北海道指定文化財「史跡 開拓使三角測量勇払基点」-苫小牧市
北海道の沿岸部については江戸時代の伊能忠敬などの調査によってほぼ正確な形が把握されていたが、開拓使は三角測量による内陸部のより正確な地図を必要としました。
三角測量による北海道の調査は明治6年(1873)~明治9年(1876)に中止となるまで4年間にわたり、沿岸部の測量を完了するとともに、勇払基線(画像①)から出発した三角網は全北海道のほぼ5分の2の面積を覆うに及んだそうです。
画像②の標石は明治10年(1877)刊行された「北海道測量報文」にある図解を元に亀田郡大野町に現存する函館助基線の標石を参考に復元されたものだそうです。現在、この史跡では勇払基点を示す約30cm角の花崗石柱の上に目印となる標石や保護するための台石が設置されていたそうです。
もう一方の鵡川基点は発見されていませんが、この勇払基点は当時の最新技術を駆使した我が国最初の本格的三角測量事業施設で、ここからは多くの日本人測量技術者が育つなど、北海道史上並びに我が国測量史上貴重な文化財です。
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