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かめい堂のブログ一覧

2007年07月22日 イイね!

動物カメラマンの限界

動物カメラマンの限界 やっぱデジイチ、ですよねっ ウィンク

 その一言が説得力を持つには、わけがある。
 温泉カメラマン改め、
 動物カメラマンへの道を歩み始めた僕の、
 心中を代弁する言葉であったからだ。
 (例え犬であっても)新しい家族の
 一日一日と成長する姿を確実な記憶として
 留めておきたい親心。だが、しかし ...

満足のいく一枚は未だ、切り取れていない 冷や汗2

今年3月より始まった犬の居る生活は既に、1,000枚弱の Jpeg 画像を数えるけれど、
A3に引き延ばし、額に飾りたいような写真は一枚も、ないのであって。
単に腕の問題ではあるが、腕がないから余計に道具への依存度も高かったりする。
弘法は筆を選ぶ。の僕だけに、記憶に残したい写真をCCDに焼き付けられない理由は、
我が相棒の、独特の成り立ちがそうさせるのだ、と言い訳している始末。

温泉ライターの、意あって力足らずなテキストに臨場感を加える写真は、例えば
晩夏の法師晩秋の栃尾又初冬の四万など、
もぐり、はだか、暗がり、という三重苦の中、漂う空気感までをも捉えられるわけで、
F値 2.4 + 28mm広角を唯一の武器とする GR Digital の底力は、並ではない。

見たままの景色を見たままに記録する、
ただその一点だけに徹した単焦点、広角レンズは愚直なまでに頑固だから、
湯船で感じる空気を記憶する道具としては最高だ、と思う。
でも、収める対象が動く物となると、話は別なのである。

盗撮する温泉とはまた違った困難が待ち受ける、犬という被写体。
自由意志を持つ彼らは、撮影者が考える構図に収まり続けてくれるとは限らない。
背景を選び、ピントを合わせ、シャッターを開けるまでの一連の動作は彼らにとって、
飼い主が用意した新しいお遊びに過ぎないのであり、
ご褒美のおやつを駆使しても試行錯誤している余裕はないのである。
落ち着きのない我が家のジジは、特に。

愛犬家であれば誰しも野原を駆け回る、生き生きとした姿を絵にしたいと願う。
走るために生まれてきたようなサイトハウンドの飼い主であれば、
余計にその想いは強いのではなかろうか。
水元公園で出会ったイタグレの飼い主さん達が口々にデジイチと発していたのは、
イタグレの走る能力がコンパクトカメラの写す能力の想定外にあるからなのだ、と思う。
スプリントしたイタグレの驚異的な速さはファインダーで追従できるレヴェルのものではなく、
ある程度距離を置いた位置から望遠で狙う必要がありそうだ。
となると ...
単焦点の GR Digital には、荷が重いのも事実。

かくして、動物カメラマンの挑戦は始まった(のか?)
Posted at 2007/07/27 15:30:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | Camera Life | 趣味
2007年01月19日 イイね!

温泉カメラマンの味方

温泉カメラマンの味方  抑制する心とは儚いものだと、
  CD 10枚分の重みを加えたメッセンジャーバッグが
  僕の背中に訴えかける。
  軽くなった財布の言い訳はどうするんだ?
  まぁ、それはそれとして ...
  穏やかな冬晴れの夜、縦横無尽に駐停車を繰り返す
  タクシーの群れを縫うように、銀座を後にする。
  目指すは、秋葉原。
  その日の朝、せわしない時間に追いかけられながら
  身支度をする僕に妻が渡してくれたのは、もちろん
  愛妻弁当などと気の利いたものではなく、
  ヨドバシカメラのポイントカードであった。

DSのゲームを2本、買ってきてぇ~ 目がハート

鬼嫁の鬼の経済学によれば、夫婦で分かち合うものは家計から支払われるのよ、と。
それ自体は誠に結構な理論なのだが、例えばDSのソフトのように。
僕は欲しくなくても鬼嫁が欲しいと考えたものが夫婦のもの、と分類されるのは何故だろう。
理不尽な世の中は今に始まったこっちゃないが、日本男児の行く末が心配される
今日この頃であるけれど。


つくばエクスプレスの開通とほぼ同時にオープンした Yodobashi-Akiba 。
延べ面積 63,000㎡ 超の売り場を誇示するアキバの新しい顔は、電子立国ニッポンの縮図だ。
Intel製の最新プロセッサから海洋堂の予約制フィギュアに至るまで、
ネギを背負った鴨を待ち受ける品揃えには、デバイスオタクもイチコロなのである。

おぉ、この三脚 ... 揺れるハート

gorillapod、米国製。
タコのように柔軟な脚を持つ、小型の三脚。
自在に曲がるフレキシブルな3本の脚をパイプや手すりに絡ませた姿が、
枝を握るゴリラの手を連想させたことから、名付けられたゴリラポッド。
カメラ雑誌で読んだユニークなデザインと機能に心惹かれていたその小さな三脚が今、
ここにあるなんて。

これこそ温泉カメラマンの、味方? いい気分(温泉)

サンプル品を触りながら、気持ちは買う方向に固まったが。
ひとつ心配な面も見受けられた。
しなやかな脚は、200gを越す GR Digital を支えられるのだろうか?

店員に断りを入れ手持ちの GR を装着してみると思いの外、三脚は機能するようである。
ただ、シャッター押下時の指先トルクに耐えられるほど剛性は高くない。
当然と言えば当然なのだが、これでは手ブレ必須、三脚なのに ...

そうか、ケーブルスィッチだ exclamation×2

温泉カメラマンかめい堂、さらなる極みを目指す道具は揃った。
後は、温泉へ行くだけだ。
いや、その前に。
カードの請求書が届くまでに、鬼の機嫌を損ねぬ言い訳を考えねば。

戦場カメラマンかめい堂の戦いもまた、始まったばかりなのだ 冷や汗2
Posted at 2007/01/19 16:08:21 | コメント(6) | トラックバック(0) | Camera Life | 趣味
2007年01月13日 イイね!

フォトグラファ、かめい堂

フォトグラファ、かめい堂  写真家フクヤマの作品に触発された僕はさっそく、
  彼の技を引用してみようと外に出る。
  ここは泣く子も黙る六本木、被写体に不足はない。
  モノクロームの世界に酔っていた地上52階建ての、
  森タワーの全景を切り取ってみようぢゃ、ないか。
  昨日までの僕であったなら。
  タワー前の広場にしゃがみ、カメラを縦に構え、
  訪問客を誘うエントランスより天空の美術館まで、
  レンズの両端に収めるだけであった、と思う。
  主役たる森タワーだけをカンバスに描く、
  正攻法ではあるが面白味に欠ける一枚。
  しかし、フォトグラファ福山を知った今日は違う。

フクヤマ的、小道具の利用
それを試してみようと思ったのだ。
小道具は手持ちの、メガネでも、ペンでも、キーでも、いい。
ところがどうして、うまい具合に絵は造れないのであって。
左手に小物、右手にカメラを持ちながら四苦八苦する様は、鬼嫁曰く

あの人とワタクシは、なんの関わりもございませんので がまん顔

というくらいに、滑稽な田舎者だったそうである。
見る人に感銘を与えうる写真というものは、
同行者の軽蔑の眼差しに耐えられる強い気持ちがないと撮れるものではないのだと、
改めて周囲の人々に愛される写真家フクヤマの、天性の才能に感じ入った次第。

無謀であった、か ... 冷や汗2

傷心の思いで後ずさる僕の背中に、なにかが当たる。
鬼嫁の脚にしては、冷たく堅いなにかは、ナンだ?

ママン、だ げっそり

高さ 10m、重さ 11t の巨大な蜘蛛は、フランスの彫刻家、ルイーズ・ブルジョワの作品。
腹に20個もの大理石の卵を抱くこの蜘蛛が、なぜ、六本木ヒルズにいるのか?
株式会社森ビルの社長の趣味とも聞くがとにかく、このオブジェを使うってのは、どうだろう。

赤子を抱える母が神経質になるのは虫の世界とて、同じこと。
ママンが卵を投げつけないよう祈りつつ。
8本の足の中に入った僕は彼女の腹越しに、天上界を見上げる。

これをシュールな空間と言うのか?
手を伸ばせば届きそうな森タワーも、登ることを許さないとばかりにママンが遮る。
まるでカンダタのように地の底から見上げるこの構図は、芥川龍之介が頭に描く蜘蛛の糸だろうか。

見て感じたままを写そうとレリースボタンを押すが、感じた空気までは捉えられない。
素人カメラマンの限界は予想通り、浅いところにある。
フォトグラファかめい堂。

まだまだ、勉強は続くのである 考えてる顔
Posted at 2007/01/13 16:39:50 | コメント(5) | トラックバック(0) | Camera Life | 趣味
2007年01月13日 イイね!

f5.6 のハロー

f5.6 のハロー  アーティストとしての彼は
  桜坂で十分な僕だけれど、
  フォトグラファとしての彼には
  少々興味のある、福山雅治
  地面に映る影や、鏡の反射を利用した
  モノクロームのセルフポートレイトに、
  カメラマン福山のセンスを感じた僕は
  鏡を利用した肖像写真撮影を真似たことが
  あるのだけれど ...

結果は惨憺たるものだった。
被写体の完成度、すなわち顔の出来が違うことはさておいても、なにかが違う。
一枚の絵の中における余白と自分のバランス、合わすべき焦点位置、そして。
彼独特の両目を生かす構図は、ファインダーを見ながらのシャッター押下ではないわけで
これは、事前の準備が確かでないと成り立たない種類の、写真なのであって。

ファインダー越しの絵を見ながらシャッターを押せない
それは素人カメラマンにとって勇気の要る行動であるのになぜ、
シンガーソングライター福山雅治は、あのように素晴らしい絵を切り取れるのだろう?

そうか、道具か。
彼の手に収まるカメラ。
麗しの、ライカではないか!

その LEICA M4 が今、僕の目の前にある。
六本木ヒルズ森タワー 52F、森アーツセンターギャラリー
福山雅治 - PHOTO STAGE - 記憶の箱庭

ガラスケースの中に展示されるフォトグラファ福山のライカ。
フクヤマと共に世界20ヶ国を飛び回り、2万点にも及ぶ絵を収めてきた戦友は、
地上250mの暗闇の中でスポットライトを浴び、少しばかり気恥ずかし気ではあれど、
使い込まれたプロの道具が放つ孤高の存在感を持って僕に訴えかける。

う~ん、素晴らしい ほっとした顔

ちょっとぉ、いつまで見てんのぉ~ ぷっくっくな顔

工業製品に畏敬の念を抱くのは、少年の心を持った中年オヤジだけなのか。
家電品の便利さしか理解しない、主婦の掟を持つ鬼嫁が展示ケースの前で固まる僕を即す。
写真機よりも写真でしょっ!、とばかりに。

確かにフォトグラファ福山の撮った写真は、面白くも情緒的だ。
何気ない街角の風景は思いもよらぬ角度で切り取られ、時に小物を用いた巧みな演出を施し、
三次元の遠近法を二次元的に解釈した白と黒の世界に仕上げられる。
旅の記憶とはこんなふうに残せ、とでも言うように。

単に道具の問題ではない。
センスの問題なのだ、やはり。
抱かれたい男ランキングの上位に、常に名を載せる福山雅治が、
写真家としても素晴らしい才能を持っているとは、天は二物以上与えるもの、なのか ...

フォトグラファ福山の才能をいち早く見抜いたのが、本物の、プロの写真家だった事実。
福山雅治自身が師と仰ぐ植田正治の、幾多の傑作も展示される、記憶の箱庭
POPEYE、anan、BRUTUS、そして、BIGI
80年代に消費活動を謳歌した紳士淑女であれば、どこかで見覚えのあるモノクロームの写真。
ひとかたまりの人間を群像として演出し、砂丘に配置した人をオブジェとして捉えた
シュールレアリスムな空間は、英国のデザイン集団ヒプノシスへも影響を与えていまいか?

そんな植田正治を始め、抱かれたい男フクヤマを愛する4人の写真家が撮った福山雅治。
被写体としても完璧なフォトグラファ福山の切り取った90点の世界と共に展示される、
六本木の写真展。
惜しいことに明日、14日で閉幕である。

1/125 のサヨナラ
文化の発信基地としての六本木ヒルズを楽しみ、
旗艦店としての MINI 六本木を冷やかし、
昭和のモダンを麻布十番街に求める、休日。

暖冬の穏やかな一日を過ごすには、もったいないくらいの街なのである。
Posted at 2007/01/13 13:57:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | Camera Life | 趣味
2006年07月28日 イイね!

28mm、単焦点レンズ?

28mm、単焦点レンズ? 切り取る風景など、どこにも見当たらないのに
 シャッターを押したくなる。
 良い写真機というものはそういうものだ。
 手に持ちたいと思う収まりの良いボディに始まり、
 裸眼で見るよりも美しく感じるレンズの明るさを
 経て、人差し指にかかるトルクが心地よい
 シャッターボタンで終結する一連の操作が。
 そうさせるのだ、と思う。

僕は、カメラ小僧ではない。
だから銀塩時代の名機と称される写真機を使ったことはない、のだけど。
それでも良いカメラというものは、見かけた瞬間から、気になる、ものだ。
腕も知識もない僕を引き寄せてしまうオーラは、どこにあるのだろう。
一点の曇りもないレンズを中心に、絵を造ることに徹した、機能的なカタチ。
そこがプロの道具を匂わす、からだろうか。

GR Digital を見た時も、そう思った。
なんの変哲もない無愛想な黒いカメラを見た時に、道具の匂いを感じたのだ。

おぉ、これは、使ってみたい カメラ

でも、プライスタッグに付けられた価格は、そんな気持ちを萎えさせる。
手のひらに収まるコンパクトサイズのカメラに、\79,800
一眼レフも考慮に入れたくなる、ビミョ~な価格帯。
どうせなら、Canon EOS Kiss Digital か? と。

カメラ小僧ではないけれど、デジカメ収集癖がちょっとばかりある僕は、
5年前に買った400万画素の一眼レフ、Olympus E-10 を持ってはいる。
だけどもこれは、大きくて重い、のが問題なのだ。
確かに、ファインダーから覗く視界がそのまま写真となる一眼レフは、素晴らしい。
小さく軽くすることから解放された一眼レフは、レンズも、ボディも、中身も。
腕時計のように精度が高く、柱時計の如くタフネスだ。

闇夜の街灯を頼りに MINI を撮れるほどレンズは明るく、
画素ピッチの大きなCCDはノイズの発生を許すわけもなく、
マグネシウムのボディはぶつけたくらいではビクともしない。
ここぞの一発で威力を発揮するカメラであることに間違いはない。
でもそのスペックが逆に、持ち歩くことを拒んだのである。
バッテリパック付きで1,500グラムという重量は、散歩の相棒としては失格だ。

そこで、手のひらサイズを使うようになった僕は、今の小さなカメラに満足してはいる。
いつでもカバンに待機するコンパクトカメラのおかげで、撮る写真の量は飛躍的に増え、
時の想い出も充実する、楽しきカメラライフを送れるようになったのだし。
でも。
満足感はあっても、道具感はなかったのだ。

小さくて軽いけれど、一眼レフのように道具っぽいデジカメはないのかしら?

そこで、GR Digital なのだ。
マグネシウム合金の強靱なボディに、F値 2.4 の明るく、28mm相当の広角なレンズ。
ズームのできない単焦点カメラ。
空気感さえ描写するために余計なものを排除したこのコンパクトカメラは、同時に、
被写体を上手く捉える腕を必要とする、ようなのだ。

うん、確かに変だ。
出勤途中で撮った MINI の写真は、自分が考えた位置とは違う場所にいる。
10分ほど早起きして、雷門まで行ってきたというのに。
これでは、ブログに使えない。

う~ん、単焦点、広角レンズ。 思いの外、プロの道具、だったのかもしれない 冷や汗2
Posted at 2006/07/28 15:39:27 | コメント(11) | トラックバック(0) | Camera Life | 趣味

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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