
25.LのEJ257と5ATの組み合わせのA-Line。
私もセダンのA-Line乗りですが、このタイプは北米では販売されていません。
A-Lineのトランスミッション関連のチューニング情報が少ないのは、この北米で販売されていないというのが大きな原因になっています。
ECUチューニングも同様で、例えばCOBBのアクセスポートでECU書き換えしようとした場合、JDMのGVF、GRFはProvaのを買いなさいとCobbに言われてしまいます。
このA-Line、実は結構海外でも販売されています。
2009年日本での発売と同時に、右ハンドル100%の国、
シンガポールでも販売が始まりました。これは日本と同時発売。私の海外のお友達リストにシンガポールの方が多いのはこのためです。彼らにとって、A-Line情報を集めるなら、日本のユーザーから集めるのが近道だったわけです。これはもちろん右ハンドルのRHD車でJDMとほぼ同仕様のようです。
同年、同じく右ハンドルの国の
タイ、
香港でも売られ始めました。これらももちろんRHD。そして
オーストラリアでも販売。
このバージョンは
WRX STI spec. R という名前で売られました。specは全て小文字で、その後ろにピリオド有り。Rは大文字です。
オーストラリアバージョンのWRX STI A-line = WRX STI spec. R です。
JDMと異なるのは、2010年の時点でも最初からリアウイング有りで販売されました。
バッチ類ですが、リアはSTIバッチの上に海外仕様のお約束のImprezaバッチがあります。残念ながら「spec R」のバッチは前にも後ろにも無いので、輸入して貼る事は出来ません。
チューニング情報やパーツを調べる場合は、『STI spec R』 で検索です。
A-Lineでは全然ヒットしません。

インテリアはJDMそのままです。
さらに翌年には
インドネシアでも発売。
インドネシアもタイも右ハンドル、左側通行の国ですから、当然これもRHDモデル。
そしてついに、LHDモデルが開発されます。

こちら、LHDのA-lineのインテリアです。
JDM同様、パドルシフトも付いています。
シフトレバーのブーツが付いていません。
これは海外仕様にインテリア改造する場合にはポイントになりそうですね。
エクステリアは変化無し。
エンジンルームを見ると、ブレーキシステムが左側に移動しているのがわかります。

これらの写真は
フィリピンバージョンのWRX STI A-lineです。
こうしてLHDのA-Lineが作られた事で、ドバイやUAEといった中東、ロシアでもLHDのWRX STI A-lineが見られるようになりました。
A-lineのECUチューニング情報を集める場合は、これらの国々を中心に調べるのが最短コースです。
Posted at 2013/07/30 17:00:51 | |
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