。

睡眠時無呼吸症候群が ... 眠い(睡眠)

次の一杯を思いとどませるブレンボ級の制動装置が、Sleep Apnea Syndrome だなんて。
歯周病を治せばおネエちゃんとキスもできるけれど、
睡眠時無呼吸症候群を患ってしまっては一夜を共にすることはできない、と。
目で訴える、加齢族の、殺し文句。

気道の確保は何よりも大切だ、と。またひとつ大人の社会を学んだ夜、でもあった 冷や汗2
Posted at 2007/07/20 16:09:44 | コメント(5) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年06月01日 イイね!

顔のない月

顔のない月 ワイパーブレードの交換でディラーを訪れた時のこと、
 展示されるは新しい New MINI であり、
 旧い New MINI に乗る者としてはいつものように
 重箱の隅をつつきながらその車両を検分するわけで、
 アイコン化されたセンターメーターやトグルスィッチに
 MINI らしい正常進化を肯定しながらも、なんだろう?
 どうにも気になるのがやはり。
 フロントセクション、なのだ。
 顔が命
 とかつて僕は書いた、けれど。
 それは MINI と他のクルマとの比較であり、
 MINI 同士ではまた違った想いを抱いてしまう。

つり目なヘッドランプとそれに呼応するフロントグリルで構成される威圧的な顔が、
画一的に氾濫する現代のクルマ社会において、
独立した丸目とへの字に口を開けた顔付きは、MINI を MINI たらんとする大切な識別子。
ADO 15 mini から受け継ぐ微笑ましき伝統は新しい MINI も立派に存在し、
一族の一員であるのは間違いはないと、そんな心得顔をしてはいるのだが。
その顔、思案顔のようにも感じるのは僕がまだ、
新しいメィクに慣れていないせいなのだろうか。

まるで、総論賛成、各論反対。のような、新しい New MINI の顔。
斜視矯正手術を受ける前の天才ディレクター、
某テリー伊藤氏のようなロンパリな目付きを好きになれるかどうか、が。
R56 MINI を買うかどうかの分かれ目になるような予感を抱きつつ、R53 MINI の前に立てば。

端正、だ 揺れるハート

手の込んだ豊かなプレスラインが生み出す光の陰影は旧い New MINI の艶気であり、
新しい New MINI に足りない外見上の知性なのかもしれない。
思い起こせば Rover mini に乗る僕が趣旨を改めたのは、
路上に停まる BMW MINI の、
このフロントマスクが醸し出す独特のクールビュゥティにあったわけで、それは
今でも変わらぬ事実なのである。

だから、思いも複雑だ。
新しく心臓部に宿ったバイエルンの知恵と足腰を掌るアウトバーンの英知、そして。
これから展開されるであろう、ヨーロッパの夢空間を飾る観音開きのティルゲィト。
(新しい MINI に)乗り換えたいような、(旧い MINI を)乗り続けたいような。

許婚とメイドとの間で揺れ動く心、のようなものだね 冷や汗2
Posted at 2007/06/01 16:16:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | new mini | クルマ

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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BMW が Rover を買収してから7年後の2001年、似て非なるミニが誕生するわけで ...

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