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かめい堂のブログ一覧

2007年11月16日 イイね!

恋するクルマ

恋するクルマ 恋するクルマの魅力は人、それぞれ。
 端正なフロントマスクを恋慕する人もいれば、
 キュートなテールエンドに執心する人もいる。
 もちろん僕も顔を愛で、尻を慈しむ一人だけど、
 それにも増して気になるのが、
 シャーシーのプロポーションなのである。
 具体的には、
 全長に占めるホィールベースの割合とその余白
つまりは、車軸とオーバーハングの位置関係に注目してしまうのだ。
前輪軸から前端部までの長さ、或いは、後輪軸から後端部までの長さ。
このあたりのバランスが悪いと、魅惑的な顔、扇情的な尻であっても、個人的には好まない。

もちろん、ホィールベースはそのクルマの成りを性格付ける重要な値だから、
単に長い短いだけの問題では語れない。
前後の車軸間が長ければ長いほど居住性は増し、直進安定性にも優れるけれど、反面、
回頭性は、自動車の持つ根源的な曲がるという楽しさは、失われてしまう。
もっともこれは、トレッドとも密接に関係する運動性能だから、
長いホィールベース = 曲がらない、わけではないところにクルマの面白さがあったりする。

ホィールベースが先か、ボディ全長が先か?

ゼロからクルマを起こす時、どちらが先に決まるのかを僕は知らないけれど。
定められた全長に対し、機能上の理由から求められたホィールベースを組み合わせる時、
余るオーバーハングを前後のどちら側へ持っていくか?が、これまた、興味深い。
オーバーハングはただの余白ではない、からだ。
オーバーハングの領域、ホィールベースの外側は、キャビンに収められないモノ、
エンジンや補機類、又は、燃料タンクやバゲッジルーム等を詰め込む空間であり同時に、
慣性の法則に従う振り子のようなもの、でもある。
前側にオーバーハングを取り、そこに質量を込めると、クルマは曲がることを嫌い出す。
アンダーステアを強調したければフロントアクスル前方を重くすれば良い。
反対に、リヤアクスル後方へ重心を移せばステア特性はオーバー側へと振れる。

地平線の彼方へと駆け抜ける陸の巡洋艦、ビッグ・シトローエン。
サーキットの申し子、ポルシェ911。
長大なるフロントオーバーハングを持つクルマと壮大なるリアオーバーハングを持つクルマ。
動力源と駆動系のパックを前に持つか後ろに持つかで異なる、持って生まれた性格。
一瞥しただけでそれを予感させる両車のスタイリングも、実に。素晴らしい。

他方で、動力源と駆動系が分離された、FR。
機能的な制約が薄れる分、オーバーハングの取り方にも自由度がありそうだ。
だからこそ余計に、そのクルマが何を目指しているのか?、を読み取れるような気もする。
BMWサルーンに代表される、
フロントオーバーハングを切り詰め、後輪軸後方に余白を持たせたプロポーションは、
回頭性の良さを体現すると共に、可能な限りドライバーをホィールベースの中央、
ドライバビリティとコンフォータヴルの特等席へ座らせようとしているのでは、ないかと。
そう考えるわけである。

で。そんな気にさせる均整美を持ったクルマが、僕は好きなのであるが。
MINI のように前後にオーバーハングを持たないクルマはどうなのか? というと。
限られた全長の中で
最大限のキャビンスペースを創り出すために四隅へ追いやられた車輪の結果が、
皆無に等しいオーバーハングなのであり、それはアレック・イシゴニスの産み出した
ミニの文化であるから、大いに納得するのである。

mini から MINI へ、受け継がれたものは多々あれど。
クルマの骨格を成す、全長に占めるホィールベースの割合までもが引き継がれていたあたり、
BMW のクルマ作りはウマイなぁ~と思うのである。

  mini = 3075mm : 2035mm 66.17%
  MINI = 3650mm : 2465mm 67.53%

ねっ 冷や汗2
Posted at 2007/11/16 16:44:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年11月15日 イイね!

ジジと考えた、都市空間

ジジと考えた、都市空間 犬を飼い始めて気が付いたことのひとつに
 公園の存在がある。
 猫の額ほどしかない平野に一千万もの人々が
 活動する東京という都市で、なんら生産性を
 持たない土地が、規模の大小はあれど
 どの街角にも用意されている、という事実は
 待てない生活を過ごす現代人が見過ごす
 住まう街の風景ではないだろうか。

何をそんなに急いでいるの? ふらふら

道行く人々の足取りは、早い。
生後9ヶ月の犬がマゴマゴしてしまうほど、歩道を行き交う人々の歩幅はセッカチだ。
イライラが充満する都会の歩道で、のんびりと散歩する贅沢が許されるのは、
ご隠居さんと愛犬家くらいのもの。だから、
犬のムスメと歩く僕に声を掛けてくるのは、じいさん、ばあさん、犬(の飼い主)、なわけで。
足を止めて話す僕らを迷惑そうに避けて行く、人、自転車、ベビーカー。
これくらいは、大目に見てくださいな、と。言いたいところだけれど。
社会秩序を乱しているのは自分達だから、話も早々に切り上げる散歩道。

歩き疲れて一休みする、街角の小さな公園。
家々が密集する住宅街に忽然と姿を現す、人々の記憶から忘れ去られた、名もなき公園。
歩む時に背を向ける、ご隠居さん達の社交場であったりする、時の止まった空間。
(一般的に)働き盛りとされる僕らの年代には場違いであるけれど、
犬のムスメが愛敬を振りまくことで、快く受け入れてもらえるのであり。
知ることのなかった街の歴史を伺ったりした時は、なんだか得した気分になったりもする。
区の管理する小さな公園はそんなふうに、庶民の憩いの場として機能するけれど。
都の管理する大きな公園は、どうであろう?

我が家からはおよそ、1.5Km程の距離に位置する10万㎡超の、亀戸中央公園。
財団法人が管理するだけあって、隅々まで管理の行き届いた大きな敷地には、
歩む時に背を預ける働き人や若いママさん達の活気が満ちあふれる空間だ。
そして。
芝の素敵な広場が呼び寄せた、愛犬家の輪。
ドッグランを持たないながら犬を飼う者達の社交場として機能するここにはいつも、
走り回る、愛らしい子犬たちの、姿がある。
詰めが甘いながらも犬と遊びたいジジとしては、飛んで行きたいところだけど。

いまは。ダメなんだなぁ~ 冷や汗2

急速に深まる秋色が染め上げる、公園の樹木。
人の手により設計された自然は、人の英知で創られた街に暮らす人々へ、四季の変化を伝える。
快適さと引き替えに失ってしまった素朴な風景を取り戻したいと願う、都市公園の存在。
モノも、カネも、産まないけれど。

そこには、笑顔があったんだねぇ~ 犬
Posted at 2007/11/15 16:48:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | dog life | ペット
2007年11月14日 イイね!

全ての力、全ての情熱、全ての誇り

全ての力、全ての情熱、全ての誇り いいなぁ、浦和市民 揺れるハート
 いまこの瞬間、その地へ行きたかった。
 駅前から続く商店街はきっと、
 真っ赤に染まっているに、違いない。
 誰でもいい。
 この喜びを分かち合いたい ... 、のに。

 あー、相棒も見るんでしょ ボケーっとした顔
 ワン 犬

ニッポンのクラブチームが初めて、アジア No.1 の地位に輝いたというのに。
我が家の、この脱力感は、どうしたものか。
共に。喜ぶはずの妻と犬は。
試合時間に押されて遅れる後続番組の開始時間の方が気になるようであり、僕の
振り上げた拳、頬を伝う涙、陶酔する余韻は、しまう先を失ってしまったのである。

たって、アンタ。これは大変なことなんですよ~ ふらふら

この日のためにジェフを飛び出した、阿部勇樹が。
日本人よりも義理堅いブラジリアン、田中マルクス闘莉王が。
ブラジルを知りドイツを語る司令塔、ロブソン・ポンテが。
ミスターレッズから背番号9を受け継いだ男、永井雄一郎が。
ベンチから声をからしたレッズ一筋のキャプテン、山田暢久が。
全ての力を振り絞り、全ての情熱を傾け、全ての誇りをかけて、闘ったその結果が、
Asian Football Confederation Champions League での優勝だ、と。
そう説明したところで、ロナウジーニョのいないピッチに魅力はない、らしい。

今日の相棒は、タクシーにまつわる事件らしい、ね ボケーっとした顔

All Come Togeter ! できなかた僕だけど。
実況にならない角澤照治、解説にならない松木安太郎とご一緒に、
生放送で together させてくれたテレビ朝日に感謝し、続くドラマ、いつもの水曜なら
この番組が一番の大事であるが今宵だけは、杉下右京のネチっこさが五月蠅く思えた
2007年11月14日、水曜日の、10チャンネル。

野人オカノの登場は、絵になったよぉ~ 手(チョキ)

数少ない友達の輪の中で、さらに数少ないサッカーファンの友へと。
言いたいことはたくさんあったけれど、とりあえずこの一言を。
携帯メールする僕だった 冷や汗2
Posted at 2007/11/15 13:34:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | Life Style | スポーツ
2007年11月13日 イイね!

ホワイトプラン

ホワイトプラン 数ある白の中でもミニのホワイトは別格だ、と。
 思うのである。
 オールドイングリッシュホワイトと名乗った
 old mini の時代から
 ペッパーホワイトと名付けられた New MINI へ。
 受け継がれた英国の伝統色は
 極東の島国に暮らす僕を魅了してやまない。
 新しくもどこか、懐かしい、白。

あれぇ~、意外に。混じった白だったんだねぇ 考えてる顔

お互いの暇が久々に同期した僕と、竹馬の友
独身時代を懐かしむかのように郊外へとツーリングした、2台のドイツ車。
並んでパークした林道脇で。
思わず比べてしまった、シュトゥットガルトの白と、ミュンヘンの白。
それぞれの今を物語る、カルサイトホワイトと、ペッパーホワイト。
立ち位置の違いを象徴する、21世紀の無機質な色と、20世紀の有機質な色。

だねぇ。っていうか、Eクラスはそんなに純白だった、っけ? ぴかぴか(新しい)

そうなのだ。
ボディを化粧するホワイトというソリッドカラーには、幾多の種類がある。
そんな単純なことを忘れていた二人は、自分のクルマの白が、世のクルマの白だ、と。
思いこんでいた節があり、だから、この違いはちょっとした再発見でもあったのだ。

いいねぇ、この白。俺のベンツも塗り替えちゃおう、っかな? 猫2

ちょっと優しすぎ ... 、ない? 冷や汗2

して、逆も真なり。
Eクラスの純白をまとった MINI もなんだか、冷たい感じ、がしないか?
やっぱり、レトロモダンな MINI には、英国の伝統色が似合うのである。

そういやぁ、昔のクルマ。コロナとかカローラも、こんな白でなかったっけ 車(セダン)

ん ??? ボケーっとした顔

指摘されてみれば、このペッパーホワイト風の白を、どこかで見た記憶がある。
mini でも、MINI でもなく、本当に懐かしいクルマ ... 、あれは。

お台場で見たカローラ、だ げっそり

極東の島国における、モータリゼーションの黎明期。
英国の伝統色は既に、国産大衆車のボディに塗られ、街中を走っていたのだ。
出る杭は打たれる日本社会で、打たれないための標準色であった白は、
高度成長期からバブル絶頂期へ向けてその純度を高めていくが、そのスタートは確かに。
オールドイングリッシュホワイトであり、ペッパーホワイトであった、ように思える。

三河製の大衆車が、世界No.1メーカーを追従するシュトゥットガルトの巨人が、
純白度を増していく中で忘れ去られたかのように進化を止めたミニの白という、ボディカラー。
別格だと思えたミニの白も実は、昭和の時代の白だったと考えれば。

そりゃぁ、懐かしいわけだよなぁ ふらふら
Posted at 2007/11/13 16:22:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | new mini | クルマ
2007年11月12日 イイね!

Road to Clubman #04

Road to Clubman #04 策を弄するもの、策に溺れる
 古今東西からの言い伝えに間違いはない。
 それくらいのことは経験値として覚える僕だから、
 溺れない策を練ったつもりではいるのだけれど。
 対するは、策士たる鬼嫁のこと。
 はかりごとをはかるタイミングは、
 その内容以上に重要なのである。
 拙策を上策へとオブラートする奇策作戦。
 犬のムスメも用意万端、だ。

犬用品のお買い物、MINI で出掛ける見知らぬ街、サンルーフを満たす秋の日差し。
今をおいて他に、チャンスはあるだろうか?


(ここんところ)ジジって、前に来たがるでしょう? 車(セダン)

そうねぇ~ ボケーっとした顔

やっぱり、景色を見たいんじゃないかねぇ 目

そうかねぇ~ ブタ

そうだよぉ、そうに決まってるよ 冷や汗2

じゃぁ、ワタシが抱いて乗ればいいの、ネ ウィンク

いや。
そういうはずではなかった、んだが ... げっそり

説得力抜群の、助手席の、王位継承策
いぬのムスメが前に座り、にんげんのおかーさんが後ろに座る、クラブマンへの画策。
だがそれは。

にんげんのおかーさんが、いぬのムスメを抱いて、助手席に座る 手(チョキ)

などという、思いも寄らぬ対抗策に打ち破られてしまったのであり。
つまりは、我が闘争。
Road to Clubman シリーズ、3歩前進して2歩戻ってしまった、クラブマンへの道。

次なる策動はなんだ? 考えてる顔
Posted at 2007/11/12 15:37:28 | コメント(1) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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