• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

かめい堂のブログ一覧

2007年11月22日 イイね!

borderline

borderline お使いを頼まれて下町の肉屋へ。
 お勧めの豚バラは、\268 / 100g 也。
 赤身の自然な色合い、脂の乗り具合
 共に上等であることは見て取れるが
 これは。買って良い値段なんだろうか?
 財布の持ち主は、こう言っていた。

 \140くらい、だと思うから ... うれしい顔

腹は買ってしまえ!、と言うが。
手が伸びないのは、どういうわけだ?
野菜炒めの一員として利用されるだけのことだから、上等な豚バラは必要ないと思いつつ、
目の前の、100gあたり\268の豚バラでこしらえた野菜炒めを食してみたい、とも考える。
どうしよう ...
日常の中で遭遇する、買うか買わないか、の分水嶺。
その判断基準は、どこにある?

富の8割を2割の人間が所有する、行き過ぎた資本経済下の元で暮らす僕たちは、
どうでもいいようなことに悩み、悩み抜いた結果で、一喜一憂する。
置いて行かれた8割のグループに属する僕は、だから。
モノの価値と値段との間にある種の、境界線を持っているんだ、と思う。

クルマなんて、400万も出せば十分ではないか 考えてる顔
住宅ローンを背負い、いぬのムスメを養育する、良きおとーさんとしては、そう考える。
でも。ちょっと待て。
自動車趣味人としての僕はそのラインを超えたことで、見えてしまう世界もあるわけで。

例えば、夢のクラブマンに乗るための対価、450万は ...
幻のコーナリングマシン、ロータスエリーゼが買えてしまう、金額でもある。
(2.2Lで良しとするならば)魅惑のアルファスパイダーだって、その範疇内。
ケイマンSの官能的なボクサー6(但し、2.7L)だって、220万を上乗せすれば良いだけだ。
ん? ってことは。

C6も。買えるのかぁ げっそり

前提となる資金を持たない、貧乏性の自動車趣味人は、そんなふうに。
取り留めのない思考スパイラルに陥るのであり、そもそもの初心を忘れてしまうのだ。
自分はなぜ。

クラブマンを欲していたのか? 冷や汗2

自分にとってのボーダーラインを超越する、the other MINI の存在。
リミッターを外れ、選択肢も増えてしまった、自動車趣味人の矛盾。
判断基準を失い、ぶれる、我が気持ち。

とりあえず。実車を確認、ですね ボケーっとした顔
Posted at 2007/11/22 14:09:17 | コメント(5) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2007年11月20日 イイね!

Road to Clubman #06

Road to Clubman #06 で。いくらなの? むかっ(怒り)

 当然の如く発せられた次なる疑問は同時に、
 僕が最も避けたい種類の借問である。
 甘いチョコレート風の茶色いクラブマンは
 奥様公認仕様のニュアンスを持ち始めたけれど。
 奥様公認価格である可能性は恐ろしく、低い。
 広島の自動車メーカーが羨ましい、晩秋の夜。

車両本体価格 \3,180,000  MINI Copper S Clubman 6AT

カタログに記載される価格は夢見る数字として、妥当な線上にあるとは言え。
夢見るクラブマンとは、かけ離れている内容(そして、金額)であろうことも、
前世代の New MINI に乗る者としては容易に想像できるわけで。
結局のところ。

いくら。なんだ ... ? 冷や汗2

貴方色のクラブマンに染めるため用意される例によって例のごとく、豊富なオプション群。
自分色のクラブマンへ染め上げる作業を手伝うは、MINI Configurator powerd by Java 喫茶店
Experience 5.9 をもってしても緩慢な Virtual Machine の動作は、
事前にしっかり確認をしましょうネ、と甘い声でささやく中川翔子のアプレットなのか。
大人のマナー。をわきまえたつもりでも、次々と打ち付けられるレ点が恨めしい。

\4,338,000、也 ドル袋

Java Applet のはじき出した答えは、冷酷だ。
車両本体価格の、36%に相当する仕様追加分には、
電子的なナヴィゲーションも、JCWサイドスカートも、そしてもちろん、諸経費も。
含まれていないのであって、つまりは。
支払総額は少なく見積もっても、450万越えが確実視されるようで、もはやこれ。

奥様非公認価格、ってことですね げっそり

資本主義国家に住まう、
社会主義家庭に暮らす、
哀れな子羊は。
現代ニッポンが加速する二極化の波に翻弄されながらも、夢を諦めたりはしない。
簡単に諦めは、しないけれど。

MINI って。その金額に見合う程のクルマなの? ボケーっとした顔

自動車趣味人としての根本的な疑惑も、心に芽生えるのであり。
ある種、心のリミットを超えてしまう、その価格。
プライスレスな想い出を創り出せるであろうことは理解しても、全面的には賛成しかねる
新しい New MINI の、ロンパリな目付き
ここは少し、頭を冷やすべきか ...


まぁ、今の MINI よりもちょっと。高いくらいかな 猫2

ふ~ん ブタ

一応は。未来に夢をつなげる僕なのであった 考えてる顔
Posted at 2007/11/20 15:05:53 | コメント(4) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2007年11月19日 イイね!

Road to Clubman #05

Road to Clubman #05 MINI のホワイトは別格だ、と思う僕だから。
 the other MINI に用意される専用色を含めた
 12色ものボディカラーは飾り物に過ぎず、
 ただ一点、
 ペッパーホワイトのボディに黒いルーフを乗せた
 姿が、頭の中のクラブマンであった。
 カタログの巻末を占めるカラーチャート、そこに
 その組合せがなかったら、どうしよう?

ないわけはないのであって、ちゃんと設定されていた白黒コンビの、クラブマン。
テールゲート脇のCピラーまでもがルーフカラーにコーディネイトされる後ろ姿が、
微妙に素敵なその色合いに、やはり。

この組合せ、だよなぁ~ 考えてる顔

ナニッ? ぷっくっくな顔

夕飯に用意されたロールキャベツよりも真剣にカタログを眺める夫に対し、
冷凍食品であってもジックリと煮込んだんだから手抜き料理ではない!と豪語する妻は、
不機嫌と無関心を加速させながら、問いかけるのであった。

例の。MINI のワゴン。白がいいかなぁ、と思ってさ 冷や汗2

え”~、(今と)おんなじジャン。つまんなくないかぁーーー ボケーっとした顔

んっ。そういう解釈もあったか げっそり

いや、そんなことより、ここで大事なのは。
今の MINI と同じ色ではつまらない、とおっしゃったことだ。
ということは ...

違う色なら許される、のか? 目がハート

飾り物であったはずの12色は、魅力的な12色となって、目に映る。
白でなかったら、どの色だ?
青か? 
赤か? 
銀か?
茶色、だ♪

クラブマン専用色の、チョコレートブラウン。
深まりゆく秋にピッタリの、渋い色合い。
伸びた全長がそうさせる、少し大人びた MINI には、案外、似合いそうだ。

チョコレート色もあるんだけど ... ブタ

あら。ステキじゃない うれしい顔


二歩後退した、クラブマンへの道。
再び。
前進を始めたのである(?)
Posted at 2007/11/19 15:10:34 | コメント(5) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2007年11月18日 イイね!

恋する街角

恋する街角 都心と千葉を結ぶ一般国道、14号線。
 東西に伸びるこの主要幹線道路は、
 往復8車線の幅員で街を南北に分断する。
 その存在は巨大な河のようであり、
 行き交うクルマの多さに
 動脈列島ニッポンの活気を感じるが、
 同時に。
 経済成長を優先し続けた
 土建国家日本の憂鬱を覚えたりもする。

物流のゲートウェイであり、住民のファイアウォールでもある、14号線。
昼夜を問わず慢性的な渋滞を生むこの道路が、
移動の自由を主張するクルマの生命線であることに運転手としての僕は、納得するけれど。
この街を利用する者としての僕は、
いつ何時も騒々しいこの道路が生活の自由を奪う境界線であるかのようにも、思えたりする。

街の北側から南側へ、或いは、南側から北側へ。
避けて通れぬ、中央分離帯を挟んだ片道4車線の、横断歩道。
20m超の横断、
時に追われて暮らす都会人らしく大きな歩幅と早い歩調を求められるその横断道に、
両方を持たない社会的弱者は取り残されてしまうのであり。
青信号の間に渡りきれず、中央分離帯で次の青を待つ、
爺さん、婆さん、子供連れのお母さん、そして、犬連れの老若男女。
せめてもう少し、歩行者用信号が長かったら。
いや、この道路が半分の幅だったらいいのに、と思う瞬間は僕にもある。

歩道橋をお使いください ブタ

国は、都は、区は、そう言うけれど。
横断歩道を渡り切れぬ者たちが階段を使った垂直移動なんて、できるわけないのであり。
では。

エレベーターを用意しましょう ドア

機械の手助けを借りて道を渡る現実は果たして、住民の望んでいたことなのだろうか?
経済効率の名の下である日突然、街が二分され、利便性を求める要求が歩く自由を奪い、
奪われた自由は、快適さという詭弁を伴って復元される。
高齢化が加速する、21世紀のニッポン。
思いたったところでただ普通に。渡れる道の方が重要ではないのか?

それでも、幹線道路は街を創る。
一般国道14号線がこの街にお裾分けした富は、両側に立ち並ぶビルとして機能する。
それがオフィスであれ、マンションであれ。
広い歩道に面した1階部分に入居する、多種多様なテナント群。
欲しいと思う商品が売られ、食べたいと思う料理が提供される、国道沿いの繁華街。
わざわざ道を横断しなくても自分の歩く側で手に入る、街の気配。

便利で不便な、不自由で自由な、この街の景色。
統一感のない、雑然とした、この街の風景。
これはこれで。

恋する街角、なのかな 冷や汗2
Posted at 2007/11/18 16:45:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 墨田迷宮案内 | 旅行/地域
2007年11月17日 イイね!

恋するワンコ

恋するワンコ 歩く犬はどう考えているのか知らないけれど、
 連れる僕たちは恋をしているのだ、と思う。
 交わす言葉はなくともリードを通じて感じるお互いの存在、
 首が発する小さな意志と右手に感じる大きな信頼の絆、
 4本の足と2本の足が奏でる変則的なリズムは耳に心地よく、
 跳ね上げた尻尾と伸ばした背筋が仲良く行進する散歩道。
 ここはどっちへ行くの? 犬
 歩を止めて振り向きざまに確認する目と
 まっすぐでいいのよ ウィンク
 歩調をゆるめて頷く目とが合った時、
 そこはかとなくわき上がる素朴な幸せに、僕らは頷く。
 あぁ、家族にしてよかったなぁ、と。

秋の柔らかな日差し、木々の発する爽やかな吐息、都市公園の休日。
小さな犬が連れてきた大きな愛に包まれて過ごす毎日、それは、優しい時間の連続だ。

こんなにも日々は。愛に満たされ、生きる喜びに満ちていたのね 晴れ

なんて。どっかの詩人の受け売りのようなことを、この小さな生き物は体で表現する。
犬一族が持つ代償のない愛は無邪気すぎて、怖い時もある。
無条件の愛を知らない人間は、その応対に苦慮し、疑っては苦笑い。
そんな垢にまみれたおとーさんを超越する、おかーさんの存在。

思いもかけぬ、病。全力で立ち向かう妻の姿があった。
胃腸に優しい食事を用意する朝、
体力のない体を抱いて散歩する昼、
痛いお腹をさすりながら添い寝する夜。
お互いの絆も日に日に深まった、この3ヶ月。
おかーさんの献身的な愛のおかげで、こうやって。
普通に散歩ができるまで回復したジジだから、妻のことが大好きなのだ。

その反面。
おとーさんの言うことを聞かなくなってきたような感じがするのは、気のせいか?
ただ一人、薬代を稼いできたというのに、犬のムスメにとっては関係ない話。
肝心な時に側にいない(いられない)のは、男の宿命みたいなものだから、
まぁ、縁の下の力持ちでもいいんだけど。

ちょっと、嫉妬しちゃうよなぁ 冷や汗2
Posted at 2007/11/18 16:33:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | dog life | ペット

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2007/11 >>

     1 23
45 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 2021 22 23 24
25262728 29 30 

愛車一覧

ミニ MINI Clubman ミニ MINI Clubman
遡ること5年前の秋 品川インターシティにてお披露目された New MINI のバリエーシ ...
その他 自転車 その他 自転車
伊コルナゴ社のクロスバイクです。 フレームの美しさに惹かれました。 東京の東側から西側へ ...
ローバー ミニ ローバー ミニ
59年の誕生以来、姿形を変えることなく造り続けられた mini が遂に生産終了となったの ...
ミニ MINI ミニ MINI
BMW が Rover を買収してから7年後の2001年、似て非なるミニが誕生するわけで ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation