三連休の週末。
私のGVFを御願いしている
ガレージMIDにて、タービン交換後の燃調、点火タイミングの制御方法の相談をしていました。すると、
なちょなるさんがもうすぐ来店するとの情報が。ガレージMID繋がりでお友達申請を送った方なんですが、この方すごいのです。
ATのチェイサーで鈴鹿2分23秒。
(人を介してお聞きしているタイムはもっと速いのですが、公開されているのは5年前のこのタイム)
これは関西の方なら分かると思うのですが、FRのATではちょっと想像できないタイムです。GVBのスペCで2分40秒なら走行会でもだいぶ速い部類で、2分30秒切りならとても速いドライバーだと思います。
2分23秒というと、チューンド4WDの34GT-RかEvoの450馬力クラスでとても速いドライバーのタイムです。GVFの方向性を考える上ではとても参考になると思います。
3連休も鈴鹿に走りに行くという事で
ガレージMIDでタイヤの組み換えをされていたので、少しお話を出来るチャンスがありました。このATのチェイサー、素晴らしい制御がされています。
自作ロックアップクラッチコントローラー
上の自作コントローラーの説明と動作の動画
ロックアップコントローラーの新型
まずはGVFの純正ATのコントロールシステム。
これは、アクセル開度と車速、ATフルード温度等を監視し、ロックアップで直結するか、滑らすかを管理しています。
なちょなるさん自作の
ロックアップコントローラーは、このロックアップ制御を任意に設定できるようにする物です。
ATのチェイサーで鈴鹿2分23秒
このタイムの一部分がこのロックアップ制御、ようするにSST/DSGライクにトルコンATを制御するロジックで稼ぎ出されているのは間違い無いと思います。
このAT制御の考え方は、GVF/GRFでスポーツ走行する場合にはとても参考になります。ぜひリンク先のなちょなるさん自作コントローラーを見て欲しいと思います。
トルコンATの持っているロックアップ機能を自身の管理下に置き、まさに2ペダルMTと同様のダイレクト駆動を可能にしています。
GVF/GRFでこの種の制御に取り組んでいるアフターパーツメーカーは見当たりません。そもそも、ほとんど全ての国内ショップはATの制御についての知識は決定的に欠落しています。北米製でもこうした制御に取り組んでいるショップを見た事がありません。
なちょなるさんとのお話で話題に上がっていたのですが、AT車でシフトチェンジ時にECUは点火を遅角させています。滑り防止だと思われます。ECUでの制御が出来れば、このシフトチェンジでの遅角も消せると思われます。F-CON ISなんかはAT用にその機能あるようですね。
GVF/GRFはAT制御見直しでの伸びしろは相当大きいと思います。
このなちょなるさんのアプローチはぜひ一度見ていただきたいと思います。
そして、
ATのチェイサーで鈴鹿2分23秒というのが、どの位のタイムなのか、なぜこんなタイムが実現できているのかを考えると、GVFを改造していく上での一つの方向性が見えてくると思います。
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Posted at
2012/12/25 14:33:01