「エンルム_チャシ」-室蘭市
室蘭港を南から抱え込む絵鞆半島の先端、噴火湾に突き出たエンルム岬のほぼ千数百mにわたる海岸線上の台地上にありました。現在は、市街化によってその形状は殆ど見ることができません。
それで古文書によると、
『この「チャシ」は2砦に分かれ、第一砦と丘陵とを画する線は、東部に於(お)いては「チャシ」の方を高くして段階を成し、西部は幅広い堀割で西方に漸降し、溝底は幅四間(約7.3m)でした。アイヌはこの掘割を西方から見て「ウォルキプト」と称した。
アイヌの言い伝えによると、その昔戦争があった時掘った壕という。
砦内縦横各十七間(約30.9m)で、左右は急傾斜を以って海に臨んでいる。これが第一砦。
その奥に第二の掘割があり、長さ約十間・幅二間・深さ七尺(約2m12cm)の規模。この第二の掘割を越えて長さ十間、幅四間の楕円形の地がある。これが第二砦である。
その先は大いに崩壊し、一段低き段地ができている。これを岬端とする。』
現在の状況は地域の住民の駐車スペースで、地表に貝が無数に散らばっていましたが、それが貝塚としてなのか地域が漁港だからなのかは不明です。
住所: 室蘭市絵鞆町
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