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や な ぎのブログ一覧

2018年07月09日 イイね!

Torque Proでクルマをモニタリング 〜後編〜

CX-60に取り付けると取り返しのつかない致命的な不具合が発生するとのことですので、CX-60の方は絶対にやらないでください。
※あくまでもSKYACTIV-D 2.2を搭載するGJアテンザ、BMアクセラ、KE・KF CX-5向けの情報として投稿したものです。


前編の続き。
「筆者の設定項目を知りたい」とお問い合わせを頂きましたので、チェック項目には☑︎か◻︎を入れてみました。
前編もそのうち編集する予定です。




一番のハイライト、Manage extra PIDs/Sensorsいきます。

ちょっと待ったー!
手動入力というのもひとつの手段ですが、今はCX-5にお乗りの shuichi さんがTorque PID for MAZDA SKYACTIV-DというカスタムPIDの定義済みセットをプラグインとしてGoogle Playに公開してくださっています。


使用方法はダウンロードしてインストールするだけ。この際、Torque Proは□ボタンでアプリそのものを停止してからでないと上手くインストール出来ないようなのでご注意を!
設定メニューからPluginsInstalled Pluginsの順にタップして次の項目が増えていることを確認します。

「Torque PID plugin for MAZDA SKYACTIV-D」


では、Manage extra PIDs/Sensorsを開きます。

カスタムPIDを登録しているとこんな感じに一覧表示されます。
先ほどダウンロードしたカスタムPIDの定義済みセットを追加するには右上の「⋮」をタップ→「Add predefined set」をタップ。

一覧からSKYACTIV-D 2.2の方は「MAZDA SKYACTIV-D」を、SKYACTIV-D 1.5の方は「MAZDA SKYACTIV-D 1.5」をタップ。すると大量のカスタムPIDが追加されます。

あれ!?ないぞ。ってことは多々あります。
その場合は、□ボタンでTorque Proアプリを停止させて、Google Playでアンインストール・インストールでやり直してみてください。
「駄菓子菓子、どうしても定義済みセットに追加されない!」と、ある方から泣きが入ったので、手動入力もしっかりご案内いたしますよ!


右上の「⋮」をタップ→「Add custom PID」をタップ。
(画像の電圧は機能しません)

初回は警告メッセージが出てきますが「OK」して先に進みましょう。

するとOBD2 PID Editorが開きます。
ここにあれこれ入力すると仮想センサーとして登録されます。


(1) OBD2 Mode and PID……
OBD2から引き出したい情報のPIDを入力します。

(2) Long name
カスタムPID一覧やダッシュボードにメーターを配置する際のセンサー一覧の表示名、ログに出力される項目名に使用。お好きな名前でどうぞ。
一度登録すると変更不可。変更したい場合は一旦削除して再度作成という手順を踏むことになります。
また、出力されるログの文字コードはUnicodeです。Unicode非対応のExcel(Shift-JIS専用)で開くと、ひらがなや漢字などの2バイト文字は文字化けします。
ログは録らない方には日本語で登録が断然オススメ。筆者はログを録ってますが文字化けする1行目(項目)はコピペで修正。なのでカスタムPID一覧表示が分かりやすいよう日本語で登録しています。

(3) Short name
ダッシュボードのメーターに表示されます。長いと入りきりません。短くお好きな名前でどうぞ。

(4) Minimum value
メーターの最小値。ダイアル式のメーターを配置する場合に影響されます。

(5) Maximum value
メーターの最大値。ダイアル式のメーターを配置する場合に影響されます。

(6) Scale factor
換算係数。「x1」以外を使用した覚えがありません。

(7) Unit type
単位。km、℃、V、kPa、回など。

(8) Equation……
方程式。PIDごとに適切な計算式を入力します。

(9) OBD Header to use……
マツダ車はごく稀な例を除いて基本的に「7e0」と入れてあげます。Fordの名残だそうです。
ここが空欄またはAutoにしておくと、なかなかECUに接続出来ないということも発生します。

使用するのは上から9項目。残りの4項目は弄りません。


試しに1つ作成してみましょう。
(1) 220432
(2) DPF再生回数 または DPF Regeneration Count
(3) DPF再生
(4) 0.0
(5) 65536.0
(6) x1
(7) 回
(8) (A<8)+B または A*256+B
(9) 7e0

(2)は日本語例と英語例と併記しました。
(8)計算式「<8」は2の8乗 = 256です。

ここにPIDを列挙すると長くなるので「番外編」に記します。



PIDの設定が終わったらData Logging & Uploadでログ取りの設定。

CSV形式で保存しておけるので、パソコンで吸い出してあげれば後でグラフ化したりExcelで開いて遊べます。

このログ機能がTorque Proの真骨頂。正確なDPF再生間隔も後でチェック出来ますが、ログを残さない方は読み飛ばして「Themes」に進んでください。

大まかに6項目あります。
1. Logging preferences
2. File Logging
3. Realtime web upload
4. Trip Recording
5. Twitter
6. Facebook

3. Realtime web uploadはなんとなく怖いので使用したことが無く説明出来ません。
5. Twitterと6. Facebookはやっていないので説明出来ません。

ということで、1. Logging preferences→2. File Logging→4. Trip Recordingの順に説明していきます。


それではLogging preferencesから。
操作にあたり、有効なセンサーPIDを設定しないと意味ないので、実際にイグニッションONしてOBDスキャンツールをAndroid端末にLINKさせてみましょう。

「Select what to log」をタップすると「Log PID Manager - Displaying Logged PIDs」という一覧表が開かれます。

右上の「⋮」をタップ→「Select what to log」をタップ。
すぐ下にある「Clear list」に触れると確認画面も出ずに真っサラになったと思いますのでご注意を。

大量に項目が出てきますが、Torque Pro標準またはカスタムで追加したセンサーです。
有効なものは値が出ていると思います。
この中からログに録っておきたいものを選択します。



続いてFile Logging

◻︎Synchronous Logging
録りたいログが一式揃った時点で常時記録されます。つまりOBDスキャンツールとの通信速度やAndroidスマホの能力に左右され、ログ間隔は不安定になります。
2年前の格安機種では1秒弱/回で記録されているようです。

・File Logging interval
前項のSynchronous Loggingを使用しない場合に限り設定可能。ログ間隔を揃えられます。
最短間隔は0.1秒から設定可能。端末の能力次第ですがデータ量が膨大になるので、バランス的には1秒がよろしいかと思います。

☑︎Log when Torque is started
Torque Proの起動と同時にログ録りを開始させる場合はチェック。ログを録らない場合はノーチェック。以下読み飛ばしてThemesに進んでください。

☑︎Only when OBD connected
前項目でログ録りを設定している場合でECU接続時のみに限る場合はチェック。ログ録りの場合はチェック推奨です。

☑︎Automatically log GPS
ログにGPS情報を入れる場合はチェック。
GPS時間 (GPS Time)、経度 (Latitude)、緯度 (Longitude)、速度(m/秒)=時速/360 (GPS Speed (Meters/second)、位置精度=低い程良い (Horizontal Dilution of Precision)、高度 (Altitude)、進行方向 (Bearing)
が筆者のログには記録されています。

◻︎Automatically log G Sensors
ログにGセンサー(加速度:X・Y・Z)を入れる場合はチェック。ログは機種のモーションセンサーに依存します。
格安機種なので録ってません。

☑︎Rotate Logfiles
ECU接続ごとにログCSVファイルを新規作成させる場合にチェック。チェックしないと「trackLog.csv」にどんどん追記することになってパンクするので、ログを録る方は要チェック!
チェックした場合、OBDスキャンツールとの通信が途切れてから再接続されるとログファイルが新規作成されていきます。ファイル名は「trackLog-2018-1月-01_00-00-00」といった感じになります。
ハイドラと同時使用などで車外に持ち出すと、その度にログファイルが新規作成されてファイル数が物凄いことになります(^^;)

☑︎Format log values
整数で記録されるもの、演算により少数で記録されるもの、色々ありますが、少数だと果てしない桁数で記録されるものがあるので、データ量のパンク防止に小数点第二位で切る場合はチェック。



最後にTrip Recording

☑︎Automatic trip recording
トップ画面のメニューにある「Map View」アプリで地図上に表示するためのログを別に録っておけるオプション。地図に移動軌跡が描かれる点はハイドラのログに似ていて、移動速度か高度かGセンサーの高低によって線が赤・橙・黄・緑に塗り分けられます。
閲覧可能な記録は最新の1件に限られるみたいですが、「Map View」アプリからGoogle Earthで閲覧可能なKML形式へのエクスポートにも対応しています。
記録単位はOBD接続に依存するため、OBD接続が切れるとログは終了となります。
機能を使用しない場合は飛ばして次に進んでください。

◻︎Discard trips < 0.5mile
0.5マイル以下のMap Viewログは保存しないオプション。

☑︎Ignore short gaps between trips
Android端末を車外に持ち出すなどしてOBD接続が切れても、30分以内であればMap Viewのログをそのまま録り溜めるオプション。

◻︎Log trip fuel consumed
燃費消費量を記録出来るようですが、チェックを入れても記録出来ていません。

◻︎Also log selected sensors
「Logging preferences」で選択したのと同じものを記録する場合はチェック。ただしリフレッシュレートが低下しますとのこと。



設定項目もこれで最後。Themesでダッシュボードの着せ替えをしていきます。


・Choose a theme
ネット接続が必要です。
ダッシュボードに表示されるメーターの針や数字のフォント、輪郭がパッケージになっているので、お好きなテーマをチョイス。

・Choose background image
ダッシュボードの背景を決めます。
本体のギャラリーに入っている絵や写真などを選択するようになっています。
真っ黒がいい方は床を接写するなどして用意しとくと良いでしょう。

・Reset theme
タップするとテーマと背景が初期状態に戻ります。

☑︎Show user create themes
一番上の「Choose a theme」にてTorque Pro規定の作品に気に入ったものが見つからない場合はこちらをチェック。
お気に召すテーマがきっと見つかるでしょう。

◻︎Use a different theme at night
昼は白、夜はグリーンライトやアンバーライトのように、ひと昔のクルマに見られた照明色を合わせたい時にチェックして使います。
夜はムーディーなメーターにしたい場合もこちらをチェック♪

・Choose night theme
ネット接続が必要です。
「Use a different theme at night」が有効な場合に限って機能します。

ダッシュボードに表示されるメーターの針や数字のフォント、輪郭がパッケージになっているので、お好きなテーマをチョイス。



さあ、いよいよ本番!ダッシュボードの設定をしていきます。

では、Realtime Informationをタップします。

横にスライドさせて一番真ん中のページに切り替えます。
(後でメーターのページ数を減らした際、両端のページから削除されていくからです。)

真っサラでなかったら、配置されているメーターを長押し→Delete displayで消せます。

配置のイメージです。
・メーターの無い空白部分を長押し

・Add displayをタップ

・メーターの種類(ダイアル式、デジタル式など)を選択。

表示させるセンサーを選択
(OBDスキャンツールとの通信が途切れてから再接続されるとリセットされるトリップメーターは「Trip Distance」を選択。)

メーターの大きさを選択

好きな位置に動かす

再び動かしたい場合は、配置されているメーターを長押し→「Move display」で可能。メーター同士が少し被っていると、お隣のメーターが動くこともあります。



メーターの表示可能桁数が整数なのに少数表示だったり、小数点第二位まで表示させたかったり、逆に整数にしたかったり。ひととおり並べ終えたら微調整をしていきましょう。


仕様を変えるには、配置されているメーターを長押し→「Display configuration...」

さらにメニューが出てきます。
一番下の「Jump to PID Editor」以外での変更はメーターパネルに対してのみ有効で、カスタムPIDそのものの設定値は変更されません。

・Change title
カスタムPIDの「Short name」の変更。
ダウンロード・インストールしたカスタムPIDセットは名称が全て英語なので、ここでも変更可能。

・Set Maximum Value
カスタムPIDの「Maximum Value」を変更可能。
ダイアル式メーターの最大値をここでも変更可能。

・Set Minimum Value
カスタムPID作成時の「Minimu Value」が変更可能。

・Set High Warning
閾値より高くなるとメーターを光らせるオプション。

・Set Low Warning
閾値より低くなるとメーターを光らせるオプション。
使用しないならチェック、少数表示ならチェックを外して桁数を入力。

・Change display type
メーターの種類を変更出来ます。

・Change size
メーターの大きさを変更出来ます。

・Number of decimals
デジタルメーターの小数点第何位の表示指定。
桁数を指定したいならチェックを外して桁数を入力。整数なら0。

・Jump to PID Editor
カスタムPIDの設定そのものを変更しにCuston PID editorにジャンプします。


出来ましたか?
さあ、ドライブに出かけましょう!
Posted at 2018/07/09 07:06:45 | コメント(9) | トラックバック(0) | Torque Pro | 日記
2018年07月03日 イイね!

Torque Proでクルマをモニタリング 〜前編〜

CX-60に取り付けると取り返しのつかない致命的な不具合が発生するとのことですので、CX-60の方は絶対にやらないでください。
※あくまでもSKYACTIV-D 2.2を搭載するGJアテンザ、BMアクセラ、KE・KF CX-5向けの情報として投稿したものです。


謎多きSKYACTIV-DのDPF再生をモニタリング出来るツールとして知られるTorque Proアプリ。
Android端末とOBDスキャンツールが必要になりますが、アプリ1つ、たった425円で水温だの油温だの、メーターには表されない情報が見たい放題です。ログも取っておけます。おトクでしょ?


GPS・速度・回転・水温・油温といった基本的な機能は無料版のTorque Liteで十分対応しています。
マツダ独自の演算が必要なDPF・PM関連やBOOST圧にODOメーターの表示やログ、そしてログの項目名を日本語にしたり、画面の日本語化には有料版のTorque Proをお使い頂くことになります。

気付けば導入2年になりました。
検索してみて表示項目(いわゆるPID)はヒットが多い割に基本設定を一から説明しているのってなかなか無いんですよ。
分からないなりにも少しずつ設定を変えながらやって来ましたが、嬉しいことに個別に質問を頂くので、僭越ながらトリセツ的なものを書いてみたいと思いまして。

昨年「DPF再生間隔の真実に迫る 〜Torque Proでススをモニタリング〜」と題してブログを書きました。
Torque Proアプリのパーツレビュー
OBDスキャンツールのパーツレビュー
なども書いていますので併せてご覧ください。

要らん前置きが長くなりましたが、これから非常に長くなるので目次です。



「筆者の設定項目を知りたい」とお問い合わせを頂きましたので、チェック項目には☑︎か◻︎を入れてみました。(2018/7/9)

兎にも角にもダウンロードしませう。
Google Playにアクセスします。Android専用なのでiPhoneやiPadからApp Storeで探してもありませんので悪しからず(^^;)

「torque pro」と検索すればトップに出て来ます。



ダウンロードしたらアプリ、起動♪
…の前に、BluetoothでOBDスキャナーをご使用の場合はペアリング登録します。

ペアリングのやり方はAndroid OSバージョンにより若干異なると思うので各自取説参照願いますm(_ _)m



スタート画面です。
はじめに右上のProfile:CREATE NEW PROFILEの順にタップして車両を登録していきます。

上から順に
・Profile name(愛車の名前)
・Vehicle Type(車体の形状)
・Engine displacement (Litles)(排気量)
・Total Vehicle Weight, including driver, fuel, etc (Torque and HP calcs need this)(車両重量+搭乗者+荷物+燃料)


最低限スタート画面に表示される愛車の名前(Profile name)やダッシュボードに表示される車体の形状(Vehicle Type)だけで十分でしょう。長すぎると切られるので「Atenza」「Mazda6」など短く。
以降は馬力や燃費などをTorque Proのアプリがなんらかの方法で測定するために設けられているようですが、正確性がかなりビミョー。



続いて、左下の歯車をタップすると設定メニューが出てきますのでSettingsをタップしてカスタマイズしていきます。


設定一覧。こんなにありますが地道にやっていきましょう。



はじめにGeneral Preferencesから。


☑︎Show tips
どちらでも良いと思われます。

◻︎Enable WiFi Sync with desktop app
よくわかりませんがパソコン用のアプリがあるそうです。ノーチェック。

☑︎Warn if GPS is off
Android端末のGPSがOFFになっていると通知してもらうならチェック。

☑︎Hide the status bar
GPS捕捉、Android端末のBluetooth、OBDスキャナー接続、ECU接続、4つの状態をアイコンで示すステータスバーが画面上部に表示されます。
メーター画面(以下「ダッシュボード」)が狭くなるので、状態変化から一定時間経過後、自動的に隠れるようにするならチェック。

・Startup in dashboard
アプリ起動時にはなからダッシュボードを表示するかスタート画面を表示するか。
1. Do not start dashboard
2. Start in dashboard once
3. Always go to dashboard
選択肢は3つ。アプリの初期設定時は1に、本格運用開始したら3にすると便利です。

☑︎Remember the last dashboard visible
ダッシュボード画面はスマホのホーム画面のごとく横スライドで複数作れるようになっていて、アプリ再起動時に前回表示していたダッシュボードを表示するか常に1ページ目を表示するかの選択。

・Number of dashboard screens
ダッシュボードのページ数。欲しい数を選びましょう。

◻︎Show notification bar
アプリ起動中にAndroidの通知領域を表示させるか否か。ダッシュボードが狭くなるので、必要に迫られないなら隠れるようノーチェック推奨。

・Notification icon
Androidの通知領域に「OBD」アイコンをどう表示させるか。
1. Always Visible
2. Never Visible
3. Visible when connected to ECU
選択肢は3つ。常時表示、非表示、ECUリンク時のみ表示。
我が機種ではどれも変わらない気がします(^^;)

☑︎Auto rotate
画面横倒しにして使用したい場合はチェック。

・Snap to grid
ダッシュボードにメーターを配置する際にグリッドを表示するか否か。
1. Coarse grid
2. Medium grid
3. Fine grid
4. Off (No snap to grid)
選択肢は4つ。芸術家タイプは4を、そうでない方は3がよろしいかと。

☑︎Confirm Quit
ダッシュボード起動中アプリのトップ画面から◁ボタンによりアプリを閉じようとすると確認画面を表示し、誤操作によるアプリ終了を防ぎます。

◻︎Remove adapter reminder
アプリ終了時にOBDアダプターを取り外すよう報せて欲しい方はチェック。
(筆者が使用のScanTool.net社から発売されているOBDLinkシリーズは電圧変化によりエンジンON/OFFを検知してスリープモードになるため使用しておらず、機能するかは未確認です。)

☑︎Default to English
恐らく日本語化させた場合でも英語を使用。かな?
日本語化させるには内部のファイルをゴニョゴニョ操作するのですが、稀にある誤訳が気になったので正確な意図を汲むため英語表示のまま使用しています。

☑︎Bluetooth bug warning
Bluetoothのドライバーが破損した際に何らかの通知画面が表示されるそうです。

・Hang fix for HTC/Samsung devices
HTC製とSamsung製の端末で何らかの不具合が出るのかな?
1. Automatic
2. Enable
3. Disable
ようわからんのでAutomaticで良いと思われます。

◻︎Enable debugging
アプリ動作が滞ったり停止した際に、エラー内容を送信して協力したい方はチェックを。



引き続き左下の歯車をタップして設定メニューを開きます。
Themesは後回しにしてPluginsは飛ばして、二番目はUnitで単位の設定をしていきます。


◻︎Use miles
☑︎Use Celsius → レ
◻︎Use Feet
☑︎Use Kilogrammes → レ
◻︎Use psi
◻︎Don't display psi as in/Hg
☑︎Use Newton-Meters → レ
◻︎Use Gallons
◻︎US Gallons, not Imperial
◻︎Use CFM
◻︎12 Hour Clock

デフォルトがSI単位だったりヤード・ポンド法だったりバラバラで解りづらいですね。
日本で通用している単位にするなら、摂氏とキログラムとニュートンメーターの3点チェックでよろしいかと思われます。
あとお好みで12時間時計にチェック。



続いて三番目はOBD Adapter Settingsに移ります。


・Connection Type
OBDスキャナーとAndroid端末の通信方法を選択します。
1. Bluetooth
2. Wi-Fi
3. USB
選択肢は3つ。大抵はBluetoothでお使いになると思いますが、車載ナビをスマホ端末のGoogleマップとBluetoothで連動させるなど他にBluetooth通信があると干渉してアプリがうまく動作出来ません。
そんなときはOBD Link MX Wi-FiなるアダプターにてWi-Fi接続することで干渉問題は回避出来そうですが、紹介されているブログを見たことがなく、使えるのかは不明です。

・Choose Bluetooth Device
Bluetooth通信の場合、最初にペアリング登録したOBDアダプターを選択します。

・Auto Bluetooth On/Off
Torqueアプリの起動・終了とAndroid端末のBluetoothスイッチのON・OFFを連動出来るというものだと思いますが、我が機種はどうやら対応していませんでした(^_^;)

・Only if BT was already off
上記連動させたい場合、アプリ起動時にBluetoothスイッチがOFFの時に限って連動させ、ONならONのままにしたいならチェックという内容だと思いますが、上が対応していなければこちらも対応していません。

☑︎Faster Communication
速いことはイイことですw

・Disable ELM327 auto timing adjust(Slow mode)
ELM327チップのOBDスキャナー使用時に有効化されるオプションでしょうか。何かのタイミングを自動調整するみたいです。
OBDLinkでは無効化されています。

☑︎Don't caluculate MPG/Fuel
余計な計算をなくして高速化を目的としたもの。
日本人にマイル/ガロンだなんて必要ないと思われるのでチェック。
燃費を算出するなら、PIDで燃料噴射量と走行距離とで計算式を組み立てた方がよろしいかと思います。

◻︎Enhanced MPG caluculation
ですから、日本人にマイル/ガロンだなんて必要な(ry

◻︎Use vehicle fuel level sensor
車両情報に表示する燃料タンク残量をECUから引っ張るというものですが、マツダ車はどうやら対応していなそうなのでどちらでもって感じ。

☑︎Boost calculation method
ブースト。良い響きです♪

☑︎Hide unsupported sensors
反応のないセンサーPIDを数ある標準でセットされている汎用PIDの一覧から削除するものだと思いますが、どこで反映されるのかは不明です。

☑︎ScanTool.net (OBDLink) Power Savings
ScanTool.net社から発売されているOBDLinkシリーズは電圧変化によりエンジンON/OFFを検知してスリープモードに対応しております。
チェックしとけば週末しか乗らなくてもバッテリーは全く無問題です。

☑︎Update 'Trip Distance' only connected to ECU
Torque Proには純正のトリップメーターと進み具合が全く同じで正確な独自のトリップメーター機能が付いています。
ECU接続中に限ってカウントアップさせるか、非接続時にGPSを補助につかうか。



続いてData Logging & Uploadは後回しにして、四番目はDash installation settingsです。


☑︎Start Torque on reboot
スマホ起動・再起動時に自動的にTorque Proを起動してバックグラウンド動作させる。Torque Pro専用機ならチェックしておくとよろしいかと思います。

◻︎Delayed obd connection
どういうシチュエーションで使用するのか不明ですが、起動時にOBD接続を10秒遅らせるモードのようです。
Start Torque on rebootが有効の場合に限ってチェック可能。

◻︎Allow device turn off
ダッシュボード画面でのみ有効。シガーソケットから常時充電の際、イグニッションオフ(充電が途切れる)により自動的にスリープモードに突入させる場合はチェック。

◻︎Power save mode
ダッシュボードのフレームレートを落としてバッテリーの消費量を抑制する場合はチェック。
見た目がカクカクすると思うので、常時充電の場合はノーチェックで間に合います。

◻︎Use Airplane mode
充電が途切れると再び充電が開始されるまで機内モードにして消費電力の低減を図るそうです。

◻︎Default to HUD mode
中期型GJアテンザ以降に標準搭載されたヘッドアップディスプレイのようにウィンドウに映し出して使用するにはチェック。



続いて五番目はSpeech/Ararm Settingsです。


色々書いてありますが「Test Speech」をタップしてみましょう。
わたくしはチェックを全て外しています(^^;)



後編に続きます。
Posted at 2018/07/03 06:00:50 | コメント(5) | トラックバック(0) | Torque Pro | 日記
2017年06月22日 イイね!

DPF再生間隔の真実に迫る 〜Torque Proでススをモニタリング〜

週末はひさびさ3台集まって遊んでました。

梅雨はお休み。盆地は30℃超えの灼熱地獄、、から涼しい天国へ♪

天気は良く日も長く、広くて人気の少ない駐車場にて。肌寒くなるまで、の〜んびり一日を過ごせました。



さて本題。最近DPF再生間隔が短いとお悩みのZさん。
ちょうどDPF再生の予兆が現れているというので、OBDLinkを挿してみたら驚愕の事実が…。

そのままテストドライブに出てもらうと、直後からDPF再生開始。それからDPF再生終了、そしてブン回す運転での一部始終をTorque Proが捕らえました。


結論申し上げますと、DPF再生間隔の短さに悩まれてる方は、あること1つ守るだけでDPF再生間隔を劇的に伸ばせるかもしれません。

その方法とは…!?

「スタートダッシュ・巡航・エンジンブレーキは3000rpm以下に抑えること」

これだけです。
走行中の中間加速でどんだけブーストを掛けても構いません。とにかく3000rpm以下です。
レッドゾーンが5000rpmであろうがディーゼルエンジンにとって高回転は不得手ということですね(^^;;


DPF再生が始まるには、前回終了から生成されたススの量が閾値を超え、水温やエンジン負荷など条件が整うとトリガーが引かれると一般的には言われていました。
しかしMyアテゴンは「距離」という閾値が存在することを証明してしまいました。

ところが今回は生成量でも距離でもなく、DPFのスス蓄積量が閾値を超えての再生開始を確認しました。
そういうパターンもあるなんて知りませんでした。

両者の数値は連動しておらず、単純にカウントされる生成量に対して、DPFのスス蓄積量は走行中に燃焼して減ることもあり、導入10ヶ月の経験ではエンジンブレーキ多用による1回を除けばススの生成量が先に閾値を超えていました。
普段は画面をマジマジと見ながらの運転は当然してないので、強いエンジンブレーキを掛けるとDPFにススが一気に回るなーとしか思っていませんでしたが、助手席だと3000rpmを超えた途端にブワッ!とDPFの数値の瞬間が…(゚o゚;;

一度しか確認していないので毎回そうなのか不確かではありますが、DPF蓄積量が閾値を超えてのDPF再生の場合、燃やしきったと思ったら燃やしきれなかったススが2割もDPFに残留していた。の可能性を示す数値の動きが確認されました。
そこでDPFの強制再生ということになろうかと思いますが、やったところで3000rpm以上をガンガン使えば再びDPFに燃やしきれないほどのススが溜まってしまい、再生間隔が短くなってしまうものと考えられます。

DPF再生開始当時、生成量は閾値に対して半分程度。DPFにさえススが溜まらなければ再生間隔は倍に伸ばせるはず。
そこで帰り道は3000rpm以下オンリーを試していただいたところ、再生間隔は300kmを超え、なんと前回の2倍を記録したとのこと。


ゴチャゴチャ書きましたが、DPF再生間隔が短いとお悩みの方は3000rpm以下厳守。一度お試しください♪
Posted at 2017/06/22 00:16:02 | コメント(7) | トラックバック(0) | Torque Pro | 日記
2016年09月09日 イイね!

Torque Pro

DPF再生をモニタリング出来る!という魔法のアプリ「Torque Pro」を導入して1ヶ月が経ちました。
それから4500kmくらい走って色々分かって来たので、そろそろまとめてみようと思います。

使い方はとっても簡単♪
1. OBD端子に挿したスキャナーでスキャン
2. スキャナーがBluetoothでAndroid端末にデータを飛ばす
3. Android端末で必要な項目を計算して表示
の流れになります。
表示項目とは別に欲しい項目を選んでCSV形式でログも取っておけます。


主な表示項目は
・ブースト圧
・アクセル踏込量(標準セット使用)
・DPF再生ON/OFF状態
・DPFのPM堆積量(?)
・PM生成量(?)
・DPF再生回数
・DPF再生終了後の走行距離
・外気温(0.5℃単位)
・吸気温、排気温(3箇所)
・水温、油温
・ODOメーター
・TRIPメーター(アプリが何らかの方法で距離をカウント)
・燃料残量
・電圧(標準セット使用)
としております。

DPF関連の計算式は広く流布しているので、今更わたくしめが解説するほどのものではありませんが、気付いた事、発見した事など。


★ DPF再生終了後の走行距離について
一般的に流布している計算式は
((B<16)+(C<8)+D)/640
かと思います。
これが作動終了時に確認したODOメーター(TRIP B併用で0.1km単位の監視)とどんどん開きが出てしまったので、B・C・Dの中身を解析したところ

Dが256でCが1に、Cが256でBが1に。Bが1で100km、Bが4で400km→DPF作動開始。
つまり、割る640ではなく、割る655.36(=/65536*100)が正解っぽい気がします。
((B<16)+(C<8)+D)/655.36

連続走行時には出てこないのですが、エンジンON/OFFを繰り返しているうちに(?)ODOメーターと開きが出て誤差が生じることもあります。


★ 6g/lか400kmかについて
例の「400km」について、6g/lに達していなくとも400kmで作動開始となりました。高速道路走行時(連続高回転時?)の「367km」も6g/lに達していない状態で再現されました。
一方、400kmに満たずDPF再生が作動するという6g/lを超えてもやなぎ号は作動していません。どうやらエンジン負荷かPM生成速度も同時に監視しているようで、いちびったり登坂に差し掛かると始まります。


★ DPF再生時のエンジン回転数について
世の中で囁かれてる「DPF再生中は2000回転を維持」は、はっきり効果が認められました。
巡航時の瞬間燃費に違いがないような気がする割にDPFが高温で維持されて短時間で煤を燃やし切れる為、総合的にはDPF再生時の燃費悪化を抑えられるようです。


★ 燃やしきったはずなのに?
DPF再生終了直後(PM量は0%表示)にエンジン切ったところ、次回始動時にPM生成量がいきなり0.3g/lと表示されたことがあり、終了後もしばらくは余熱で燃やしているのかもしれません。


★ FordのPID
昔の関係からか、マツダ車ではフルSKYACTIV世代でもFord独自のPIDに多く対応しているようです。
殆どは標準セットと返される数字が同じですが、標準セットと返される数字の異なる外気温と、アプリに現在の走行距離を入力して端末が計算する→すぐズレる。という使い物にならんODO。いずれもメーターが隠れる位置にスマホを置いてあるので、この2つは絶対欲しい!
ログの項目名も日本語にしたいので海外サイトを必死に探しました。
外気温とODOメーターはそれらしきPIDを元にデータ解析して計算式を編み出した自信作です♪
あとはメーター内のTRIP AとTRIP Bと連動しているPIDが見つかれば完璧かな!


・水温 (Engine Coolant Temperature)
PID : 22f405
Unit : ℃
Equation : A-40

・油温 (Engine Oil Temperature)
PID : 22f45c
Unit : ℃
Equation : A-40

・外気温 (Ambient Air Temperature)
PID : 22057d
Unit : ℃
Equation : A/2-40
※メーター内と同じのが0.5℃刻みに!

・吸気温 (Intake Air Temperature)
PID : 22f40f
Unit : ℃
Equation : A-40

・排気温 (Exhaust Gas Temperature)
PID : 22f478
Unit : ℃
Equation : ((B<8)+C)*0.1-40 (恐らくTURBO出口)
Equation : ((D<8)+E)*0.1-40 (恐らくDPF入口)
Equation : ((F<8)+G)*0.1-40 (恐らくDPF出口)

・燃料残量 (Fuel Tank Level)
PID : 22f42f
Unit : %
Equation : A/256*100

・ODOメーター (ODO Meter)
PID : 22dd01
Unit : km
Equation : (A<16)+(B<8)+C
※メーター内と同じのが表示されてる!65536kmを超えないとAの計算式がこれで良いのか不明ですが、多分合ってます。

・DPF再生後走行距離 (Distance Since Last Complete DPF Regeneration)
PID : 220434
Unit : km
Equation : ((B<16)+(C<8)+D)/65536*100

付けても付けんでも問題はなさそうですが、Fordの独自PIDにはOBD Headerに7e0が付くっぽいです。
式中、<8は*256と、<16は*65536と同意です。(A<8)のように()で囲むのをお忘れなく。
Posted at 2016/09/09 23:37:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | Torque Pro | 日記

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「みなさん夏休みですかねぇ〜
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何シテル?   07/25 16:53
歴代ミニバンからステーションワゴンに、歴代ATからMTに、軽油からガソリンそして再び軽油に、そして歴代トヨタからマツダ乗りになりました。 改造も整備も出来...

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