さて・・・・・1ヶ月前の長い1日の話をしましょうか(^_^;
ゴールデンウィークの後半は相変わらず何の予定も組んでいなかったので、
京都の北部にある丹後半島を数年ぶりになるでしょうか、ぶらりと巡ることにしました。
最初に訪れたのは舟屋群で有名な伊根町。
先に「道の駅 舟屋の里伊根」へ行きました。
もう2~3度訪れているのですが、カメラを持って訪れるのは初めて(^^ゞ
さすがゴールデンウィークだけあって県外ナンバーの車で一杯(^_^;
建物の裏側がちょうど展望スペースになっていて、そこからは伊根湾を一望できるんです(^^)
そして、ここはNHKの朝ドラの撮影がされたということで、こんなものも。
ということで、続いて町へ降りてスナップがてら散歩することに。
舟屋群の周りには何カ所か駐車場があるので、車はそこに駐車します。
今回の相棒はハイゼット。
フィットが使えなかったので、これで丹後半島を回ります(笑)
“舟屋”とは1階が船のガレージになっている建物のことで、
その1階部分が海に面しているというユニークな構造をしています。

【クリックすると写真が変わります】
だから家と家の隙間も青い色で埋められていて、そんなちょっとしたところも目を引きます(^y^)
ちょうど節句の時期だけあって軒先には鯉のぼりが泳いでいました(^^)
犬連れで観光している人も(^^)
最初はてくてくと一緒に歩いていたのに途中で抱っこをねだって、
うまくご主人の腕の中をゲットしてホクホク顔。▽・w・▽
いつかはこんな風に、ぽんずを連れてきてあげたいな(^^ゞ
伊根の町並みは古い建物が多く、その中でも老舗は年季があって目を引きます。
↑昭和すぎる電気屋さんは創業何年なんだろう!?(^_^;
↓は地酒が有名な酒屋さん。観光に来た人がよく訪れる場所みたい。

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↓ここは伊根湾の中央部、U字形の一番深い部分にあたり、左右に舟屋が広がります。
中心部だけあってロケーションも良く、絵を描かれている人も。
舟屋群の側にある伊根小学校。
こうやって巡ってみると観光地だけあって民宿が多いのですが、
その中に学校などの施設やお店があって町並みが成り立っているんですね。
そして伊根と言えば舟屋群を見るのがポイントだと思うのですが、
個人的に一番良かったのが実はこちら↓
八坂神社というスサノオノミコトを祀った神社だそうです。
何の下調べもなく雰囲気だけでぶらりと立ち寄っているんですけど(^_^;
少し階段を登っていったところにあるため目立たず隠れスポット的な雰囲気。
境内を入ると・・・・・お社は単管で補強され、かなりの年代モノの様子。
↑は手前の社の狛犬、そして奥には更に古さを感じる昔の狛犬↓
そもそものディテールが違うのか、風雨と年月によって違ってきているのか、
狛犬の表情や雰囲気が違うんですよね。
燈籠には「享保十六辛亥」の文字が刻まれていました。
後で調べてみたら西暦に換算すると1731年とのことで、300年近くの前のようですね。
伊根町では毎年7月下旬に催される伊根祭(別名「海の祇園祭」)というお祭りがあり、
その期間と一致するのはこの神社と時を同じくしているからのようです。
奥の社には見事な龍が飾られています。
そして格子戸の上には朱雀の彫刻→クリックでフォーカス

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本社の横には何を祀っているのか分かりませんでしたが、小さな祠と・・・・・
更に奥に朱色の鳥居があり、お稲荷さんでしょうか。
その細工のひとつひとつに魂が籠もっているような迫力が感じられて、
もし伊根を訪れるなら実際に目で見て欲しい場所ですね。

【クリックすると写真が変わります】
ちなみに、そこから少し離れた境内に八幡神社の本殿もあり、
おそらく京都市内にある神社を、こちらでもお祭りできるように分社したものではないか!?と
伊根祭が「海の祇園祭」と呼ばれることを踏まえても、そう感じるような場所でした。
次に立ち寄ったのは伊根町から少し走ると出てくる蒲入展望所。
ちょうど経ヶ岬の南東部に位置する場所です。
このあたりはカマヤ海岸というそうで、日本海らしい綺麗な海が印象的(*^^*)
たぶん大多数の人はこの景色を見て立ち去る場所なんだと思います。
しかし、まだこんな感じで道が続いていて、その先には何があるのだろうと好奇心が・・・・・(^^ゞ
結局、その好奇心に後押しされて、もう少し進んでみようと足を踏み入れました。
しかし進む毎に道を草が覆っていく割合が多くなっていきます(^_^;
そして遂には・・・・・ロープ!?(>_<)
人があまり踏み入っている形跡がないな~とは思いましたが、
こんな場所を進んでいくのなんて北九の某諜報員さんくらいで、
まさか自分がこんな道のようなそうでないような所を進むことになるとは・・・・・(^^;
しばらく歩きにくい道を進んで、やっと見えてきた終点。
そこには迫力の絶景パノラマが広がっていました♪\(^O^)/ヤター


【全画面パノラマ表示はこちらをクリック】
ちなみにこの写真、パノラマ撮りのレンズを付けていなかったのと、
とてもレンズを取りに歩いた道を戻る気力もなかった…ということで、
あとでパソコン頼みで数枚撮っておいて合成した写真なんです。
こんなに綺麗にパノラマ合成できるとは、ちょっとびっくり(^^ゞ
ここは甲崎という場所になるそうで奥地に進んだ人だけが見れる景色は
辿りついた苦労の分だけ更に大きくなるというものですね(^y^)
まさに自然の織りなす迫力を造形を目の当たりにして、ついつい長居しちゃいます。
こういう予想外の出会いに、ぶらり旅の喜びを感じるというか(^^ゞ
そこからカマヤ海岸の方を望んで。(^_-)/凸パシャ
更に波打ち際あたりまで降りていったので、この雰囲気をまたまた合成用に撮っておきました。


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ただ、この合成は上手くいかなかったようで水平線に段差ができてしまって仕方なくトリミング。
ちなみに元画像で雰囲気を掴んで貰うと、こんな感じになります↓




合成の場合はなるべく縦構図で1/3~1/4くらいの重なりを作って撮影しておくのがポイント(^_-)
そうすると後でソフトで重なり部分を検出して合成してくれる予定・・・・・だったのですが、
さすがに今回の空、海、岩肌の三要素の合成は難易度が高かったみたいです(^_^;
もちろん露出を合わせておくことも必要なので、試されるときはご注意下さい。
(追記)
うまく合成できなかった画像ですが、↑写真より少し下に降りた場所で釣り人が一緒に写って
磯の大きさの分かりやすい写真がありましたので、手動で合成できなかった部分を付け足して
載せておきます(^^ゞ


【全画面パノラマ表示はこちらをクリック】
↑この岩の表面からすると火山活動によって出来た場所でしょうか。
この広がる海の中で一番綺麗な色が見えた場所がここ↓
ブルーではなくグリーンを帯びた海の色を・・・・(^_-)/凸パシャ
たぶん1時間近くここに居たかと思いますが、帰りはもちろん・・・・・
・・・・・またロープを登って帰ったのでした(^_^;;;
蒲入展望所を離れて、次に立ち寄ったのはお決まりの観光スポット「経ヶ岬」
ただ、ここはあまり期待したイメージの場所ではなかった記憶があったのですが(^_^;
それに、さっき見た絶景とは雲泥の差があって・・・・・(^_^;
折角なので周りの皆さんと同じく景色を眺めて記念写真を撮る程度になりました(^^ゞ
さて実はこのあたりでもう時刻は午後3時半を回っていたこともあり、
目星を付けていたスイーツのお店へ向かうことに(笑)
到着したのは「クロック・ミル」という無添加素材のケーキに拘ったというお店です。
すごく眺めの良い場所だったので、車から降りて先に景色の写真を撮ってたり(^_^;
ついでに滅多にブログに出ることがない愛車写真も(^^ゞ
ボディがまっすぐなので、綺麗に景色を写していました(笑)
このあとお店の入り口の方へ向かってみると・・・・
なんと!まさかの定休(゚◇゚)ガーン
しかも年内ずっと休みって・・・・(x_x;
これはまずい(汗)
楽しみにしていた予定が消化できないのは残念すぎるということで、
このあと次の目的地までの道すがら良さそうなお店を探すことになります(^_^;
途中、喫茶のできそうなお店の前で車を停めてみるのですが、どれも違う。
―――そんな中、まるで探し物が見つかったような一軒のお店が!(°°)
芝屋根とエントランスの雰囲気で「ここだ!!」と直感が囁きました♪
実は全く当てずっぽうで入ったので、マスターさんに「ここは何の店?」と
いきなり的外れな質問を投げかけてしまいましたが、どうやら輸入雑貨とケーキのお店らしく
しかもショーケースには、まるで来るのを待っていてくれたかのように鎮座するラスト1つの
苺のショートケーキが・・・・(^y^)
ということで、この最後のケーキを注文して「飲み物は?」となったのですが、
ここのマスターさんはラテアートができるそうなので、カフェラテを注文☆
待っている間、色々お話をさせて貰ったのですが、もともと文具店だったお店で、
そのときのまま名前を変えず「kanabun」という名前になっていること(bun=文具店)
奥さんがケーキが作れることでケーキ屋さんとなり、ラテアートは独学で学んだこと、
そして内装や芝屋根はお店を改装するときに拘って作ったことなどを話してくれました。
カメラを持ってお店に入ったので「ラテアートを描く写真を撮りますか?」とのお言葉を頂いて
もちろんYES♪
何だかあっという間の出来事でしたが、目の前のカップの中にラテアート誕生!(^y^)
でも、これを描くのは簡単そうに見えて結構難しいそうで、お店でもご主人しかできないそうで(^^ゞ
ということでケーキと飲み物が準備できたので、2階にあるイートイン・スペースへ。
席は・・・・・店に入るきっかけとなった芝屋根の見える窓際の席。
そこは何だかとても居心地の良い空間で・・・・
2階なのに目の前に芝の広がる窓(^y^)
それにラテアートって飲んでも形が崩れないんですよね(^_-)-☆
あとでお話を伺ってみると、うまくアートができたときは崩れないそうな(^^ゞ
それに自分もカメラをするんですよってカメラを見せてくれました(笑)
この後はもう少しのんびりしたいところでしたが、あまり時間がないこともあり、
美味しいひとときのお礼を言って少し急ぎ足で最後の場所へ向かうことになります。
最後に向かった場所――――それは夕日ヶ浦海岸。
まさに名前の通り、水平線に沈む夕日を眺めるための場所(^y^)
そしてこの日、夕日を見るのにはグッド・コンディション(^^)
水面に光の橋のかかる、この時間がフェイバリット・タイム♪

【クリックすると写真が変わります】
そこにいた人たちは皆、同じ夕日をただ眺めていました。
そして最後に一瞬だけ描かれる“だるま夕日”
それは一瞬の瞬きのように、あっという間に水平線に消えていきました・・・・。
でも、この綺麗な夕日が1日の疲れを癒してくれるんですよね。
夕日ヶ浦海岸、綺麗な夕陽を見せてくれてありがとう~(^人^)
これが私のゴールデン“サンセット”ウィークなのでした!(^_-)-☆チャンチャン
※長いブログを最後まで見てくださって、ありがとうございました(^^ゞ