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かめい堂のブログ一覧

2012年11月12日 イイね!

クラブマンで行く安曇野 ... 後編

クラブマンで行く安曇野 ... 後編後ろを開けた感じがザリガニっぽいということで ...
ザリガニ(採り改め)撮り の意味がわからない新参者の僕に
それがナニを意味する隠語なのかを教えてくれたのは
山の似合いそうな爽やかな青年である。

そうか、そういうことか!
Cピラーごとガバッと開くお尻のスプリットドアはアストンマーティンの
優雅なドアのように、僅かな角度を持って上向きに開く。その姿が
両のハサミを上げて敵を威嚇するザリガニに、似ている。
と言われれば ... 確かに。似ている。
だよねぇ、いい大人がザリガニを採るため、わざわざ信州まで
足を伸ばすわけもないよね。


もしかしたら、どなたかが釣り上げたかもしれないブルーマロンの虚像はスラングの理解と共に
消え去ったのであるが、同時に。
ザリガニ姿のクラブマンが並ぶ絵面への期待は高まる一方である。

北アルプスからの豊かな水脈が育む
安曇野のワサビに別れを告げ、昼食会場となる
ホテルアンビエント安曇野へ走る。
ナビもなければ土地勘もない John Cooper
前を行くクラブマンだけが頼り。
意外と勾配のきつい山道もあったりしたけど
(オーバーブーストで)280Nm を誇る John Cooper
3,000rpm 以下でも楽に登ってしまうのは、さすが!
慣らしが終わったらターンパイクでも行ってみるかの

クラブマンというクルマを媒介にして一堂に会した
老若男女、コック長が腕をふるった信州のフレンチや
板長が仕切った信濃の御膳に舌鼓を打ちつつ
再会を喜ぶ者あり、親交を始める者あり。
疎外感漂う、個人主義が横行する今のニッポンで
生い立ちも違えば、暮らしも異なる人々が
瞬時に打ち解ける、この光景。
MINI には ...
その奇跡を引き起こす力があるんだなぁ~

 ノークラブマンノーライフ御一行様
 フロントの案内板にカタカナで記された
 1個小隊は連隊長の号令と共に席を立ち
 次なる目的地へと移動を開始する。
 いよいよ。ザリガニ、である。
 あぁ、いったいどのような光景なんだろう?

 国営アルプス安曇野公園
 事前調査によれば北アルプスを水源とする幾筋もの
 川が運んできた土砂による堆積地の模様。
 園内には広い草地や木々の香る散策コースもあって
 犬のムスメを連れてきたなら大喜びで走り回りそうな
 ところだけど、今日はクラブマンの日である。
 園内散策は次回に譲るとして感激したのは、ここの
 芝が敷き詰められた駐車場なんである。
 季節柄、枯れてしまってるのは残念だけど
 我が愛車を撮るには絶好の場所ではないかい♪
 枯れかけた男のクルマだからむしろ好都合か ...
 芝が青々と茂る季節にまた来ようと密かに誓い
 これからどうするのか所在なく待っていれば ...


停車位置をミリ単位で調整し筋の通ったラインを作るんですと!
ハッチバック集団ではあまり見かけたことのないこの作業は綺麗なザリガニ状態を演出
するための下準備なんだそうで、No Clubman No Life な意気込みを感じたんであります。



 噂の、ザリガニ。
 ゲートが上下に開いてしまう他のモデルでは
 決して味わうことのできぬこの所作は
 左右に開くドアを持つクラブマンならではの
 特権であり、お楽しみである。
 バックシャン MINI の見せる、新たな魅力に
 ただただ、唸るばかり ... だが、待てよ。
 ドアを開けるということは荷物も主役かしらん。
 観音開きの奥にはハピネスが積まれるの?


260 リッターのカーゴルームに積まれたハピネス、二題
こんな幸せを長らく夢見ておったんです、ワタクシは


トランクスペースからカーゴルームへ。
シューティングブレークなるクラブマンは
なにをどう積むか?
ってことも大切な事項であると皆さんの
開かれた観音扉を見て思ったのでした。

あたりに帳が落ち始めた頃、お疲れ様でしたの
解散となり、オプショナルツアー参加者は
山間のカフェへ。
再びエンジンに火の入った John Cooper Works
嬉々として山道を駆け抜けるんでした。

楽しき時間は過ぎ去るのも早く、信濃路は
あっという間の闇の中。
起きたのは朝3時!だというのに。
睡魔すら寄ってこないこの活力はなんでしょう?

No Clubman No Life 
クラブマンがなけりゃ人生は(楽しく)ない
ってことに尽きるんですね。きっと ...

この日遊んでくださった皆々様、素晴らしい企画と細やかな心配りで運営してくださった幹事様
どうもありがとうございました♪
Posted at 2012/11/12 10:43:59 | コメント(8) | トラックバック(0) | NCNL | クルマ
2012年11月11日 イイね!

クラブマンで行く安曇野 ... 前編

クラブマンで行く安曇野 ... 前編No Woman No Cry と歌ったのはジャマイカの英雄ボブマーリィだけど
その慰みの言葉をナイスな宣伝文句に置き換えたのはタワーレコード
である。思わく通り
No Music No Life な若者は増えたけどひとつ誤算だったのは
音楽がなけりゃ生きられない人々がその糧を求めた相手は
amazon であり、iTunes であったこと。
じり貧のタワーレコードはやがて破産を申請し店舗廃業の憂き目に
あう(アメリカ本国の話)が、時をほぼ同じくした英国で MINI の
新しいモデル Clubman が誕生するんである。
往年の Morris Mini Traveler をリスペクトする Clubman はここ
日本においても熱狂的なファンを作り出し、No Clubman No Life なる
レゲエの神様も草むらの中で微笑んでしまうような言葉が誕生する ...

クラブマンとの蜜月期間がまだまだ浅い僕としては
No Clubman No Poor であったはずなんだが、
クラブマンがなけりゃ人生もない と語る
老若男女とはいったいどんな方々なのか?
それを確かめてみようと思い、安曇野へ出掛けて
みたんである。
しかし、気になるのは。
ワサビ農園でザリガニ採り とワタシには読めた
告知板の内容である。
さすがはシューティングブレイクの同好会、
主たる活動はフィールドワークにあるのかと感心するも僕は長靴を持っていない。
とりあえず軍手だけ用意して談合坂へと向かったんである。


関東方面トレイン隊に混ぜてもらった John Cooper Works
慣らし期間故、エンジン回転数は慎み深く控え目に ...


 江戸と尾張を結ぶ中央道も既に秋の装い。
 山々を染め上げる木々の文人墨客ぶりを
 ゆっくりと鑑賞している暇はない。
 なんたって、クラブマンを愛する方々の
 末席に加えて頂いた一列縦隊のトレイン。
 新参者は慎重の上にも慎重に規律を守るのが
 世渡りの道ってものだ。前行くスプリットドアと
 ルームミラーに映るロンパリなヘッドライトとの
 距離感こそが重要なんである。



安曇野まであと僅かの梓川SAに無地到着。少しばかり休憩の後、いよいよオフ会場へ


自宅よりおよそ、240Km
思えば遠くへ来たもんだの安曇野スイス村
北アルプスの山々に抱かれた田園地帯に
アルプスの少女を夢見たテーマパークの、400台は
停められるという駐車場に。赤、白、青、黒、緑、
茶、銀、灰、,,, 色とりどりのクラブマン。
プレートを見れば、神戸、兵庫、徳島の文字も
あったりするから! 驚きである。
No Clubman No Life の一端を垣間見る ...

11月10日 午前10時
駐車場の一角を占める Clubman の群れの中で
自己紹介から始まった、NCNL 秋オフ in 安曇野
皆様、今日一日。よろしくお願いします

軽い自己紹介でクルマと顔の一致を図り、
大王わさび農場へ移動である。
いよいよザリガニ採りが始まるのか ... と思いきや
頂いた 旅のしおり にはザリガニ採り(いや、撮りと
書かれてあるようだけど?)は昼食後のようである。

腹が減っては戦も出来ぬ ということであろう、この企画。幹事さんの思いやりに感謝しつつ
午後に向かうという アルプスあずみの公園 は 長靴を貸してくれるのか?
(この時点では)頭の奥にかすかな疑問としてあったのである


ザリガニが生息するには清流すぎるかもしれない大王わさび農場の雪解け水
黒澤監督が惚れ込んだ日本の原風景に似合うのはザリガニよりも沼エビかしらん


(続く ...)
Posted at 2012/11/11 13:37:37 | コメント(6) | トラックバック(0) | NCNL | クルマ
2012年11月09日 イイね!

MINI JCW Clubman #04

MINI JCW Clubman #042,000Km までは。4,000回転以上回さないでくださいね
担当氏より申し送られた注意事項はいわゆる慣らし運転。
21世紀のエンジンに、加工精度の上がった原動機に
慣らし運転は必要なのか、不要なのか?

... は、さておき。
新車を手に入れた者だけに許されるこの贅沢な時間を
しんみりと楽しむだけの(心の)ゆとりが今の僕にはある。
なんたって。4年越しの Clubman なんであるから。
言いつけよりも 1,000回転ほど低い 3,000回転を目安にギアを
シフトしてみよう!
だが、しかし。その新車は John Cooper Works である。

目安とした 3,000回転手前あたりからの艶っぽい感じ、このスィートゾーンを知りたい欲求が
芽生えてしまうのも、致し方なし。
指令を出す右足と路面を蹴る前輪の間には
  ペダルがあって、リンケージがあって、信号解析の電子頭脳があって、
  混合気を調整するスロットルバタフライ(ではなかった。バルブトロニックですな)があって、
  爆発によりピストンが下がって、コンロッドがクランクを回し、クラッチ板がその回転力を伝え、
  複数枚のギアを経由して車軸が回り、タイヤが地面を噛む ...

幾多のデバイスが介在し、指示伝達の結果を得るには果てなき距離が横たわるわけですが。
回転数の上昇と共に(指令と結果の)距離は縮まり、右足の裏に駆動輪が直付けされている
ような感覚が込み上げてくるんでした。

打てば響く直列4気筒、当意即妙なる Double OverHead Camshaft 、君子豹変する Turbo Charger
3,000回転を超える領域は、右足よりも上位の、アクセルを踏もうと考える意思がタイヤと直接
結ばれちゃう、超絶レスポンスなんでしょうかねぇ ...
  もっとも、過去30数年。エンジンを語れるクルマはZC型を積む HONDA CR-X くらいしか
  自分のものとしたことがないので、JCW のエンジンが格段にレスポンシブルなのか? は
  よくわかんないんですけどネ (^^;



リッターあたり 132.0ps を誇る割には冴えぬ外観の JCW エンジン
赤く主張するカムカバーとかクロームに輝くインテークマニホールドとか
レーシンググリーンに染められたシリンダーブロックとか ...
ボンネットを開けて悦に入るエンスーギミックが欲しかったなぁ

Posted at 2012/11/09 13:27:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2012年11月08日 イイね!

MINI JCW Clubman #03

MINI JCW Clubman #03では。お気を付けて
担当氏の(実に)嬉しそうな笑みに見送られ僕は
僅かばかりの力を込めた右足と相反するように
左足をゆっくりと持ち上げる。
心持ち音圧を上げたエキゾーストノート
ググッとむずかる車体
今しかないのよ と Clubman が囁くその瞬間に
サイドブレーキをリリースする。

トルクコンバータを介したかのようにウルトラスムースな発進。
上出来だ。昔取った杵柄は、忘れなかった修練である。

本線への合流を目指しピットレーンを徐行する John Cooper に対し、作業の手を止めた
メカニックが軽く会釈する。
クラッチを踏みアクセルを一回、ブリッピングで答える。
響き渡る重低音、破顔するピットクルー、ここはルマンならぬ亀戸
ロリポップマンを務める(頼りになるんだかならないんだかわからない)新人くんが手を上げ
行く手を遮る。さては。流れる車をせき止めるのに失敗したか ...

左足はクラッチを切り
右足はアクセルペダルからブレーキペダルへ。
少しばかり圧を加えた右足と連動するかのように
素早く立ち上がった制動力。
素晴らしい! 
真綿を絞めるような ... とは。このことかぁ~

   JCWマーク入りの真っ赤なブレーキは
   ブレンボ製4ピストン式対向キャリパー →
   フローティングキャリパーとの違いを
   とやかく言えるほど詳しくはないんですが
   少なくともフィーリングは上々であります。


ロリポップマンからの GO ! サインが出ない。
本線の流れは途切れないようである。
クラッチペダルを踏む左足が 少し休ませてくれ
文句を言う。
ギアをニュートラルに入れ
左足を動力切断業務から解放してあげる。
我に返り、右に左に周囲を見回す。
手隙の営業マン、コーヒーカップを片付ける事務女、談笑するお客様
皆の視線がこちらに向いている(ような、気がする)
ここで。エンストするわけにはいかない ...

本線の流れを見ていたロリポップマンがこちらへ向き直る。そろそろです と言わんばかりに。
先ほどのウルトラスムースなスタートを頭に描き発進準備を整えようとした刹那
シ---ン
とぐろを巻いていた排気音は逃げ失せ、僕らが静寂の中に沈んでしまったのは。ナンデか?

 やっちまった。エンストか ...
 いや、待て。僕はまだギアを入れてないぞ?
 違う違う。エンストではない。
 納車早々、まさかのトラブル?
 でも。ウォーニングランプは点灯しておらんぞ!


 クラッチを踏んでくださ~い
 駆け寄りながら担当氏が叫ぶ言葉に悟る。
 昔取った杵柄にはなかった、アイドリングストップ ...

人生初体験のエコ技術は突然にやって来る。
レーシーなエキゾーストノートに騙されてはいけない。
F1だって燃費を気にする今という時代、2012年の JCW は立派なエコカーなんである。
  もちろんこの機能、キャンセルすることは可能なんであるが。
  エンジン始動の度にキャンセル機能がキャンセルされちゃうのが面倒なり
Posted at 2012/11/08 11:01:06 | コメント(3) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ
2012年11月06日 イイね!

MINI JCW Clubman #02

MINI JCW Clubman #02ポケットの中で存在を主張する金属のブレードは
もはや過去のものとなってしまった円盤状のキーを、
ここにセットしてネ と言わんばかりの窪みに
置いてみる。いや、置こうとして戸惑う。
どっち向きなの?
突端のある方が手前です
そうか、なるほど
 (キノコに例えりゃ)傘の部分を奥にするわけね

軽く押し込むと準備完了です
でっ。このボタンを押すんでしたね
あのぉ。クラッチを踏みながらですねぇ ...
をっとっと。昔取った杵柄(ADO15 mini)にはなかった誤発進防止の安全装置。
21世紀のMT車は クラッチを踏まないとエンジンは始動しない ということを心にメモし、
今一度イグニッションシークェンスを繰り返す。

バフン、ドッドッドッドッ ...
  目覚めた 211ps/6,000rpm
  覚醒した 260(280) Nm/1,750-5,500rpm
  手に余りそうな 0-100Km/h 6.5s
  開け放ったドアの後方から響き渡る野太い排気音に心は震え、
  大ぶりのシフトノブを握る左手は(早くも)汗を覚え、
  直立するフロントウィンドゥ越しに進行方向を見定める目は狂気が宿る。
さぁ、行くゾっ!

では。操作方法をご説明致しましょう
だよね。だよね。新しい機械には新しいオペレーションがあるんだよね。
MINI から MINI への乗り換えだけど、ウィンカーレバー一本にしても使い方は
異なるんであり、路上でマゴマゴしないためにもここは、しっかり聞いておかないと。


軽く押し下げて瞬き3回、(もう一段)しっかりと押し下げて通常のウィンカーです
???
排気音に震えた心は冷静さを取り戻し目に宿った狂気は消え去ったが、
ウィンカーレバーを触る左手には(別の種類の)汗が滲んできたようだ。
試乗車でも困惑させられた方向指示器、瞬き3回のレーンチェンジは簡単だけど
交差点で方向を指示する操作には未だに慣れない。
なんで。パッシングしちゃうのぉ~

前途洋々の John Cooper Works ではあるが。
前途多難を予感させる Clubman でもあったのでした。




30年以上、鍵をひねって原動機始動な昭和世代にしてみれば
ボタン一発でイグニッションスタートは隔世の感あり
JCW 以前の問題にうろたえる Clubman 1st impression なり~

Posted at 2012/11/06 13:39:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | Clubman | クルマ

プロフィール

東京の下町で暮らしております。 ノスタルジー香る街並みに巨大な電波塔が完成し 足下の住民は悲喜こもごもでありますが ... 昭和の情景にも平成の風景にも違...
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