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かめい堂のブログ一覧

2007年11月30日 イイね!

疾走する犬の生活

疾走する犬の生活 私鉄沿線の脇にひっそりと眠るその公園は
 不思議なことに、土がない。
 いや、樹木が生い茂る花壇には土が埋まって
 いるから正確には、広場に土がない、である。
 アスファルトで舗装されているわけでもなく、
 石畳が敷き詰められているわけでもない、
 その小さな公園を覆うのは、どういうわけか。
 人工芝、なのである。

パターの練習場? ふらふら

目にも鮮やかな人工的にすぎる緑の芝は、この季節には浮いた存在だけれど、
周りを囲む灰色のコンクリートビルと奇妙なコントラストを描いているのは、確かだ。
飛んでイスタンブール♪ な、下町の風景。
でもここは。
区が管理する公立の公園であり、場末のゴルフ練習場ではない。
短くカットされたビニールの葉が姫高麗芝のように密集する公園なんて、どこか変だけど。
そのグリーンは足に柔らかく、引っかかりを持たないフラットな台地なのであり、
走りたい犬にとっては実に、具合の良い場所、である。

もちろん人様のための公園だから、
犬好きと犬嫌いを隔離するためのフェンスもなければ、暴走する犬を引き留める扉もないわけで、
基本的にはリードを離してはいけない場所、である。
でも、他に誰もいなかったら。

ちょっとくらい走らせてみようか 冷や汗2

決まり事を守らない、マナーの悪い飼い主がいることも事実で、
そんな悪い奴らの仲間入りしてしまった自分もどうかと、思う。
思うけれど、楽しそうに走り回る犬のムスメを見ると道徳心もどこかへ消えてしまう、のであり。

眼光鋭い眼差し、緊張感みなぎる両耳、躍る後ろ脚 犬

蓄積するエネルギーが解き放たれるこの一瞬が、美しい。
ダブルサスペンションギャロップなるイタリアン・グレィ・ハウンドの疾走は、優雅ですらある。
880Kgのボディに192psのエンジンを積んだ、Lotus Elise のように。
眠る犬の生活も可愛いけれど、やっぱり。

疾走する犬の生活は、別格なのであった 考えてる顔
Posted at 2007/11/30 16:12:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年11月29日 イイね!

MINI の二年

MINI の二年 MINI にしてみれば
 不本意な二年目だった、と思う。
 24ヶ月で走った距離は、18,971Km。
 月にならせば、790km。
 少なからず多からずの実に、良い感じである。
 が、しかし。
 この12ヶ月に限れば、毎月加算されていった
 距離は、542.25kmに過ぎないのである。

6,507Kmしか走らなかった MINI の二年目、それは。
6km/h 以上も降下した、26.2Km/h の平均車速が物語るように。
ツーリング・マシーンとしての特徴は封じられ、
シティ・コミュニターとしての機能が重んじられた一年間であった。

環状8号線の外側へ出たのがいつだったのか?

思い出せないくらいに都内を主な活動場所としてしまったこの12ヶ月で、
平均燃費は遂に 9km/L を割り込み、8.9Km/L を提示する。
燃料費が高騰する現在、低下した燃費は家計に響くが、そもそも走る絶対量が少ないのだから、
金庫番の機嫌も悪かろう筈はない。
駆け抜ける歓びは、這い回る悦びへと、微妙に変化した MINI の二年目。

それでも、driving pleasure は健在だ。
右足に呼応するコンプレッサー、手首に反応する前輪、慣性と同化するシャーシー。
タクシーが氾濫する大手町で、地盤が沈下する春日通りで、見通しの悪い下町の路地で。
場所も、時も、情景も。
選ぶことなく気分を高揚させる MINI に、モティベィションの低下は有り得ない。
それが例え、日用雑貨を買い求める道であれ、憂鬱なる職場へ向かう道であれ。
都市交通機関としての MINI は、ケの中のハレ、なのかもしれない。

機械の正確性と機能の信頼性が支える、運転する楽しさ。
スタイルの感情性とデザインの意匠性が訴える、見惚れる嬉しさ。
語り継がれる文化の伝統性と創り上げられた文化の商品性が混在する、所有する満足さ。
日常の中の、非日常。
それこそが。

Premium Compact の証なんだと思う、2年目の MINI なのである 考えてる顔
Posted at 2007/11/29 16:45:11 | コメント(3) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年11月25日 イイね!

ジジ、豊洲へ行く

ジジ、豊洲へ行く 犬友のルビー一家は近頃、豊洲が旬らしい。
 いぬのルビーちゃんが ... 、というよりは。
 ルビーママのお気に入りがららぽーと豊洲、というわけで。
 しかしあそこは、オープンしてから一年とちょっと。
 なんで、今頃? とも思う。
 先々月に、キャバリアの集いがあったのよ
 初めて犬を連れて行ったんだけど、とぉ~っても楽しめたのぉ

 続く説明は、ららぽーと豊洲が愛犬家の楽園のようにも聞こるが、
 それは。
 同じ犬種が一堂に会した面白さを割り引かなくてはいけないのだ
 と、思う。けれども。
 ジジはまだ、そこへは行ったことがない。

ららぽーと船橋ポイントカード会員である僕らにしてみれば、昨年の10月から営業を開始した
豊洲の巨大なショッピングモールに、川を越えなくても行けるららぽーとに、
幾度となく足を運んでいるし、
ららぽーと船橋ポイントカードがここでは意味を成さないことも知っている。
でも、確かに。

ジジを連れて行ったことはなかったねぇ~ あっかんべー

本格的な冬将軍がやって来る前の、穏やかに晴れた休日。
♂禁制のオンナを磨くジジにドッグランという選択肢は、(いまのところ)ありえない。
ないからせめて、犬友が勧める潮風が心地良い豊洲へと、出掛けることにしたのだ。
カーラヂオから流れる渋滞情報は郊外へと向かう高速道路が混んでいることを示唆し、事実。
驚くほど交通量の少ない三ツ目通りを走ること20分で到着した、豊洲。

犬をお連れの方は、こちらへどうぞ 駐車場

誘導員の言葉を信じて、地下駐車場へ。
平面図にすると凹型の、巨大なる地下空間には、地上界へと客を運ぶ幾多の昇降機が点在する。
入り口付近の空いたスペースにクルマを駐め、最寄りのエレベーターへ向かった。が ...
犬禁止!禁止 のマークが、僕らを拒むではないか。

どうやら、ららぽーと船橋と同じ、犬連れ専用のエレベーターがあるらしい。
頼りない案内板を頼りに迷走する、地下のラヴィリンス。
犬を連れた僕らを太陽の下へと連れ出すエレヴェーターを求め、U字に歩く凹型の駐車場。
防水加工されたコンクリートと切り返すゴムタイヤが弾じる騒音に、怯える子犬。
それでも僕らは、冬の日差しが優しい地上へと、這い出ることができたのだ。

進化する街、豊洲。
かつて存在した、石川島播磨重工業 東京第一工場。
その造船ドッグを偲ぶかのようにデザインされた190もの店舗を飲み込む巨大なモールで、
犬が歩ける場所は、ほんの僅かである。
しかし、その正面(背面か?)に設計された、
波をイメージした人工的な広場や芝の張られた自然風の丘陵は、犬の散歩道として上々である。

ペットと一緒に海辺を楽しもう!
コンセプトのひとつに掲げられた、その言葉に嘘はないけれど。
本格的に海辺を楽しむなら城南島海浜公園の方がより、らしいと思われ。
でもここは、urban dock toyosu の別名を持つ、都会ライフを味わうための施設であり、
寛ぐ、潤う、遊ぶ。が、メインテーマのライフ・ソリューション・コミュニティ、なのだ。
人生の問題解決を生活共同体に求めてしまうのは。
下町ばかりではない、ってことだな 考えてる顔

そんな下町に住まう専業主婦ではあるが、下町では解決できぬ問題を抱えていたらしい。

お店を見てきてもいいかしら? 目がハート

演歌と白菊の街には出店されぬ、種々雑多なブランドショップ。
今シーズンの新作に加速される女心は、
犬のムスメが遊べる場所(及び、その相手)を確保したことで、リミッターを失う。
モールに吸い込まれるおかーさんを見送り残された僕らは、
波打つコンクリート広場を抜け、芝の丘陵を下り、海岸沿いのベンチに居場所を確保する。

冬の日差しが描いた銀色の海面を間近に、
水平線と交錯するレインボーブリッジを遠目に、
ジジと一緒に過ごす、海辺の昼下がり。
なるほど、そうか。ルビーママがここを勧めるには、理由があったんだ。

犬はパパが遊んでくれるから、ママはゆっくりとお買い物ができるのよ 揺れるハート、ってね 冷や汗2
Posted at 2007/11/26 15:24:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年11月24日 イイね!

Road to Clubman #08

Road to Clubman #08 あら、早かったのね ボケーっとした顔

 で。どうだった?
 と続くはずの、夫が期待する言葉は、なかった。
 噂の、MINI を見てきたと知ってるはずの妻が、
 その感想を聞かない、ということは
 その話題はするな、ということでもあり。

 寒かったよ~ 冷や汗2

では、いつ。この感動を伝えるべきなのだろう?

品川インターシティホールでの、MINI full lineup fair
それは、クラブマンを羨望する者にとって十分すぎるほど内容の濃い時間であり、
実印を持つ者がその場にいないことが悔やまれる1時間、でもあった。

今日は、奥様とご一緒ではなかったのですか?

問いかける担当氏もなぜか、寂しげだった。
今乗る MINI の、契約から納車に至るまでを一人の営業マンとして記憶する彼だから、
最終決定権を持つのが僕ではないことを知っているわけで、その質問は。
今日の予約はないみたいですね、という暗黙の了解を確認する意味もあった。
えぇ。犬が可哀想だから、って 涙

犬に負ける、クラブマン。
でもその犬の存在がクラブマンへの近道でもあるから、ジジは責められない。
責められないからこそ、犬の同伴を許して欲しかった、MINI jp 。
MINI Travel Dog Version とでも名を打って、
クルマとイヌの新しい関係を提案したら、販路も広がるのではあるまいか。
とはいえ。
そんな事情を抱えているのは僕くらいのものであろうから、少しでも現実的な階段を上ろうと
担当氏に、探りを入れてみる。
レザーシートは、良い感じですか?

展示車はクロスレザーですが、フルレザーはひと味、違いますよ
大人の解答から始まった、軽い商談。
勧められた椅子、煮詰まりかけたコーヒー、紫色のクリームが気味悪いクッキー、そして。
クラブマン・カタログと、新しい New MINI のオプション・カタログ。

実は、クラブマン用のオプションカタログはまだ、ないんですよ
それで。
新しい New MINI のオプションを見ながら、My Clubman を想像してみよう、というのか。
ページを綴りながら、気になるモノを質問してみる。

今、お乗りの仕様からは、落としたくないですものねぇ~
確かに。
だから、フルレザーであり、サンルーフであり、ウッドパネル、なのだ。
そして、MINI Configurator が計算した金額とほぼ同じ額を、担当氏は暗算した。

320が買えそうな、値段になっちゃいますけど。
でもそれはスタンダードなモデルですから、やっぱり、Clubman はお買い得ですよ


なるほど。素の320よりは、豪華!マイ・クラブマン。ね ...

担当氏の抱えるバックオーダーは既に、来春まで埋まっている、と言う。
年内にご予約いただければ、遅くとも夏前にはお届けできるのではないか、と言う。
現時点で査定すれば、(今の MINI は)200万を基準に考える、と言う。
後は単純に、ハイ!と。僕が言うだけだ。
しかし、大人の営業は無理強い、しない。

奥様に、よろしくお伝えください るんるん


そんなことがあったんだよ、と。
気軽に話せる夫婦関係が羨ましい、平成19年、冬の入り口。
女房を恐れる夫が、新しくクルマを買おうと決意した時、切り出すキッカケは。

どこにあるんだろう? ブタ
Posted at 2007/11/26 15:07:43 | コメント(2) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2007年11月23日 イイね!

Road to Clubman #07

Road to Clubman #07 合コンは少なからず、経験がある。
 女幹事が事前に説明する
 とぉ~っても可愛い娘が来るわよ
 そんな表向きの言葉の裏には
 でも。ワタシのほうがいい女なの
 なんて但し書きが隠れているのを、
 だから僕は知っている。
 オンナの怖さが植え付けた経験は、
 人生の教訓となって、今に至る。

未知のものに。過大なる期待は、抱くな ボケーっとした顔

そんなわけで、今宵、その時。
冷静と情熱とあいだにまずは、立つ必要があると考えていた。
駅から続く、長い長い、スカイウォークを歩きながら ...

膨張する品川、そびえ立つインターシティ、凍て付く冬のビル風

満面の笑みを携えて出迎える、我がディーラーの、僕の担当氏。
ようこそ。ありますよ、例の ...
クラブマン、が。彼の声と木霊するようにつぶやく、自分の、声にならない声。
心のギアがニュートラルであることを再確認した後、共にステージへと、歩を進める。

なんという、存在感 げっそり

スポットライトを浴び、悩める子羊を魅了する、そのクラブマン。
開かれたドアの中に、観音菩薩が微笑んでいたような気がする、フレンチドア。
拡大されたラゲッジルームに収まる荷物は、夢と希望ではあるまいか?

心のギアが、1速に入ってしまったことを自覚する。
印象的なテールゲィトから、時計回りに。
すらりと伸びたボディ後半が美しい左側面、
ボリューム感を増したテールエンドと均整するマッスルなフロントビュー、
小さな後部ドアが楽しくも愛らしい右側面へ。
再び。特徴的なテールゲィトへと舞い戻った時、6速、全開となる僕の、心のエンヂン。

まずい。シフトダウンしなくては ... ふらふら

減速する要素を探して今度は、車内に座る。
サイドシルの線の細さ、センターコンソールの間延び感、
トグルスイッチ、及び、ウィンカーレヴァの質感、などなど。
新しい New MINI に散見されるコスト意識は相変わらず、そこにあるけれど。
運転席から振り返る景色が、マイナスポイントを帳消しにしてしまう。
車両本体価格 \3,180,000 - 也、は。

妥当な線だ 考えてる顔

して、夢のクラブマン\4,500,000 - 相当、も。
見合う内容であることは十分に、予想できる。
むしろ、安いくらいかもしれない。
問題は。この価格満足比をどう伝えるか、だ。
今頃は、暖かいリヴィングで犬のムスメと遊んでいる我が家の、金庫番に

SHINAGAWA InterCity の Inter は。
International の略ではなく、Interchange を意味するのだろうか?
行く道と、帰る道とで。
心が入れ替わってしまった、臨海副都心の、空中渡り廊下。

実印を返せぇ~、と。心で叫ぶ僕であった 冷や汗2
Posted at 2007/11/24 11:43:45 | コメント(3) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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