国指定重要文化財「松前(福山)城本丸御門」
松前城は道内唯一の城下町・和式城郭として、遠いながらも何度か訪れた城址ですが、貴重な現存建築物の「本丸御門」に触れるのを忘れていました。
この城は1854(安政1)年、松前家第17世崇広が幕府の命令を受けて、北方警備を目的として建て直した我が国最後の日本式城郭です。
設計は高崎藩の兵学者・市川一学が行い、本丸に三重の天守を、また、二の丸に二重櫓を3基有したほか、三の丸に砲台を7座配置した特異な城で、その中で唯一、戦火を免れ、築城当時の姿をとどめる本丸御門です。
この門はかつての福山城本丸御殿にいたる正門で1606(慶長11)年と1849(嘉永2)年築城の旧城郭を取り壊し、新しい城郭を建設した際の御門です。石垣は凝灰岩を方形に加工し、隙間なく石をすり合わせています。背面の屋根は正面よりも急勾配とし、石垣の上端まで葺き下ろしています。1875(明治8)年、開拓使は本丸御門・本丸御殿・天守を残し城郭の施設を解体しました。
[建設年]1854(安政1)年
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