まずは、異音のない世界の幸せ。

去年の11月から本日まで車に乗る度に聞こえてくる異音に
悩まされてきましたが、やっと本日普通に戻りました。
987系でなかなかここまで・・・
というケースだと思いますので、なにかの参考になれば。(一部以前のブログと重複してます)
去年の10月までは街乗り、サーキットで使用している中で
走行距離も6万キロを超えホントに壊れない、いい車だと思っていました。
それが・・・
去年の10/9に長野へのドライブの帰り道
クーラントのチェックランプがつきウォータポンプ類を交換しました。
987では走行距離4万キロくらいからウォータポンプ不良で交換になる
個体もあるみたいなので、もったほうだと思います。
そして運命の11月6日ケイマンカップ
いつものアイドラーズのレースと違いポルシェディという毎年年に1回ある
イベントの中にアイドラーズのレースも組み込まれています。
なので、たくさんのポルシェと人が集まります。
そんな日の当日朝から予兆は始まります。
朝、家を出るときにエンジンを掛けるとタイヤチェッカーが鳴り響き、
確認をすると左リアタイヤ1本だけエアが抜けています・・・
パンク??
自宅近くのガソリンスタンドでエアーを補充して、
サーキットに行く道中でエアが減ってくようなら、サーキット走行は無理なので
茂木に向かうのはあきらめようと思っていました。
しかし、
エアーは減ることなくモテギに到着し、
ピットに車を止めて予選が始まるまでの約4時間車を止めっぱなしにしてましたが、
走行前のエアーチェックでも空気圧は減っておらずそのまま予選を走ります。
そんな中でモテギ走行初めてのタイムアタックは
25秒3のタイム。
ケイマンカップ、ボクスターカップ、ノーマルカップの混走ですが、
他車がピットロードの速度違反などのペナルティもあり
予選総合4位、クラス1位でセカンドローを獲得。
そして、決勝。
走行前のタイヤチェックでもやはり空気圧は減っていません。
そしてコースインする前のピットロード待機で急に左足脹脛が強烈に攣りだします。
なんとか運転席で足を伸ばしたり色々とやりますが一向に治りません。
そんな中でピットロード先頭にあるシグナルが赤から青にかわり
グリッド順にコースイン。
1周まわって、グリッド整列
足の攣りは治らない・・・
というか、右足までおかしくなってくる。
そして、決勝スタート。
そんな中でアクセル、ブレーキ、クラッチを忙しく踏んだり、離したりする。
ブレーキもしっかり踏み切れず、クラッチをつなぐのもおかしなタイミング・・
車内のラップカウンターを見ると、
タイム的には予選タイムと比べてそんなに遅くないタイムで走れている。
レースに集中して運転すると足が攣ってる感覚は消えているのだが、
時折足に激痛がはしる。
そして、
1周目のバックストレートエンドで2速に減速時に
しっかりブレーキが踏み込めずにレブらせる。
が、
車はなんの違和感もなく1週走りきっての次周の1コーナー進入。
5速から3速に落としたところでアクセルが抜け、どのギアに入れても前に進まない・・
1コーナーを曲がり切ったイン側のコース脇に車を止めてレースが終わりました。

車を止めてガードレールの外側に避難したいのですが、
車から降りると足が痛くて歩けません。。
なんとか足を引きずりながらガードレール外に避難しました。
車はクラッチが逝っていました。
当然自走できずにローダーで車屋に運んでもらいました。
ここで、自問。
決勝走行の直前で足が攣ったことで、
決勝の走行を辞退するという判断が自分にできたのか?
結果的にパンクしていた左リアタイヤ。
朝のタイヤエアー抜け、決勝直前に足が攣ったことは、決勝を走るなという啓示?
足は痛い。で、記念すべきケイマンカップ第一戦だということで、
アタックしたことがないモテギでぶっつけ本番のレースに直前で申し込み
アイドラーズレースの中でも一番人が集まるポルシェディのイベントの中、
ケイマン、ボクスター、ノーマルカップの混走でセカンドローからの決勝スタート。
なのに足が攣ったから辞退するという判断ができるのか
私にはできませんでした。
結果、車を壊しました。

クラッチをあけるとバラバラで
OEM品でクラッチとフライホイールを交換しました。
交換が終わったと連絡を受け車を引き取りに。
ここから新たな異音問題が始まります。
車屋からの帰り道。
今まで聞き覚えのない音が。
アクセルを踏むと擦れるような音がします。
アクセルを離せば音はしません。クラッチの焼けるような臭いも残ってました。
すぐに車屋に電話。
様子を見るように言われる。
何回かドライブにでかけるも音がやむことはなく、
車屋に行き助手席に乗ってもらって音を確認してもらい、
リフトで車を上げても確認。
後ろの方から音がする、でマフラーのタイコを叩くとグラスウールが
入ってないスカスカの音が。。
マフラーでしょうということで、マフラーを交換。
直らず。
クラッチをOEM品で交換したので、純正で組みなおしてみるということに。
直らず。
症状はギアを入れてアクセルを踏むと音がする。
・エンジン始動して走り始めは音がしない。
・エンジンが温まってくると音がなりだす。
・低速ギアほど引っ張ってアクセルを開けると大きく音が聞こえる。
・アクセル戻すと音はしない。ニュートラでも音はしない。
そんな中で、FSWの7時間耐久レース。
知り合いの他のポルシェ屋さんにも乗ってもらい音を確認してもらいましたが、
気になる音ではないとのこと。
7時間耐久を練習と決勝で100分程走行。
約10か月前に走ったタイムより平均2秒落ちのタイム・・・
特に音の変化なし。
その後街乗り、筑波サーキットの走行でエンジンが温まるのを待たず、
アクセル踏めば何速でも最初から音がするようになる。
そして、少しずつ音が大きくなってきてるのかなと思って迎えた
3月のアイドラーズ戦筑波走行後であきらかに音が大きくなる。
ここに至るまでに、何回かこの音について車屋に相談をしました。
ミッションをバラしたトコで原因が特定できない可能性がある。
ベアリング類を交換しても音が直らないかもしれない。
脱着、分解で工賃もかかる。
壊れるまで乗ってても状況はかわらないのではと言われる。
走行時は常に音を気にして走ってましたが、
3月のアイドラーズ走行後、かなり気になるようになったので、
腹をくくり、ミッションを開けてもらい原因が特定できなくても
カウンターベアリング等を交換してまず中を見てもらおうとオーバーホールに出しました。
ミッションをバラした結果。
ピニオンが押されてリンクギアが欠けたのだろうと説明を受ける。
リンクギアが受け側のギアにあたり音がして、欠けがひどくなり音が拡大。
ギアの鉄粉がベアリングに広がったと。
鉄粉がミッション内でまわっていて部品交換、オーバーホールでは直せない。
ミッション交換に・・・
お店でリビルト品をあたってもらい67万円(987用5MT)
自分で中古を探したら走行距離98000キロを走った同じ型のミッションを発見。
3か月の保証付きで25万円。
その差40万円。
中古品は距離が約10万キロ走行している。
オイル管理やどういう乗り方かわからない。
もし中古を入れて壊れて新たに中古を探してもその時点で
中古ミッションがないかもしれないし、
その中古の程度や価格もわからない。
でも40万の差額なら同じような価格で中古があれば作業工賃を含めても
もう一回交換できるぐらいの差額だなぁとも思いました。。
中古?リビルト?
リビルト品は中は新品。
今後もサーキットを走る。
街乗り、サーキット走行兼用として、これからも長く乗っていく。
リビルト品を選択しました。。
思うことは、
昨年11月にクラッチを交換してから音はしていました。
なんとかミッション本体の交換ではなく、
オーバーホールと部品交換で対応できるタイミングはなかったのか。
工賃でお金をかけてミッションをバラシても、
原因がわからない可能性がある・・・
11月にモテギで車を止めた時から、
ミッションの交換は決まっていたんですね・・・
色々と消耗品や修理にお金がかかってるので、
車買い替えの選択もあるのかなと思いました。
987から買い換えるなら981のPDK。
乗り換えるだけで、素でもSでも間違いなく今より速いタイムで走れる。
しかし、
買い換えでお金がかかり、
サーキット走行仕様にするのにお金がかかり、
タイヤ、ブレーキといった消耗品も今より単価が上がってお金がかかり
維持費も高くなる。
何より2.7から3.4の選択をしたくなる。
そうすると、車でサーキットを走るキッカケとなり、
毎年参加してきたFSW7時間耐久レースに今までの仲間と参加できなくなる。
どちらにせよ今の車を直していく方が買い替えよりお金もかからず、
(他の色々なトコロが消耗して交換する、壊れる部品がでてくるかもしれませんが・・)
今まで通り耐久レースにも参加できる。
愛着もあるし・・・
だから、
サーキット走行が前提ならこの車を長く乗ろうという選択です。
そもそもミッションを何とかしないと売ることもできません。><
昨年10月からの交換部品・・・
28年10月
・ウォータポンプ
・サーモスタット
・デフレクションションローラー
28年11月

・クラッチ、クラッチカバー
・フライホイール
・レリーズベアリング
・リアタイヤ1本 (パンク)
・リアブレーキパッド
28年12月28日
・マフラ-

STROSEK(生産中止のため)からアーキュレーへ交換。
29年2月18日
・フロントローター
・フロントブレーキパッド
・フロントキャリパーO/H
・フロントタイヤ
29年4月
・リビルトミッション
走行距離からミッションを入れ替える際に各マウント類も交換しました。
・ミッションマウント

・エンジンマウント

エンジンマウントにはゴム部に亀裂が入っていました。
特に体感できる症状はありませんでしたが・・
このタイミングで交換して良かったと思っています。
3月22日に車を預けて、4月26日に車が戻ってきました。
(リビルトミッションはドイツから)
6月11日のアイドラーズ戦まで1か月ちょっと。
新品ミッションなので慣らしが・・・
お店からはレースまでに3000キロ前後は走って、
ミッションオイルの交換をしたほうがいいと言われました。
と、ここまで交換して・・・
3月からなのですが・・・
足回りからもガタガタ、ゴトゴトと異音がしだしました・・・
約3年前に悩まされた音と同じような音が・・・
以前はビルシュタインのフロントショックをオーバーホールして
直りました。
今まで使ってきたビルシュタインの車高調(バネレート6キロ)
フロントO/H後3万キロ走行、リア約7万キロ走行O/Hなし
ミッション慣らしで距離を走らなければいけないのですが、
距離稼ぎで長時間走っていると、足回りからの異音が大きくなってきました。。
もう・・・
足回りの異音はビルシュタインの車高調からだと思うのですが、
オーバーホールするには車高調を外してメーカーにだして戻ってくるまでの
約2週間慣らしで走らなければいけないのに、走れません。
そして、なかなかその期間移動できない車を預かって対応してくれるお店も
ありません。
6月のアイドラーズ戦は3月の第一戦と同様に車高調に関しては
現状で出ようと思っていたのですが・・・
音が大きくなってきたので・・・
お金ないので、安い車高調を入れることにしました。
XYZ-JAPAN(台湾メーカー)

スーパースポーツ 街乗り重視の車高調
税込み164,700円(V7キャンペーン価格)
バネレート(フロント6キロ、リア9キロ、30段減衰調整)
バネレート的には今つけてるビルシュタインとあまりかわりません。

上部での減衰調整なのでリアトランク内を加工してもらいました。
XYZはピロアッパー付きなので、
今までできなかったキャンパーがつけられます。

キャンバー角 2度 あまりわからないですね。
初めてキャンバーをつけた車に乗ります。
コーナリング性能は若干上がるハズなので、タイムアップにつながればと思います。
これが短期でダメになっても、
外したビルシュタインがあるので、
次回はこれをオーバーホールに出せます。
車高調の交換で去年の11月から始まった2回目の異音問題が全て解決されました。
安物ピロ付き車高調なんで、消耗、劣化の理由でなく異音がしてきそうですが・・・
こう見ると、
足回りは街乗り重視の車高調。(予算の問題で)
マフラーは車検対応の一番安いの。(予算の問題で(笑)
ブレーキパットがフェロードのDS2500
あとは全てノーマル。
すごくお金をかけてる感覚なのですが、
そのほとんどが消耗品と壊れた部品交換で、車自体はほぼノーマルなんだなぁと
改めて思いました・・・
いつかはデフをLSDにと思ってたけど金銭的にもう無理かなぁ~
ミッションが直って、
足回りもリフレッシュしての
6/11アイドラーズ第2戦。
どうなるかな??