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E36に関わらず、M3のミラーは他の3シリーズとは違う専用タイプが標準で装着されています。

前車E36-320iのミラーは、ごく一般的な長方形で横の長さは特に問題無かったものの上下のサイズが狭かったです。
通常走行では支障無くても、バックで駐車時などは身を大きく動かして見たり、或は自分の感覚や勘で止めたりと、自分にとっては決して見やすい＆使い易いミラーではなかったように思います。
（E46等ではギアをバックに入れると、ミラーが下を向く機構が付いていたりするようですが実際の使用時はどうなんでしょうか？？）

それでもボディ側にはプラスチック製の突起がいくつか付いており、何でもそれがあるために風切り音が軽減されているそうです！
今時当たり前なミラー全体の格納操作はできませんでしたが、そうした細かい部分までこだわって計算されたデザインというのは凄いですね。

M3に乗る前は、その外見の小ささに「きっと後方視界は悪いのでは？！」と先入観を持っておりましたが、意外にも上下サイズは前より大きくて見やすく、横サイズはさすがにやや落ちますがそれでも後方確認をするのに必要十分な事に驚きました。

電動でミラー面の調整は可能ですが、全体の格納はできずミラー全体が外れるようですね。
（まだ確認しておりません）
流れるようなフォルムでノーマル以上に風切り音の軽減効果があるようです。
日本国内の制限速度内ではその効果を知る事はかなり難しいかも知れませんが、かの地ではアウトバーンを200km/h以上で走行なぞしていたらやはり効果抜群なんでしょうねぇ。

体験された方がいらっしゃったら、是非インプレッションをお願いします♪
（って国内ではサーキット位しか公には出せない速度域の話ですが…）

自分が感じるM3の魅力をお伝えしようかと。

■エンジン
まずは何と言ってもこれでしょうね♪
うちの車は前期型ですので、排気量は3000ccです。
BMW伝統の、今や貴重な「直列6気筒DOHCバルブ」
最高出力：286ps/7,000rpm
最大トルク：32,7kgm/3,600rpm

発進時、ギアを1速に入れて半クラッチを繋ぐだけで、アクセルは踏まなくてもスルスルと動いていく程トルクフルです！
（ちなみに、5速100km程の高速巡航中に、そこからもう少し加速したいと思う時、わざわざシフトダウンしなくても少し強めにアクセルペダルを踏み込めば事足りてしまうのにも驚かされました！）

そこからアクセルを踏んで加速しますが、気をつけていないとすぐに回転数が上昇していく程、吹け上がりの速さにも圧倒されます！

その吹け上がり方もアクセルペダルをほんの数ミリ動かせば、正確に踏んだだけの反応がしっかり感じられます！

この辺りの正確な操作感は単にアクセル操作だけでなく、ステアリングの反応にも言えると思うのですが、まさにそれがBMWの素晴らしさの一つだと思います。
自分の思い通りに操作できる喜びというのは本来当たり前の事なのでしょうが、それが実際に高い次元でできる車というのはそれ程多くはないのが現実ではないでしょうか。

2速や3速で4,000回転も回せば、甲高い官能的なサウンドでグングン加速していき、通常の街乗りなら既にその時点で制限速度は軽く超えているかと（笑）

強めにアクセルを踏んで加速をしようものなら、まさにシートへ押し付けられる程の猛然とした加速感があっさり体感できてしまいます！

自分ごときの腕前ではM3に秘められた性能を最大限引き出す事は難しいですが、逆にこれほど扱いやすいエンジンとは思いませんでした。
普通に街乗りも全く問題ないし（逆にMT操作がとても楽しい♪）、
高速走行も日本の制限速度域なら余裕有り過ぎて物足りないほど（笑）

E36-320でもそのエンジンの素晴らしさは体感できましたが、さすがにM3はそのレベルを遥かに凌駕しています。
その分、調子を維持しようと思えばエンジンオイルの質や交換時期等はしっかりした管理が必要になる訳ですね。

一見信じ難い話と思われる方も中にはいらっしゃるかと思いますが、一度体感すれば目から鱗が落ちる思いが理解できると思います！！