
NASIOCおすすめパーツレビュー紹介の第四回。
第一回はCosworth製インマニでした。
第二回はステンメッシュホース比較でした。
第三回はインタークーラースプリッターでした。
英語版オリジナル記事はこちらです。
同じ製品のレビューがもう一本あります。
制作会社による製品紹介はこちらです。
パーツ製作会社のサイトはこちらです。

真ん中で錆びているのは排気系のセンターパイプです。
作業しやすくするために先にこれを取り外します。

純正ドライブシャフトを覆っているカバーを外していきます。

こちらを外すと、ドライブシャフト本体が取り外せます。

純正ドライブシャフトとカーボンドライブシャフトの比較。
純正はツーピース、この製品はワンピースで1本物です。
純正がツーピースになっているのは、ドライブシャフトの振動吸収の目的が大きいそうです。

純正位置にカーボンシャフトを組み付け。
特に大幅に太くなっている訳ではないので、クリアランスは楽々。
ドライシャフトの重量は
純正が11kgに対してカーボン製が5.5kg。
このカーボン製のモデルは800馬力まで対応の強化タイプです。
性能レビューは、低回転でのツキの良さの向上。
ワンピース化される事で心配した振動、チャタリングは全く無し。
唯一気になるのは、オイルの燃える臭いがする事。
ハイパワー改造車特有のスロットルON、OFF時の跳ねるような挙動が完全に消えた。
こちらのレビューから。(この車は600馬力ほど)
フィッティングが完璧で、純正ドライブシャフトを外して、そこに組み付けるだけ
クラッチのガチャガチャが半分ほどに減少
低ブースト、低回転でのレスポンスが大きく向上
回転合わせが格段に簡単になり、シフトアップ/ダウンがスムーズに
この車両での純正ドライブシャフトとカーボンドライブシャフトでの車内騒音、アクセルレスポンスのビデオがこちらです。210km/hまでですが、加速シーン有り。
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以下私の感想
このカーボンもしくはアルミニウムの軽量ドライブシャフトという製品は、USではとても人気がるのですが、日本では見かけた事がまるでありません。
理由を探っていくと、どうやらこれら軽量ドライブシャフトを組んでいる人の多くはドラッグレース系の人々で、600hp超のモディファイドが多いようです。
私が車をお願いしている
ガレージMIDは600~700馬力の車が少なくないので、私もこのパーツが気になって調べましたが、日本ではそもそもEJのハイチューンドが少ないようです。
ハイパワーを受け止めるための強化でカーボン化という点を不要だとしても、ドライブシャフトでの5.5kgの軽量化がレスポンスに大きく寄与する事は簡単に想像できます。プーリーやフライホイールの軽量化でのデータは沢山ありますから。
ちなみに価格ですが、フルカーボンで
1050US$、8万円少しです。プーリーやフライホイールの軽量化と比べても、コストパフォーマンスは決して悪くないのではないでしょうか。こちらは組み付け工賃はだいぶ安くあがりそうですし。
残念な事に、
08-12のSTI用はアルミニウム製しか出ていません。強度もカーボンから大きく落ちて650馬力まで。ただし、価格が下がって480$、4万円以下です。
こちらももちろんワンピース構造。
まぁでもこの価格差なら、私ならカーボン出るの待ってカーボンを8万円で欲しいです。
フォーラムでも沢山のリクエストがあるので、遠からず発売されると思います。
ただ、重量はアルミ製のこれでも純正の11kgに対して5.5kgまで軽量化されています。カーボン化しても重量は5.5kgまで取って、対応馬力を上げるみたいです。
軽量化によるレスポンスアップ狙いなら、アルミ製で十分ですね。
プーリー交換より安いんじゃないでしょうか。
この年式はAT用のドライブシャフトもまだ既製品は出ていませんね。
ただまぁ、長さ修正程度のワンオフ注文はとても安くできるようです。
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NASIOC | クルマ
Posted at
2012/12/08 20:19:08