青くまのブログ一覧

ロードスターの開発主査の方が「ぜひ新しくなったロードスターを乗ってみてほしい」と仰っておられたのが印象的でよく覚えていました。
そこで今回マツダのディーラーでNDロードスターの幌１．５L　MT車（２０２４年１月モデル）に試乗させていただきました（しかも一人で）。ロードスターの軽さをしっかり感じるには、一人での乗車が一番です。
グレードはSレザーパッケージで、ベージュ色のレザーシートでした。
座った印象としては、ふわっとした椅子に座っているような感触で、衝撃を和らげてくれるシートだなと思いました。

クラッチの踏力はNCロードスターと同様に軽くて、ポルシェ９８６の重さと比べたら余裕で踏み続けれます。クラッチミートのポイントは割とすぐにつかむことができました。ペダル配置もさすが日本車の右ハンドルは自然で無理がないので、意識せずに踏めます。

マニュアルトランスミッションのシフト感覚は、歴代ロードスターの中でも一番といってよいほど、感触が良いです。特に２速から１速に落とす場面でNA、NB、NCのような渋さがなく、きれいにスコッと１速に入ります。

フロントフェンダーのハチが盛り上がっているので視覚的にも車幅が簡単につかめるため、自信をもって幅寄せもできそうでした。

ここまでは良いところですが、以降は気になったことを、、、

大事なエンジン音についてですが、３０００回転前後で響く、こもったような気持ち良くない低音が耳に残ります。どこかで聴いたような音質だなあと思ったら、社用車のミライ―スでした。ミライ―スは３気筒エンジンなので、ロードスターの４気筒とは違うのですが。なぜか音の印象が似ていたのです。よく回るエンジンですが、高回転域でもあまり気持ちよくない音で、、、

足回りは、とても柔らかくて、乗り心地も良くて、挙動もわかりやすいのですが、
時速１００ｋｍにも満たない速度で一瞬グニャっと挙動が乱れました。慣れの問題もあるかもしれませんが、高速域ではどうなってしまうんだろうと不安になる足でした。

アクセルレスポンスについては悪くはないですが、コンマ何秒の世界ですが一瞬の遅れを感じました。ケイマンのスポーツモードでは即座に反応するので余計にそう感じたのかもしれません。NDのMT車にもアクセルレスポンスの良いスポーツモードがあればいいのに、と思いました。

肝心の軽さを感じるかと言われると、NCロードスターと比較してもそこまで大差はない感じでした（実際にはＮＤの方が約１００ｋｇも軽いのですが）。
アルピーヌＡ１１０の方がかなり軽さを感じることができました（もちろんＭＲとＦＲの違いもありますが）。

現代のロードスターはこういうクルマだ、ということが分かった気がしました。

快く一人で試乗させていただいたディーラーの営業のお姉さまに感謝申し上げます。

アルピーヌのディーラーにて貴重なA110Sを試乗させていただきました。

印象は異次元の軽さを「感じる」車ということです。これは単に軽い車ではここまでは感じません。実際にNCロードスターでは、パワーステアリングの設定が重めのためか強烈な軽快感はないです。パワステやアクセルの感覚が軽さを感じさせます。軽く感じるのにボディ剛性がしっかりしているので不安感はないです。
エンジン音はターボのせいかあまり高揚感はないです。スポーツモードで頻繁にバブリングはしますが。A110のスポーツモードのアクセルレスポンスは街中では発揮できず、意外にも981ケイマンの方がレスポンスは良い印象でした。もっと踏み込む場所があれば加速を感じたかもしれませんが。
一番好印象だったのは走りよりも内装の雰囲気でした。バケットシートやステアリングの感触がとても心地良いのは、さすがアルピーヌといったところでしょうか。
ステアリングを切ったときの軽快感命の人にはどハマりする可能性大の、唯一無二の車だと思います。

NCロードスターに１年間、通勤や遠出、家族の送迎など雨の日も雪の日も使ってみた結果、見切りをつけて卒業してしばらく経ったので、現在の考えを書き記しておくことにしました。

NCロードスターをレンタカーで借りて、街中や峠でのドライブの印象がとても良かったため、すぐに購入を決めたのですが、、、

走行距離は５万ｋｍちょっとの車でしたが、２０１０年式のノーマルの足回りは意外にも劣化が早く、、、

乗って９か月経過したころから、駐車場の坂道の段差を登るたびにバンプラバーの劣化で嫌な金属音が毎回鳴り、修理ついでにＴＥＩＮのＭＯＮＯスポーツを期待して導入したのが降りる最大の原因になりました。車高調は私のようなサーキットを走らないドライバーには設定が難しく、硬い脚は路面の段差をこれまでかとダイレクトに体に伝え、これまでの快適なドライブを台無しにしてしまいました。ならば純正に戻せばいいのに、と言われると思いますが社外の足回りの期待値が大きすぎたため、ガッカリ感がひどく元に戻す気持ちが起きませんでした。

高速道路を片道４５０ｋｍ走行したときも、路面の状態が良いにもかかわらず疲労感が半端なかったです。ロードスターの中でもＮＣはグランドツーリング向けだと言われますが、あくまでもロードスターの中での話。細かいピッチングがあり安心感がありません。エアロパーツで改善することもありますが、改造する気も起らず。

Ｒパッケージ純正のＲＥＣＡＲＯシートも、本場のＲＥＣＡＲＯとは物が違い、乗り心地が良いとは言えませんでした。

ノーマルの柔らかめの脚を良い状態で低中速域を楽しむにはとても良い車でした。

またいつかロードスターを楽しめる日がくるのか、こないのか、、

ポルシェ認定中古車の補償を継続するためには、ポルシェ正規ディーラーにて1年点検及び2年点検を繰り返し受けることが必須ということが営業さんとの話でわかりました。
とあるポルシェセンターは、購入者以外の入庫はお断りということでしたが、別のポルシェセンター⚪︎島では快くオッケーをいただきました。店舗によってかなり対応が異なるようです。とりあえず他県で購入した認定中古車でも何とかなることがわかりました。　　

ポルシェセンター○山を訪ねてみたところ、他店で購入したポルシェは認定中古車であっても入庫はお断りしていると営業の方に言われました。

はっきりとした理由はわかりませんが、トラブルを避けるためとか、客層を保つためとか、そういう理由が予想されました。

仮にこの方針が全国の他のポルシェセンターでも採用されているとすれば、ポルシェの新車もしくは認定中古車をご購入される際には、ご自身が動ける範囲内の店舗での購入が前提となってくると思われます。

ディーラーに入庫できないポルシェたちは、ポルシェ専門店のお世話になると言う事ですので、それはそれで専門店の需要が伸びてよろしいかと思いました。