昨日の夕刻、首都高5号線でこれとしばらく並走。

(画像はwebCGより拝借しました。)
この存在感はどうでしょう。5メートルに達する全長と、他の何にも似ていないそのデザイン、首都高の混雑した路上でも圧倒的な存在感を放っていました。
ローバー、サーブと私の好きなメーカーが相次いで破たんしたのは本当に残念ですが、ローバーは75、サーブは9-5という素晴らしい名車を散り際に残したのはまだ幸いでした。

(画像はwebCGより拝借しました。)
ちなみにこのサーブ9-5、2リッター直4ターボと2.8リッターV6ターボがあり、昨日見かけたのはV6モデル。
9-5はターボ搭載車オンリーですが、そのターボ技術はエコではなく走りに向けられていましたから、いわゆる昨今のダウンサイジングトレンドに沿った仕立てではありません。事実、雑誌等の試乗記を見る限りでは2リッターを選んでも燃費は大したことがないようです。
ニッチなサーブに燃費を始めとした環境性能面での優位性を期待するのは本来筋違いのように感じますが、このご時世ではニッチメーカーであってもそうした世の流れには逆らえないのでしょうね。

(画像はwebCGより拝借しました。)
ただ、たとえ世の流れには沿わずとも、人も車も大量にカロリーを消費することで得られる快感があるように感じます。
味わいというの名の下に、多少の大食いが許容された時代は良かったと思う私のような人間は、おそらくこのご時世にあっては確実に少数派になってしまったのでしょうね。
工業製品としての優劣だけではなく、味わいという観点での車選びが許容され、またそれを受け入れる層が一定数存在するようなマーケットがあれば、サーブにも生き永らえる途があったのではと思うと残念でなりません。
サーブ9-5を見てそんなことを考えさせられました。
Posted at 2013/03/25 21:44:35 | |
トラックバック(0) |
その他クルマ | クルマ