
WRX STIの美点のひとつに、ECUに自由にアクセスし、ログを取ったり、ロムデータを書き換えたりする道がユーザーにも開かれているという点があります。
車両のECUへのアクセスは、運転席足元にあるOBD2ポートから行います。
私が付けている多機能メーター、
BLITZ Touch-B.R.A.I.N.も、このOBD2ポートからECUのログを取り、表示するメーターです。
このポートからECUのロムデータを吸出したり、書き換えて上書きしたり、バックアップを取ったり、走行ログを取る事を可能にするのが、
tactrix OpenPort 2.0です。
このアダプターは、OBD2ポートとWindows PCとをUSBポートで接続する事を可能にしてくれます。みんからにも
ユーザーグループがあり、情報交換がされています。
購入はオンラインショッピングになります。
開発元のTactrixのサイトにPCからアクセスして、まずは「Tactrix Store」へ。
ここで最初にアカウントを作ります。ネットショップでよくある、ゲスト扱いでの1回のみのショッピングはできないようです。
アカウントを作成すると、メールが来ます。
私がアカウントを作ったのは6月でしたが、当時のメールは
Hello 私の氏名,
Thank you for registering at Tactrix. Your customer account has been created.
You may login to https://www.tactrix.com using the following username and password:
Username - 取ったユーザーネーム
Password - パスワード
というメールが来ました。
このユーザーネームとパスワードでログオンすると、ショッピングが可能になります。
私が購入したのは
Tactrix Openport 2.0とOBD2 Extension Cableの2点です。
Tactrix Openport 2.0は「Add to Cart」のボタンが押せないはずです。
「product details」で詳細を表示すると、右上に「Reflash Adapters」というドロップダウンリストから選択する場所があります。
ここで三菱車、2001-2002のWRX、2003-2005のWRX、もしくは無し(none)の選択肢を選びます。これは、それぞれ該当車両のECUを上書きする時に必要となるアダプターです。Openportは1つ持っていれば複数の車両をこれだけで書き換え可能になるので、友人の車も書き換えたい場合など、該当車両を所有している場合は、一緒に購入すると良いと思います。私は購入時「none」を選びました。
私はOpenport購入から4ヶ月経っているので分かったんですが、800円なら三菱車用の書き換えアダプターは購入しておいた方がベターだった!というのが感想です。この手の車に乗っていると、どうしてもメンテナンスでショップとの密な付き合いが発生します。そこのお客さんのGV*、GR*のみならず、ほぼ構造の変わらないGD系のお客さんとの付き合いも深くなりますし、同じ位の人数、ランエボ乗りのお客さんもいます。ランエボのECU書き換えが可能となれば、親しく付き合える人が倍になったはずだと思います。
私のおすすめは、
Tactrix Openport 2.0とOBD2 Extension Cableの2点同時購入。理由は後述します。
IDとパスワードを入れてログオンし、上記2点をショッピングカートに入れて決済(私はクレジットカードで払いましたが、過去に一回事故を起こしているという情報もあります)
Thank you for shopping with us. Your order information follows.
Purchase Order
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Order Number: 4ケタの数字
Order Date: Friday, 15 June 2012
Order Status: Confirmed
Customer Information
--------------------
Email: わたしのメアド
こんなメールがまず来ます。その後、発送メールが来ます。
Order Items
-----------
Product = Tactrix Openport 2.0; Reflash Adapters: None
Quantity = 1
SKU = OP2
Price = $169.00
Product = OBD2 Extension Cable;
Quantity = 1
SKU = OBDEXT
Price = $15.00
SubTotal = $184.00
Fee = + $0.00
Coupon Discount: $0.00
Shipping and Handling Fee = $23.46
Total = $207.46
---------------
Tax Total = $0.00
2点同時発送、送料込みで
1万7000円でした。
次に購入したのがノートPCです。
OSはWindowsXPの中古ノートPCを購入しました。
これは、吸い出したロムデータの加工やログの取得に使うソフトウェアがWindowsXP対応の物が多いからです。特にWindows 7 64Bitでは問題が出ているケースが多いようです。
大阪の日本橋、中古PCショップで
Core Duoの2Ghz
メモリ 1G
HDD 100GB
OS込みのヒューレットパッカードのノートPC、B5サイズで
9500円でした。
車パーツと比べると本当に安い!
特にノートPCはこの1年で半額ほどになっています。
ECUチューニング専用に1台買っても全く痛くない価格です。
選択肢はA4、B5サイズ、超小型のモバイルとありましたが、取得したログをそのままショップで見せる事を考えてB5以上に。持ち運びや助手席に置いて操作する事を考えてA4を止めてB5にしました。ちなみに価格はどれでも1万円切りで同じ位です。
ついでにマイクロSDカードも購入しておきます。1GBで300円で買えます。
通常の使用方法では、このOpenport本体をOBD2ポートに直接接続します。OpenportにはUSBケーブルが付属してくるので、これをノートPCに接続します。この接続方法、いろいろな問題点があります。
まず第一にOpenport本体。これにはパイロットランプが複数の色の物が乗っていて、この色の変化や点滅で、動作状態が分かるようになっています。このOpenportをブレーキペダル上のOBD2ポートに取り付けると、パイロットランプの状態が全く見る事ができません。
さらにUSBケーブル。これ、短いです。運転席足元からUSBケーブルを延ばして助手席に設置したノートPCに繋いだまま走行、停止して操作を行うのは難しいです。かといって、100円で購入できる安価なUSB延長ケーブルを買うとトラブルの原因になります。このUSBケーブル、車内のノイズにものすごく弱いようで、延長するとデータが拾えなかったり、読み書き時のエラーが頻発するケースが少なくありません。
そこで上記購入時に一緒に購入したのがOBD2延長ケーブルです。
このケーブルを繋ぐ事で、OBD2ポートを助手席まで引っ張り出す事ができます。当然USBケーブルは全く延長する必要が無くなります。また、Openportの動作ランプを見る事もできるので、動作状況が簡単に確認できます。
Openport本体のOBD2コネクタ部分です。オスです。
OBD2延長ケーブルです。片方はオス、片方はメス。
OpenportにマイクロSDカードを刺しました。300円で購入した1GBの物。このカードは、PC無しでOpenport本体のみでスタンドアローンで走行ログを取る時に必要になります。安価なので1枚購入する事をおすすめします。
これでハードウェアは全て揃いました。
実を言うと、助手席にノートPCを開いたままで固定するフレームも探したのですが、ノートPC本体の9500円よりも高かったので断念しました。
安い物で1万円ジャストから。およそ2万5000円までというのが車載用ノートPCアームの標準価格です。シートかシートベルトの固定ボルトに共締めする形式で、使わない時は固定部分10cmほどを残してアームを取り外せるので、全く邪魔にはなりません。ただしまだ高いですね。5000円を割る単純な構造の物が出てきたら設置を考えても良いかもしれません。
当面はベルトで助手席に固定予定です。
★おまけ 今日の鉄★
http://blog.goo.ne.jp/shibainutetsu
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Posted at
2012/10/11 13:19:47