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かめい堂のブログ一覧

2007年12月02日 イイね!

昭和アナログ史 その15、スーパートランプ

昭和アナログ史 その15、スーパートランプ ごはんと生卵と味噌汁の用意される卓袱台が
 トーストとベーコンエッグとオレンジジュースの
 セットされるテーブルへと変化したのは、
 免許を取り自分のクルマを手にした頃のこと。
 家族と食べるものだった質素な朝食を
 彼女と頂くお洒落なブレィクファストへと
 昇華させたのは、自分の意志で
 自由に移動できるツールのおかげであり、
 自動車が提供する楽しみのひとつでもあった。

愛する人と一緒にトーストを頬張るためにクルマを飛ばす。
電車で行っては、ダメなのだ。
パブリックなスペースで愛を確かめ合うには、そこに至る道中がパーソナルでなくてはいけない。
そんな男と女の心理を、アメリカは、ヨーロッパは。

知っていたんだなぁ 考えてる顔

自動車の使い方を心得ていた欧米社会は、クルマを取り巻く世界も大人だ。
街道沿いに用意されるフォーマルなレストラン、カジュアルなダイナー、スマートなカフェ。
国道沿いのドライヴインとは違うそんなところへ、昭和の大学生は行きたかった。

そうだ。デニーズだ ファーストフード

すかいらーくでも、ロイヤルホストでもない。
アメリカンなブレィクファストを楽しむには、あの黄色い看板が背景として欲しい。
アンナミラーズではウェイトレスの方が魅力的に過ぎるから、
少し垢抜けないくらいのオレンジ色(当時は確か)の制服が良いのだ。
二人で食べるサニーサイドアップ、ハインツのケチャップが彩る幸せ、ようこそデニーズへ。

Take a look at my girlfriend
She's the only one I got
Not much of a girlfriend
Never seem to get a lot


僕の彼女を見てくれよ
はじめてできた彼女なんだ
あんまりキレイじゃないけれど
高望みしちゃいけないよね


Breakfast In America が流れる車内、デニーズから大学へと向かう、朝の道。
Supertramp が歌う80年代の夜明けはアメリカンポップスのように陽気だったけれど、
実際にはイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドだった、スーパートランプ。
英国人らしいシニカルな歌詞の意味を肌で知るのは、もう少し後のこと。
とりあえず。
Take a look at my girlfriend な昭和の大学生にとって大事なのは、マイカーと。

僕らのアメリカン・ダイナー、ニッポンのデニーズだったのである 冷や汗2
Posted at 2007/12/03 15:20:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | Analog Life | 音楽/映画/テレビ
2007年12月01日 イイね!

昭和アナログ史 その14、カーペンターズ

昭和アナログ史 その14、カーペンターズ 家族写真なる、
 こっ恥ずかしい習慣とは無縁の昭和な時代、
 恋人同士のようにフレィムに収まる兄と妹は
 成熟した文化圏の豊かさを象徴するものであり、
 針を落とした瞬間に広がる音の柔らかさは
 ベトナムと無縁の穏やかさに満ちていたような。
 ビートルズの解散と共に幕を開けた、1970年。
 混沌とする時代を照らし始めた一条の光。
 そこにアメリカを感じた、Carpenters

ラヂオから流れる、ビートルズとは違う声の、ビートルズの曲を聴いたのは確か、
ビートルズの解散が正式に決まり、意気消沈していた頃だったと思う。
Ticket to Ride 、涙の乗車券
歌詞の意味はわからなくても良い曲だと理解できた小学生の僕に、
シャウトするジョンとは異なる、ソフィティスケイトな女性ヴォーカルは妙に、セクシィであった。

この人は、だれ?

今ほどに情報が豊かではなかった昭和の時代、
魂のロックを心のポップスにアレンジする才能豊かなグループの詳細はよくわからず、唯一。
カーペンターズと名乗る、アメリカ出身の兄妹が唄っていると、知れたのであった。
がしかし、ロック小僧への道を歩み始めた僕にとって彼らのサウンドはメロウに過ぎたから、
特にレコードを買うまでは至らなかった、のだけど。

Long ago and oh so far away ... ♪
その翌年であったか、やはり。ラヂオから聞こえた、Superstar 。
少し重苦しく、ちょっと物憂げなこの曲が、僕のハートに灯をつけたのであって。
それもそのはず、もともとはレオン・ラッセルの曲であったのだから。

歩き出したロック小僧が必ず通る、道。
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ
ヤードバーズの歴史をそれぞれに刻んできた、いわゆる三大ギタリスト。
彼らの交友関係を探るロックの道は、枝分かれした先々で素晴らしいミュージシャンを
教えてくれるのだけど、そんな中の一人が、レオン・ラッセルだったのだ。
レオンについては語りたいことがたくさんあるから、また、別の機会にするとして
とにかく、カーペンターズ。

1969年のデビューであるから僕が彼らの存在を知ったのは、1年後ということになる。
Ticket to Ride を皮切りに、We've Only Just Begun、Close to You、,,,
立て続けにビルボードを席巻した彼らの歌を聴かない日はないくらい日常には
カーペンターズが溢れていたから、ちょっと食傷気味になったこともある。
でも、今、思い返すと。

南部の泥臭い感じが素敵なレオン・ラッセルを、
東部13州が似合う都会的な曲へと仕上げたリチャード・カーペンターの才能は並外れているし、
ダミ声が暑苦しくも秀逸なレオン・ラッセルを、
恋を語り合いたくなる曲へと歌い上げたカレン・カーペンターの声も桁外れに素晴らしい。
単なるポップスグループではなかった、と思う。
品行方正なるカーペンターズは、アメリカの良心を表していたのだろうか?

アポロが月に辿り着き、ニクソンショックに経済は翻弄され、サイゴン陥落までは間があった、
1971年。
自衛隊機と民間機が空中衝突し、マクドナルド1号店がオープンし、浅間山荘までは間があった、
昭和46年。
Love & Peace な時代、カーペンターズの歌声は僕の心に深く、刻まれたのかもしれない。
だから時折、ラヂオやTVから流れる彼らの曲を耳にしてしまうと。

昭和が優しい時代だったような錯覚を覚えてしまうのだ 冷や汗2
Posted at 2007/12/01 16:40:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | Analog Life | 音楽/映画/テレビ
2007年04月21日 イイね!

昭和アナログ史 その13、ディープパープル

昭和アナログ史 その13、ディープパープル エアギターなる演目が確立する以前、
 自分はリッチー・ブラックモアだと信じ、
 空想のギターを奏でる少年は僕を含め
 学校には少なからず、存在した。
 左手の5本指はネックを縦横無尽にスライドし、
 右手の親指と人差し指に挟まれたピックは
 目にも止まらぬ速さで弦を弾く。

 どうよ、俺様のハイウェイスターは るんるん

熱狂するオーディエンスを前にプレイは神格化され、
自己陶酔の極致は曲のエンディングと共に、心地良い疲労感を伴って終了する。
頭の中では、のようなイメージなのだけれど。
現実は厳しかった。

本当にリッチーと同じフレーズを弾けるギター野郎からはバカにされ、
真にリッチーを愛するロック野郎には(リッチーに対する)冒涜だ!と蔑まれ、
実に美しい校内のマドンナに至っては冷ややかな笑みすらも頂けずに背を向かれ、
僕らのギター人生は。
まがい物の烙印を押されたまま、あえなく終わってしまったのである。

だから屈折した大人になったわけではないと思うけれど、いつの間にやら。
空想のギタープレイは己の中に封印してしまった、僕たち。
タマネギの薄皮が生長と共に芯を包み込むかのごとく、
少年の心を覆い隠す、歳を重ねる、という行為。
大事なものはその中にある、というのに大人というやつは忘却の彼方だ。

バッカじゃないのぉーーー ボケーっとした顔

UCC BLACK 無糖
TVから流れた旧き良きブリティッシュなフレーズに反応した僕の右手と左手が、
30年余り隔たれた時を確認するように宙を舞った瞬間、
隣でTVを見ていた鬼嫁から投げられた、さげすみの声。
今や市民権を得たはずのエアギターも、我が家においては昭和のままの絵空事。

あぁ、やっぱり僕のギター人生は中途半端だったのね 冷や汗2
Posted at 2007/04/21 16:21:53 | コメント(5) | トラックバック(0) | Analog Life | 音楽/映画/テレビ
2007年01月29日 イイね!

昭和アナログ史 その12、クラフトワーク

昭和アナログ史 その12、クラフトワーク 新車発表会、家具展示会、住宅展示場。
 ショウルームには夢が、ある。
 新しい生活が待っているような、夢が。
 そして、歌もある。
 Showroom Dummies、が。
 鳴ってるのは僕の頭の中だけ、なのか?
 思わず口ずさむ、しょ~る~むだみぃ~

 なに歌ってんのぉーー ぷっくっくな顔

いくつかは、若い。
とはいえ基本的に同世代の鬼嫁は、知らぬふりをするこの曲。
YMOも師と仰ぐドイツのテクノ集団、クラフトワークの最もメジャー(と思われる)な作品。
なんたってTVで流れた曲なのだから、知らないはずはないのだけれど。

まだ生まれないも~ん あっかんべー

ってのは、ちょっと無理がありすぎる、妻の弁。
いや、もしかして。
彼女の家にはテレビがなかったのか?

70年代に登場したギターもベースもドラムも持たない、電子楽器のみで奏でる無機質な音楽を
テレビCMに採用したサントリー。
マニアの間では絶大なる人気があったけれど、一般的には知名度ゼロのこのユニットを
ビジュアルも含めて電波に乗せるなんて、さすがに広告好きの鳥井信治郎さんが起こした
会社だけのことはあるのであって、思わず僕も、シングル盤を買ってしまったクラフトワーク。

初期の名作である Autobahn を持ってはいたけれど、
ふぁんふぁんふぁん、あうとふぁ~んを20分も延々と繰り返される前衛的な曲には、
クリムゾンやフロイドやロキシーを崇める僕でも正直、辛いものがあったわけで。

そんなクラフトワークが、ウヰスキーのコマーシャルソングとなった、70年代の終わり。
来るべきユーロビートへの布石だったのかもしれないと思う、Showroom Dummies
時代は。

急速に動き始めたのだね、きっと 冷や汗2
Posted at 2007/01/30 16:25:40 | コメント(5) | トラックバック(0) | Analog Life | 音楽/映画/テレビ
2006年06月26日 イイね!

昭和アナログ史 その11、チャー

昭和アナログ史 その11、チャーなにわのギター少年 竜之介くん
天才美少女ギタリスト 瑠璃ちゃん
人気の我が家では、というか、僕は、
日曜夜7時のTBSが楽しみなんだけど。
それにしても、6歳の少年と8歳の少女。
憧れのスタァがチャーであることに驚くのである。
SMAPでも、モー娘。でもなくて、なぜに Char?
しかも、この二人。
デビュー曲にして永遠の名曲 Smoky を
ちゃんと弾ける!のだ。
裏打ちビートが印象に残る、実に独創的なフレーズを、生き生きと弾きまくる小学生。

これがサプライズでなくて、何がサプライズなの!
と驚嘆するのは。
僕は高校時代に、この曲を弾いてみたことがあるからだ。

とんでもないギタリストが日本にいたんだよぉ~
バンド仲間のサトウくんから渡されたこのアルバム、1976年に発表されたチャーのデビュー作。
針を落とした瞬間から始まるチャーの世界は、新しかった。
SHININ' YOU SHININ' DAY における乾いたサウンドはウエストコーストであり、
NAVY BLUE における湿ったフレーズは横須賀だ。
そして、Smoky 。

いたのか。ジェフベックが。ニッポンに。

けっこうね、カッティングが独特なんだよね
それは、キース(リチャーズ)よりも?
ん~、まぁ、ちょっと違うけどさ ...

流れるようなギターソロに耳がいってしまう凡人にはわからない、チャーのうまさ。
それは、曲を支えるリズムの切り方にある、と彼は言い放った。
ファンキーでグルーヴなギターワークは、とても日本人とは思えない、とも。

そうなんだ、そんなに凄いんか 冷や汗2

僕の高校では No.1 ギタリストであったサトウくんをして、難しいと言わしめたチャーのギター。
肩にかかる髪の毛と足の短さがチャーにソックリだった彼は、
スモーキーに聞こえる Smoky を奏でてくれたけど。
見よう見まねで弾いてみた僕は、コードを押さえる左手とリズムを切る右手が合わない。
4本の弦で満足するベーシストの僕には、無理な話でもあったのだ。

30年も時が流れた今、6歳の少年と8歳の少女が、その曲をプレイしている、なんて。
昭和の時代では考えられない出来事、だと思うのですよ、実に ふらふら
Posted at 2006/06/26 16:48:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | Analog Life | 音楽/映画/テレビ

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東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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