犬友のルビー一家は近頃、豊洲が旬らしい。
いぬのルビーちゃんが ... 、というよりは。
ルビーママのお気に入りが
ららぽーと豊洲、というわけで。
しかしあそこは、オープンしてから一年とちょっと。
なんで、今頃? とも思う。
先々月に、キャバリアの集いがあったのよ
初めて犬を連れて行ったんだけど、とぉ~っても楽しめたのぉ
続く説明は、ららぽーと豊洲が愛犬家の楽園のようにも聞こるが、
それは。
同じ犬種が一堂に会した面白さを割り引かなくてはいけないのだ
と、思う。けれども。
ジジはまだ、そこへは行ったことがない。
ららぽーと船橋ポイントカード会員である僕らにしてみれば、昨年の10月から営業を開始した
豊洲の巨大なショッピングモールに、川を越えなくても行けるららぽーとに、
幾度となく足を運んでいるし、
ららぽーと船橋ポイントカードがここでは意味を成さないことも知っている。
でも、確かに。
ジジを連れて行ったことはなかったねぇ~
本格的な冬将軍がやって来る前の、穏やかに晴れた休日。
♂禁制の
オンナを磨くジジにドッグランという選択肢は、(いまのところ)ありえない。
ないからせめて、犬友が勧める潮風が心地良い豊洲へと、出掛けることにしたのだ。
カーラヂオから流れる渋滞情報は郊外へと向かう高速道路が混んでいることを示唆し、事実。
驚くほど交通量の少ない三ツ目通りを走ること20分で到着した、豊洲。
犬をお連れの方は、こちらへどうぞ
誘導員の言葉を信じて、地下駐車場へ。
平面図にすると凹型の、巨大なる地下空間には、地上界へと客を運ぶ幾多の昇降機が点在する。
入り口付近の空いたスペースにクルマを駐め、最寄りのエレベーターへ向かった。が ...
犬禁止!
のマークが、僕らを拒むではないか。
どうやら、ららぽーと船橋と同じ、犬連れ専用のエレベーターがあるらしい。
頼りない案内板を頼りに迷走する、地下のラヴィリンス。
犬を連れた僕らを太陽の下へと連れ出すエレヴェーターを求め、U字に歩く凹型の駐車場。
防水加工されたコンクリートと切り返すゴムタイヤが弾じる騒音に、怯える子犬。
それでも僕らは、冬の日差しが優しい地上へと、這い出ることができたのだ。
進化する街、豊洲。
かつて存在した、石川島播磨重工業 東京第一工場。
その造船ドッグを偲ぶかのようにデザインされた190もの店舗を飲み込む巨大なモールで、
犬が歩ける場所は、ほんの僅かである。
しかし、その正面(背面か?)に設計された、
波をイメージした人工的な広場や芝の張られた自然風の丘陵は、犬の散歩道として上々である。
ペットと一緒に海辺を楽しもう!
コンセプトのひとつに掲げられた、その言葉に嘘はないけれど。
本格的に海辺を楽しむなら
城南島海浜公園の方がより、らしいと思われ。
でもここは、
urban dock toyosu の別名を持つ、都会ライフを味わうための施設であり、
寛ぐ、潤う、遊ぶ。が、メインテーマのライフ・ソリューション・コミュニティ、なのだ。
人生の問題解決を生活共同体に求めてしまうのは。
下町ばかりではない、ってことだな
そんな下町に住まう
専業主婦ではあるが、下町では解決できぬ問題を抱えていたらしい。
お店を見てきてもいいかしら?
演歌と白菊の街には出店されぬ、種々雑多なブランドショップ。
今シーズンの新作に加速される女心は、
犬のムスメが遊べる場所(及び、その相手)を確保したことで、リミッターを失う。
モールに吸い込まれるおかーさんを見送り残された僕らは、
波打つコンクリート広場を抜け、芝の丘陵を下り、海岸沿いのベンチに居場所を確保する。
冬の日差しが描いた銀色の海面を間近に、
水平線と交錯するレインボーブリッジを遠目に、
ジジと一緒に過ごす、海辺の昼下がり。
なるほど、そうか。ルビーママがここを勧めるには、理由があったんだ。
犬はパパが遊んでくれるから、ママはゆっくりとお買い物ができるのよ 
、ってね

Posted at 2007/11/26 15:24:10 | |
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