1991．2.14

それは中学3年生の時でした。
昼休みだったと記憶しています。
その頃からの仲間である、るるるぅさんらと教室で他愛も無い話で盛り上がっておりました。

すると、教室の外から熱い視線が…
どうやら、妹と同じ学年生徒が二人で話しています。
「ねぇ、あの人だよ、すのまさん」
「え、あの人が？本当に？どうしよう…わたし…」
おぉ？どうやら私にチョコを渡す相談らしいです。
フッフッフッ、ようやく俺の魅力がわかったか。

そしてそのうちの一人に廊下に呼び出され…
女「あの…これ…」
俺「はい」
女「その…これ…」
俺「ありがとう、頂くよ」
女「違うんですっ…このチョコ、ミズヌマ先輩に
渡してください！」

コノチョコ、
ミズヌマセンパイニ、
ワタシテクダサイ？
エ？
オレジャナイノ？
ドウシテ？
ナンデ？
新手の嫌がらせか？このブス女
がぁァァァァァァァァーーーーーーッ！！

しばし呆然としましたが…
渡したよ。
あぁ、渡してやったさ！
アンタの愛しのミズヌマ先輩に！！
ミズヌマ…テメー、よかったな～。

どうも彼女は妹の友達らしく、妹の兄であるオイラを経由して、
ミズヌマくんにチョコを渡そうとしていたみたいです。
そして後日、その子がミズヌマくんにアタックして玉砕したのを聞き、
心の底から残念に思ったのでした♪
(あー、スーッとした)

おしまい