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約20年前 狭心症のバイパス手術により

あと10年くらいの寿命と言われた母でしたが手術から20年ボクと一緒に過ごしました。

糖尿病もありましたし。

母の話によると母が子供の頃は裕福な家庭だったそうですが父親が事業に失敗により急変

財産も崩壊し、その後は兄弟達の為母親の為身を粉にして働いたそうです。

ボクの父と結婚してからは姑と小姑からの辛い仕打ちに耐え

ボクが生まれてから間もなくして父が病に伏してしまい

それからは母が働いてボクを育ててくれました。

ボク自身、あまり身の上話をするのは好きではないので書かない話さないことも多々ありますが

母は病気のボクの父とボクの為またもや身を粉にして働いてボクを育ててくれました。

苦労の連続。

そんな母はボクが妻と結婚して同居を選んだことを喜んでいました。

ボクが結婚した時には既に父は他界していましたので苦労からも解放され

母本人も「今、幸せやわ」って言ってくれてました。

心臓のバイパス手術してからは「もう長くないし」とも言ってましたけど82歳になるまで生きることができ、数年前から軽い認知症はあったものの

ここ1年くらいまでは安気な時間を過ごすこともできたはず

最後も今年の春くらいまでは無気力でベッドの上でゴロゴロしている時間が長かったものの

数年間は足の骨折で自由に歩けなかったものの長く闘病に苦しんだわけでもなく平穏な晩年を過ごさせてあげれたのではないかと思っています。

実際、家から全く出掛けなくなったのは今年の6月くらいからでしたし・・・



孫を抱かせてあげることは出来ませんでしたが少なくともボクと妻と長く一緒に過ごせたことを喜んでくれていると思いたいです。