「有珠モシリ遺跡」-伊達市
噴火湾の東岸、伊達市の北端の有珠地区にあります。
有珠漁港から車で岸壁まで行き見ることができます。
遺跡は約1万㎡の小島ですが、干潮時には歩いて渡れるそうですが、私が行った時は満潮だったようで孤島状態でした。
発見されたのは1978年で伊達市教育委員会によるもので、1985年~1989年まで札幌医科大学解剖学第二講座によって発掘調査が行われたそうです。
調査の結果は、今から約3000~1700年前の縄文時代晩期~続縄文時代前期(本州は弥生時代)までの貝塚や墓が発見されました。さらに出土品から本州以南の人との交流があったことや、人骨から北海道の人の成り立ちがわかったり、考古学・人類学的に重要な遺跡とされています。
発掘された出土品は重要文化財に指定されています。
遺跡内の墓や貝塚からは写実的に熊を彫刻した儀式用スプーンやオットセイや魚を捕るための鹿角製の銛、アワビの殻でできた釣針などの道具が出土しています。
イモガイ製の腕輪は琉球列島以南の温暖地域でしか育たない貝でできているそうです。これは沖縄周辺で採れた貝を北九州で腕輪に加工し、日本海経由で北海道まで運ばれたと考えられています。
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