幻のブツ

猫が密輸入している”ブツ”が1Kg行方不明になった。

末端価格5,000ドルの上物である。

ヤバい！ヤバい！ヤバい！
(^^;)(^^;)(^^;)

ボスがゴルフで留守中に裏帳簿をチェックせねば、と大急ぎで確認。
う～む。。。。。ない！

それではと他人を疑ってみる。
まず、容疑者A
彼女は同じ物を小口で扱っている。
「１kg足りないんだけど、知らない？」
知らないけどバレたら大変と、一緒に探してくれることになった。
しめしめ、捜査員が増えたわ。

次は容疑者B
ここで１つ問題がある。
一番怪しいヤツだけど、ボスの息子なのである　＝　ボスにばれるね、普通。
しかーし、そうも言っていられないので、問いつめる。
知らないと言い張られた。

o(-_-;*) ウゥム…　ど～しよ～

そうこうしている内に１週間が経過。
しかたない、ここは公開捜査に踏み切るしかない、とボスの所へ。
「ごめん、ブツが１kgなくなっちゃった。」を、丁寧に報告。
「そりゃ困ったな。徹底的に探さなあかんで。」と、捜査は振り出しに戻り、裏帳簿チェックから再出発。
（こういう場合に、決して人を責めたり、叱ったりしないのがボスの尊敬すべき点の１つである。）

結局この捜査はお蔵入りとなり、半年後の決算で処理するというボスの指示が出た。
問題は半年後にボスがその言葉を覚えているかどうかである。


この物語は事実を元に作られました。（一部フィクション含む。）