No Woman No Cry と歌ったのはジャマイカの英雄ボブマーリィだけど
その慰みの言葉をナイスな宣伝文句に置き換えたのはタワーレコード
である。思わく通り
No Music No Life な若者は増えたけどひとつ誤算だったのは
音楽がなけりゃ生きられない人々がその糧を求めた相手は
amazon であり、iTunes であったこと。
じり貧のタワーレコードはやがて破産を申請し店舗廃業の憂き目に
あう(アメリカ本国の話)が、時をほぼ同じくした英国で MINI の
新しいモデル Clubman が誕生するんである。
往年の Morris Mini Traveler をリスペクトする Clubman はここ
日本においても熱狂的なファンを作り出し、
No Clubman No Life なる
レゲエの神様も草むらの中で微笑んでしまうような言葉が誕生する ...

クラブマンとの蜜月期間がまだまだ浅い僕としては
No Clubman No Poor であったはずなんだが、
クラブマンがなけりゃ人生もない と語る
老若男女とはいったいどんな方々なのか?
それを確かめてみようと思い、安曇野へ出掛けて
みたんである。
しかし、気になるのは。
ワサビ農園でザリガニ採り とワタシには読めた
告知板の内容である。
さすがはシューティングブレイクの同好会、
主たる活動はフィールドワークにあるのかと感心するも僕は長靴を持っていない。
とりあえず軍手だけ用意して談合坂へと向かったんである。
関東方面トレイン隊に混ぜてもらった John Cooper Works
慣らし期間故、エンジン回転数は慎み深く控え目に ...

江戸と尾張を結ぶ中央道も既に秋の装い。
山々を染め上げる木々の文人墨客ぶりを
ゆっくりと鑑賞している暇はない。
なんたって、クラブマンを愛する方々の
末席に加えて頂いた一列縦隊のトレイン。
新参者は慎重の上にも慎重に規律を守るのが
世渡りの道ってものだ。前行くスプリットドアと
ルームミラーに映るロンパリなヘッドライトとの
距離感こそが重要なんである。
安曇野まであと僅かの梓川SAに無地到着。少しばかり休憩の後、いよいよオフ会場へ

自宅よりおよそ、240Km
思えば遠くへ来たもんだの
安曇野スイス村。
北アルプスの山々に抱かれた田園地帯に
アルプスの少女を夢見たテーマパークの、400台は
停められるという駐車場に。赤、白、青、黒、緑、
茶、銀、灰、,,, 色とりどりのクラブマン。
プレートを見れば、神戸、兵庫、徳島の文字も
あったりするから! 驚きである。
No Clubman No Life の一端を垣間見る ...
11月10日 午前10時
駐車場の一角を占める Clubman の群れの中で
自己紹介から始まった、
NCNL 秋オフ in 安曇野。
皆様、今日一日。よろしくお願いします
軽い自己紹介でクルマと顔の一致を図り、
大王わさび農場へ移動である。
いよいよザリガニ採りが始まるのか ... と思いきや
頂いた
旅のしおり にはザリガニ採り(いや、撮りと
書かれてあるようだけど?)は昼食後のようである。
腹が減っては戦も出来ぬ ということであろう、この企画。幹事さんの思いやりに感謝しつつ
午後に向かうという
アルプスあずみの公園 は
長靴を貸してくれるのか?
(この時点では)頭の奥にかすかな疑問としてあったのである
ザリガニが生息するには清流すぎるかもしれない大王わさび農場の雪解け水
黒澤監督が惚れ込んだ日本の原風景に似合うのはザリガニよりも沼エビかしらん
(続く ...)
Posted at 2012/11/11 13:37:37 | |
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