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かめい堂のブログ一覧

2007年12月19日 イイね!

I'm Losing You / the Faces



恐らくは。
英国放送協会(BBC)の、なんらかの番組の収録風景と思われる、このステージ。
詳細なデータが記載されていないのでよくはわからないけれど、
山内テツがベーシストではないところからすると、'71 ~ '72年頃だろうか?
成功の階段を登り始めたバンドの勢いが感じられる、7分少々のパフォーマンス。
何度、見ても。

かっこいいぞぉ るんるん

ジェフ・ベック・グループ時代からのステージレパートリィだった、I'm Losing You 。
元々はテンプテーションズのソウルフルなナンバーなんだけど、シャウトするロッドの
ハスキーヴォイスが似合いすぎて、フェイセズのオリジナルナンバーのようでもある。
キース・ムーン(the who)の正当なる後継者と言われたケニー・ジョーンズの
バスの効いたドラムソロが終わりそうなタイミングを計る、
赤いベルボトムが70年代のロン・ウッドが可愛らしい、痛快なるライブアクト。

ロックシンガーだった頃の、ロッド・スチュワート。
キース・リチャーズの弟分になる以前の、ロン・ウッド。
実に。いい男、なのである。

その昔、ロッドとロンの見分けができなかった僕ではあったけど 冷や汗2
Posted at 2007/12/22 10:36:49 | コメント(2) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2007年12月10日 イイね!

You Tube 独り祭り

You Tube 独り祭り パンドラの箱を開けてしまった ... ボケーっとした顔

 これでも僕は、一組織の基幹ネットワークを
 維持管理するシステムエンジニアである。
 だから全世界との接点であるポートを監視し
 出口を堅め、入口を絞り、
 情報の流出と流入に神経を尖らせる毎日が
 理想的とされる。従って、一応は
 ファイル共有サービスはダメですよぉ~!
 なんて啓蒙活動をしているけれど、でも。
 ネットワークとはそもそも

共有する文化では、なかったか!

遠く離れたあの方や、かの方に。
こんなことがありましたと知らせたい、そんなことがあったのかと教えて欲しい。
人間が持つ根本的な要求、知的探求心を満足させる電網が世界中に張り巡らされる今だから、
セキュリティの名の下で、流通する、すべき情報に範囲を定めるなんて、
どうにも本末転倒であるような気がする。
東西冷戦時代の米国に生まれた国防ネットワーク(APPANET)を前身に持つとはいえ、
学術研究機関を中心に民需転換を図ってきたインターネットであるからして、
情報制限の元に運営される現在のネットワークシステムはどこか、おかしい。
抑圧された社会にこそ、自由は尊いのだから ...

You Tube を見ようではないか 冷や汗2

ネットワークの基本であるシェアードな文化意識が促進した映像の共有化は、
既得権を主張する従来型メディアに対する、大いなる挑戦状なのかもしれないけれど。
定められた時間割に従って送り放すだけのブロードキャスティングに馴らされてしまった
昭和の人間には、番組を探す手間が少しばかり高い敷居であったりもする。
でも僕は、出逢ってしまったのだ。
動く。Faces に。

あぁ、なんたることでしょう げっそり

炸裂するケニー・ジョーンズ、躍動するロン・ウッド、熱唱するロッド・スチュアート。
こんなにエキサイティングなフェイセズを今まで、見たことがない。
ケーブルTVも、衛星放送も、コンピュータネットワークもなかった、'70年前半。
第一期ジェフベック・グループを脱退したロッドとロンが仲良く参加したバンドが、
どんなパフォーマンスを見せていたのか? を。
音楽専科やミュージックライフの誌面から読んで知るしかなかった僕だから、偶然に発見した
この I'm Losing You の Bootleg は衝撃的に、過ぎたのである。
最盛期のフェイセズ、陽気なロックンロール、漲る70年代の空気感。

カッコいい、良すぎるぅ~ 目がハート

フェイセズの映像があるならば、他のグループもあるのだろうか?
擦り切れるほど聴いたアナログ盤の、その頃の映像を求めてタイプするキーワード。
King Crimson, Yes, ELP, Pink Floyd, Cream, Deep Purple, Led Zeppelin, Grand Funk, ...
なんと、なんと。
オンデマンドしたいアーティストは全て存在しているし、おまけに。
Uriah Heep, Wishbone Ash, Bachman Turner Overdrive, Marshall Tucker Band なんて、
忘れ去られたバンドの映像もあったりして。
これはもう、システムエンジニアの道義よりロック魂の正義が、上を行く。

You Tube が My Tube になってしまった近頃、なのである ふらふら
Posted at 2007/12/17 16:43:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2007年01月27日 イイね!

Grand Funk Railroad

Grand Funk Railroad 幼い頃から鉄の男だった僕は Railroad
 鉄道を意味する英単語であると知っていたし、
 特急車両のヘッドに付くJNR マークが
 日本国有鉄道 Japanese National Railways
 略であることも理解していた。
 だからロック雑誌の中に、GFR の三文字を
 読み取った時、どこか遠い国の鉄道だ!と。
 そう思っていた Grand Funk Railroad が実は
 アメリカンロックの真髄だと気付いたのは、
We're an American band がラヂオから流れる70年代初頭、中学の頃だったのである。
ひろひこくんから教わった Doobie Brothers が唯一のアメリカンサウンドであった当時の僕に、
南部とも西海岸とも趣を異にする、西部劇のように派手で豪快で単純なグランド・ファンクの音は
問答無用のカッコ良さが満ち溢れていたわけで、
ツェッペリンの凝縮感にパープルの疾走感を加えドゥービーズの明朗さでオブラートしたような、
例えて言うなら、フェラーリ 330P4 と激闘するフォード GT40 のようなロックだったのである。

その Grand Funk Railroad 、実は Grand Trunk Western Railroad なる、
ホンモノの鉄道会社からインスパイアされたバンド名だったりするのだから、
どこか遠い国の鉄道を連想した昔の僕はやっぱり、てっちゃんだったのだと思う。

蛇足ながら、Grand Trunk 鉄道はカナダ国有鉄道のアメリカ支社で、
ミシガン、イリノイ、オハイオあたりの穀倉地帯を貫く路線を保有する。
五大湖周辺とはいえ全米の地図を考えれば Eastern な鉄道とも思われるけれど、
ボストン~ニューヨーク~フィラデルフィアを結ぶ花形路線、北東回廊に対しての
Western ということなのだろうか?


情熱の、アメリカンバンド
American Band から始まった僕の GFR は過去の名曲に出逢うことで、一気に加速する。
その筆頭はなんといっても、Heartbreaker だ。
失恋のなんたるかを知らぬ小僧が、"can't take her" だの、"bringing me down" だのと謳われても
胸が張り裂ける思いは伝わらなかったけれど、そのメロウでブルースな調べに、
愛とは哀しいものなのかもしれないと思ったこの曲は、my favorite songs のひとつである。

輝ける、アメリカンバンド
American Band の翌年、僕の耳に届いた Shinin' On は文字通り、ギラギラしていた。
ジミー・ペイジの、地に沈むように重い鉛のメタルサウンドとは違った、
マーク・ファーナーのメタル・ギター。それは日の光を浴びてキラキラと光る、
アルミニウムのような軽快感と鋭利さをもってイントロを印象づける、素晴らしいリフだ。
この曲におけるマークのギターは、レッチリのフルシアンテに近い、だろうか?

哀愁の、アメリカンバンド
Closer To Home 、初期の名作であるこの曲が僕の頭の中を駆け回るようになったのは、
意外にも、グランドファンクが解散してからだった。
自分の給料で食べるようになった社会人の僕は、もうハードロックなんて ...
0時を過ぎた夜、彼女を送り届けた帰り道の CR-X 、FEN から流れた、Closer To Home
"I'm your captain" になりたかった、心に染みるブルース。
青春とは儚きものなり ...

暴走列車、グランド・ファンク・レイルロード
ある日突然、亡霊のように蘇った、記憶の中のグランドファンク。
CDとして持っている唯一の Grand Funk 、Caught In The Act
1975年のワールドツアーを記録した珠玉の一枚が、ドア・ポケットに収まっている。
MINI の、直立するフロント・ウィンドゥから入力される東京の景色と、
70年代の、歴史に残る名演が織り成す矛盾した緊張感は、ツェッペリンとは異なるエクスタシーで
僕を包み込むのであって、一瞬、頭がふらつくほど危険な状況になったりする。
さすがは暴走列車たる、グランド・ファンク。

運転中は聴かない方が身のためか 冷や汗2
Posted at 2007/01/27 16:49:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2006年10月05日 イイね!

Led ZeppeLin

Led ZeppeLinターボチャージドなクルマに乗られしロック野郎は
空気を掻き集めるタービンが奏でる金属音に
エディ・ヴァン・ヘイレンを感じるのである。
スーパーチャージドな Coope S に乗る僕は
空気を圧縮するタービンが叫ぶ濁点のついた長音符に
ジミー・ペイジを想うのである。
レスポールの、ダブルコイルが拾う甘く力強い弦音を
マーシャルアンプで強烈にディストーションした
ジェームス・パトリック・ペイジのギターサウンドは、
過給された空気の助けを借りて回転を積み重ねる Cooper S の
メタルサウンドとシェアする部分は多い、と思うのだ。
だから僕の MINI には、この Led Zeppelin が常備されている。
正しくは、
ボックスとライナーノーツを家に置いた、4枚のCDがドアポケットに収めらている、のである。

レッド・ツェッペリン
ハードロックの王者にして、ヘヴィメタルの開拓者。
しかしその真髄は、ブルースでもあり、プログレッシヴでもあり、ファンクでもある。
ビートルズにも通じるオルタナティヴ、ポスト・ミニマリズムな枠組みのないロックは、
その多様性をもって30年後の今でも、聴く者に驚きを与えるのだ、と思う。
ツェッペリンに限り、懐かしさはない。
あるのは、今、なのだ。

'69年のデビュー作 Led Zeppelin I から、'79年の事実上のラストアルバム In Through the Out Door
に至るまでの、8枚のスタジオ盤からセレクトされた全54曲はそのどれもが新鮮なまでに刺激的だ。
彼らを知る者はもちろん、知らぬ者でも、Disk 1 の、1曲目の、Whole Lotta Love における
実に印象的なリフレインで、ツェッペリンの世界へと引きずり込まれてしまうのだ。

それは、
初めて MINI のスロットルを踏んだ時と同じように、五感を研ぎ澄まさせ、気分を高揚させる。
雄弁ではあるが己を主張するほどに出しゃばらないジミー・ペイジのギターは、
存在を主張するコンプレッサーと金属的なハーモニーを構成しながら、僕の耳に届く。
Dazed And Confused、幻惑されているのだろうか?

もうひとつの楽器と言われたロバート・プラントが、華を添える。
まるで技術者のように寡黙で多才なジョン・ポール・ジョーンズが、安定感を与える。
誰も真似できぬ独特のリズムを刻むジョン・ボーナムが、全体を引き締める。
この、踊りたくとも踊りようのないグルーヴ感は、彼らのものだ。

Led Zeppelin、鉛の飛行船と、BMW MINI 。
ドイツに名前のオリジンを持つイギリスのロックバンドと、イギリスの名前を語るドイツのクルマ。
そのどちらにも。

メタル魂は宿っているのだ、ネ るんるん
Posted at 2006/10/05 16:53:31 | コメント(4) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ
2006年03月12日 イイね!

the Layla Sessions

the Layla Sessionsビートルズを深く聴くようになった頃。
真っ白なジャケットの二枚組 the Beatles、俗に言うホワイト・アルバムに納められた一曲に、どうにも彼ららしくない音があったのです。
むせび泣くギター
While My Guitar Gently Weeps
ジョージ・ハリスンが書いた曲らしいのだけど。
こんなにもギターがうまかったか?
うまいわけだったのです。
だって、ジョージは弾いていなかったのですから 冷や汗
哀しげで、官能的な、まるで歌っているかのような、あのリードギターは。
エリック・クラプトンのスローハンドが奏でた、音だったのです。

Eric Patrick Clapton
泣く子も黙る、ギターの神様。
ジェフ・ベックやジミー・ペイジと並び、三大ギタリストの異名も持つイギリス人。
Yardbirds で鮮烈的デビューを果たし、
John Mayall の元でブルースを学び、
Cream で才能を開花し、
Blind Faith に至って進むべき道を見失った、
あのクラプトンがジョージの親友だった、とは!
おまけに、その親友の奥さんに恋していた、とは!

Layla
親友たるジョージの愛妻パティに贈った、強烈なるラブソング。
というか、堂々の不倫宣言、であるこの曲は。
天才スティーヴ・ウインウッドとの方向性の違いからブラインド・フェイスを去り、
かねてから求めていたブルースを探しに大西洋を渡った先、
アメリカで出会った一人のギタリストとのセッションから生まれたのでした。
神を驚愕させたその男、Duane "Flying Dog" Allman
独自のボトルネック奏法を持つ南部の男は、迷える神に進むべき道を教えてくれたのです。
愛しのレイラにおける、スリリングなギターワーク。
クラプトンだけでは創造し得なかった(だろう)、この神がかり的なプレイは。
デュアン・オールマンとのインプロヴィゼーションを繰り返した結果、なのだと思います。
そう思わせる当時の記憶が、この Layla Sessions に収められているというわけです。

DEREK & THE DOMINOS
クラプトンが作ったバンドでありながら、唯一のスタジオ盤として発表されたアルバム Leyla
その発売 20周年を記念して改めて世に出た、CD 3枚組みのボックス・セット the Layla Sessions
Disk 2、Disk 3 に収録されるデモ演奏や未完成テイクには、
まだ20代でありながらギターの神様と謳わてしまったクラプトンの戸惑い、
ギタリストとして進むべき道への迷い、
親友の妻を愛してしまった苦悩などが、
痛いほどに伝わってくるような気がします。

But I like a fool, I'm still in love with you
Turning my whole life upside down
でも俺はバカみたいに、まだ君に恋して
人生も何もかも、無茶苦茶にしようとしている


クラプトンのメッセージを聞いたジョージは、何を思っただろうか?
いや、もう全てがわかっていたのかもしれない。

I don't Know why
Nobody told you
How to unfold your love
僕は分からない、
どうして誰も君に教えてくれなかったのか?
愛を解き放つ方法を


Leyla の2年も前に書いた While My Guitar Gently Weeps で、そう歌っていたのだから。
Posted at 2006/03/12 16:29:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | Rock | 音楽/映画/テレビ

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東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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