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かめい堂のブログ一覧

2008年02月08日 イイね!

Roundabout / Yes



お友達の fragile さんに捧げしイエス、なんである。
'70年代のプログレ世界においてこのバンドほど、プログレッシヴな連中はいなかった!
と言えるほどそのサウンドは、空前絶後にして変幻自在、前衛的にしてメロディアス。

変調、変則なるリズムをベースに、ジャンルを超越した多様なフレーズがオーバーラップする
YES Sound は、この曲がオープニングナンバーを務めたアルバム Fragile / こわれもの
加速し始め、続く Close to the Edge / 危機 で、完成の域に達する。
そのサウンドを支えるのは、メンバー各位の卓越したテクニックと創造性がもたらす緊張感であり、
だからこの時代のイエスは最も輝いていた、と思うのである。

ジャズ、クラシック、カントリー、スパニッシュ、と。
多彩な様式をこなすが、いわゆるロックなフレーズは頑なに拒んだスティーヴ・ハウの、ギター。
城壁のように自分の周りをキーボードで囲み
交響楽団の各パートをたった一人で再現したリック・ウェイクマンの、キーボード。
堅い音質でたたみかけるクリス・スクワイアのベースと、
引き締まったスネアが特徴的なビル・ブラフォードのドラムによる、高度なリズムセクション。
強烈な個性の集団を、まるで指揮者のように取りまとめるジョン・アンダーソンの
神秘的に澄んだヴォーカル。
それら、総てが。
緻密に積み重ねられ、一分の隙もない音楽へと気化する、YES シンフォニー。

映像は、'73年頃のツアーから。
脱退したビル・ブラッフォード(は、キングクリムゾンへ)の代わりに、
プラスティック・オノ・バンドから呼ばれたアラン・ホワイトがドラムを務める、Roundabout

プログレ、ここにあり! ですね ほっとした顔
Posted at 2008/02/08 15:43:24 | コメント(5) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2008年02月07日 イイね!

Karn Evil 9 1st Impression / Emerson Lake & Palmer



この時代、洋楽につけられた邦題にはキレがある。
なんたって、悪の教典 #9 第一印象 だもの。

Karn Evil 9 とは、邪悪なカルナ?

Karn は Carnival を示唆するという噂もあったけれど、なんにせよ、教典と訳したところが
プログレ全盛時代の成せる業、である。
さらには。
この曲が収められていたアルバムタイトルも素晴らしかった。
恐怖の頭脳改革(Brain Salad Surgery)
ジャケットデザインはエイリアンの、H.R.ギーガー。
プレス機に挟まれた頭蓋骨が不気味なあのレコードは、遊星からの物体X のような緊張感を持って
聴く者の意表を突く。
攻撃的で情緒的で、へヴィメタルでジャジーで、女神でメドゥーサで。

'74年のカリフォルニアジャムから、とされるこの映像。
キーボードを自在に操るキース・エマーソン、カントリーシンガーのようなグレッグ・レイク。
そして。
驚きのドラミングを披露する、カール・パーマー。(後半のドラムソロは必見!)
ギタリストのいないロックトリオがこんなにもエキサイティングだった、とは。

恐るべし、ELP 冷や汗2
Posted at 2008/02/07 16:44:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2008年02月05日 イイね!

RED / King Crimson



猫の脚、鉄の鉤爪
神経外科医が絶叫する、延々と
偏執病の毒に塗れた門戸
21世紀の精神異常者


Twenty First Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)を初めて聴いた時の、
驚愕というか、衝撃というか、暴発というか、なんと表現していいやらわからないくらいの
ショックは確かに、あった。
ツェッペリンとも、パープルとも、ビートルズとも異なる、新時代のロック。
高度に研ぎ澄まされた音の洪水は難解な歌詞と共に耳に迫り、
鉛のように重いか、アウトバーンのように速いか、でギタリストを判断していた70年代の
ロック小僧を困惑させたのであり。

あぁ、これが。プログレッシヴ・ロックなのねぇ~ ふらふら

そのバンド、キング・クリムゾン。
歴史は案外、長い。
1969年のデビューであり、いま現在も、バンドとしては存続する(らしい)から、
そろそろ40年になろうかという、ストーンズの次くらいに息の長いバンドでもある。
もっともメンバーの脱退(及び、再加入)は激しく、同じバンド名を名乗ってていいの?
少々、疑問ではあったりするけれど。

結成時より現在に至るまで一貫して中心に居座る、男。
暴力的なパワーを知的なリフレインでオブラートするギタリスト、ロバート・フィリップ。
哲学者のような風貌がもはや悟りの域に達しているようでもあり、
彼の存在こそがキング・クリムゾンなんだ、と。
この、'95年頃のライブアクトで感じるのである。

にしても、エイドリアン・ブリュー。
見た目はアルシンド(元、鹿島アントラーズ)でも、このギタープレイ。

凄いテクニックですねぇ るんるん
Posted at 2008/02/05 16:46:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2007年12月24日 イイね!

Cause We've Ended as Lovers / Jeff Beck



ブルースギターを探求し続けた、エリック・クラプトン
オルタナティブなロック世界を創造し続けた、ジミー・ペイジ
残る、もう一人。
ジェフ・ベックのやりたかったことは、なんだったのだろう?

ヤードバーズに端を発した3人の、ギタリスト。
時を違えて、或いは、時を共にして。
同じグループに属していたとは信じられないくらいに個性の異なる、クラプトン、ベック、ペイジ。
偶然が呼んだ必然は、ヤードバーズ以降のブリティッシュ・ロック・シーンを革命的に発展させた。
のだと、僕は思う。

いったいぜんたい、どういう時代だったのか 冷や汗2

Geoffery Arnold "Jeff" Beck
ロックギタリストには2種類しかいない、ベックとベック以外だ
ポール・ロジャースをして、そう言わしめたジェフ・ベックは一切の妥協を許さない、
恐ろしいほどにストィックなギタリストだから、メンバーの固定化を図ることはできず、結局
誰も付いて行くことのできない(?)孤高のギタリストとして、今に至る。

僕にとってのジェフ・ベックは、'75年に発表されたアルバム Blow by Blow からだった。
全ての曲がインスツゥルメンタルで構成されたこのアルバムで初めて、
ジェフ・ベックのギターに震撼し、畏敬の念を抱いたのであって。

スティービー・ワンダーがベックのために書き下ろした、Cause We've Ended as Lovers 。
歌がなくても情景が思い浮かぶ、ベックの感情豊かなギターワーク。
邦題は、哀しみの恋人達。

クリスマス・イヴの今日、しっとりと聴いてみてはいかがでしょう クリスマス
Posted at 2007/12/24 16:45:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2007年12月22日 イイね!

Crossroads / Cream



ギター(ERIC CLAPTON)、ベース(JACK BRUCE)、ドラム(GINGER BAKER)
必要最低限のユニットが火花を散らす、'68年頃のライブ・ステージ。
この緊張感はまるでもう、ジャズのようでもあり。
基本はブルースロックなんだと思うけれど、ライヴにおける
三者三様のテクニックを駆使したアドリブの闘いはロックの枠を超えているのではないだろうか?

近頃では単なる歌うおじさんと化しているエリック・クラプトンではあれど、40年前の、
このスーパープレイを見れば。
ギターの神様であることに、疑問の余地なし。
加えて、ジャック・ブルースのベースライン。

いつ聴いても刺激的なり ふらふら
Posted at 2007/12/23 20:04:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ

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東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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