今日、偶然にもローバー75を追走しました。2**9というナンバーをつけた濃いグリーンの1台でした。
75も初期モノはデビューから10年以上が経過し、人間であれば高齢と呼ばれてもおかしくない頃です。ただ、私の住む地域にはそれなりに残っているらしく、月に一度くらいの頻度で見かけます。
まだ登録されたばかりと思しきナンバーを付けていましたから、最近購入されたのか、あるいはどこからか転居してきたのかな、などと考えているうちに私が左折して75は見えなくなりました。
さて、そのクルマ、良く見ると定番のハイマウントストップランプが脱落しかかって傾いているほか、ストップランプのバルブも片方切れているなど、いかにも75らしい症状を呈しており、私は自らの記憶をそれに重ね合わせ当時を懐かしく思い返しました。
(我が家のアルバムより 平成16年8月撮影)
私自身は、脱落したハイマウントストップランプは強力両面テープで固定、バルブは常に予備を積み込むなど、大らかに75を楽しんでいましたが、こうしたエピソードはその当時友人の笑い話のネタにされたものです。当時の私にすればごく自然なことだと思っていたので、ヒトは乗るクルマに合わせて大らかになったり神経質になったりするものだなと感じる次第です。
そんな75ですが、ATのダウン、ECUの不良(どちらも保証で対応できましたが長期の入院を要した)など放蕩の限りを尽くしてくれたお陰で、私のクルマ選びは家族から全く信用されなくなり、以降私の意見だけでクルマを選ぶことは許されなくなりました。
それでも尚、自分の意見だけで選んだこのクルマの購入を後悔したことはありません。
メーカーが消滅し年々減る一方の75ですが、オーナーの皆様にはぜひ末永く乗り続けて欲しいと願わずにはいられません。
Posted at 2012/09/01 14:51:06 | |
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