当別伊達記念館・伊達邸別館-当別町
開拓の名残り、北海道の上級史跡
2007年06月24日
当別町は明治4年(1871)4月に開拓の鍬が入れられました。
開拓者は戊辰の奥羽戦争で敗戦し窮地に追い込まれた旧仙台藩岩出山一門伊達邦直主従でした。
当時の蝦夷地は未開で酷い原野でした。この当別村も他家の入植同様熾烈を極め、昼なお暗い原始林を切り開き、水害・冷害、幾多の困難を不屈の闘志と固い団結力により克服し今日を築き上げられました。
この記念館は開拓者の岩出山伊達家に伝わる品々を展示しています。主なものは「漆塗蒔絵食器」「冷泉家入嫁時持参の打掛・振袖」「源氏かるた」「邦直公着用の長袴・火事装束・陣羽織」などなどマニアには好みの品々があります。明治初期の邦直公の自筆日記から叙官の辞令など公式なものなど貴重な史料もありました。
この記念館に隣接する伊達邸別館は、元々は向かいに位置する現・伊達家に併設されていたものを町が譲り受け移築したそうです。
1階は「書斎・来客控室」「会議室」、2階には来客が宿泊した「客間」「居間」という間取りになっています。
この別邸は迎賓館として機能し小松宮彰仁親王殿下をはじめ、萬里小路卿、菊亭侯爵、西郷従道農商務卿、米田侍従長、樺山警視総監、そして兄弟の旧仙台藩亘理家伊達邦成公も約200km離れた入植先の現・伊達市から3度も来邸したそうです。
2階居間には現在、邦直とその奥方そして重臣が会談している姿の蝋人形が飾られていました。狭く薄暗い中で間近に見る蝋人形は正直不気味でした。
ただこの時期にちょん髷を結い、殿様姿らの蝋人形たちはおかしくもあります。
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画像上:伊達邸別館・当別伊達記念館入り口
画像中:当別伊達記念館
画像下:伊達邸別館
所在地:北海道石狩郡当別町元町
電話 : 0133-22-3735
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