自分自身が後からあの時はこんな感じだったなぁと見直す時にヒントとなる単語や状況等を細かくダラダラと書き連ねており、写真もそれなりに沢山アップしてあるので、お暇な方や興味ある方のみ読まれるのを強くオススメ致します。
11月12日(火)、ほぼ無理矢理代休を取る。
前日から休日は何をしようかと頭の半分は楽しい妄想をしながら仕事をし、寒い社内での残業を済ませる。
案1)久しぶりの京都ポタリングへ行くか(70%)、案2)MTBで近所の里山へ走りに行くか(27%)、案3)特にどこへも行かず疲れている体をゆっくり休ませるか(3%)。
しかし、帰宅後に夕飯と風呂を済ませると眠気に負け、どうするかの計画も立てずほぼバタンキューで眠りにつく。
代休当日の6時前、休日の朝はやはり普段以上に早く目が覚めてしまいます(笑)
ただ、そのまま起きた訳ではなく、今日はどうしようかを考えながらも二度寝。
再度目覚めると7時、めっきり寒くなってきて先日からは敷き毛布も出した布団の温もりが非常に心地良く、このまま3%の惰眠を貪ろうかとも思いながら、それも勿体無いから出かけるのは近場の27%にしようか。
いやいや・・・やはり折角の天気も良さそうな休日だし、前日に馴染みの駐車場へは行くかも知れない旨を連絡してあったので、案1)の京都へ行こうと決定し準備を始める。
行き先同様、自転車も何にするかで迷っていた。
折り畳みで小回りの効くBD-1か、まだ京都へは連れていってない29inchの大径ホイールで距離を走るのが楽なMTBのSUPERFLYにするかで悩みながら、持ち物の準備や着替えを行う。
が、京都ポタリング時は毎回持参している必需品の「まち歩きマップ」が見つからない・・・。
捨てたりする訳も無く、暫く必死で部屋の中を探していたら、何故か置いた記憶の無い雑誌の下から見つかりました。
自転車については、今回妻や子供達もおらず好きなペースで走れるので、先日の台風で被害を受けた嵐山のその後の様子見物に加え、まだ足を運んだ事の無い銀閣寺界隈に行ってみたいので、それなりに距離を走る。
しかも嵐山方面からは上り坂のある「衣かけの道」を超えないといけなく、そうなるとホイールサイズの小さいBD-1よりは軽いギアも選べるし巡航速度も維持しやすく乗り心地の良いMTBに。
SUPERFLYで一つ気がかりだったのは、スタンドを装備していないので駐車時に少々困る事でした。
でもまぁ、今回は走ってる時間の方が長いので何とかなるかなと気持ちを切り替え、2列目以降を倒したオデッセイに積載。

この地図の良いところは、漢字と共にローマ字表記されているところ。
観光名所や地名、様々な通り等の正しい名前が分かり、自分自身はとても気に入っております。
8時前に自宅を出発し、青空が広がる中、山々を横目で眺めながら、まずは津ICへ。

伊勢自動車道から新名神へ入る頃位からは、先程の青空が噓のように曇り始め、滋賀県内の土山SAで朝食休憩をする時は外気温が7度で小雨がパラ付く悪天候。
京都の天気予報は晴れから曇りと聞いていたので、とりあえずはこのまま上洛し、到着後も雨ならポタリングは諦めようと思いながら、ホットコーヒーを飲み干してアクセルを踏み込む。

新名神から名神高速も流れは順調で、滋賀と京都の県境近くにある「蟬丸トンネル」(この名前、何か好き。百人一首の蟬丸とも関係あるんだろか?!)を抜け、京都東ICからR1へ出る頃には小雨は上がり、どんよりしつつも曇り空の京都・四城ガレージへ9時半過ぎに無事到着。

こちらの駐車場は四条大宮駅近くにあり、(自分にはあまり関係無いけれど)電車やバス等の公共交通機関で京都巡りをする際の拠点として交通の便も良く、最初に訪れた際にスタッフのお姉さんから今はもう配布されていないらしい上記地図を頂いたり、オススメのスポットを素の京都弁で教えてくれたり、トイレや常駐スタッフも居たりするので、巷によくあるコインパーキングよりも余程安心して車を預けられるのが個人的にはとても気に入って毎回利用させてもらっております。

MTBを降ろして出発準備を整えつつ、お姉さんに今回のルート案についての相談や京都の役立ち情報を聞く。
少し肌寒かったけれど、走っていたら体は温かくなるだろうし、ただ雨具は何も持ってきていないので、雨が降ってきたら適当に切り上げて帰ってこようと思いながら出発。
サイクルコンピュータによると、出発時のオドメーターは165km。
予定走行ルートは40km程度なので、帰ってくる頃には200km位になっているかな。
という事で、駐車場を南に出てすぐにある四条通りをとりあえずはひたすら西進して桂川を目指す。

正直、四条通りを西進するのは交通量も多く、特にコレといった名所もほぼ無いのがやや退屈・・・。
写真は「天神川四条」交差点付近から北を臨んだもので、川沿いの紅葉と手前の赤、右側にあるしだれ柳の緑のコントラストが綺麗だなと思って。
今回の写真は全てiPhone 5で撮り、無加工でアップしてあります。
(なるべく荷物は少なく身軽に、また、帰宅後に写真加工している暇も全然無い上、何しろ面倒臭いので・・・)

四条通り沿いの桂川たもと付近から北方向に見た情景。
厚い雲に覆われて曇ってます。

同じく桂川に掛かる橋の上から北方向を見た情景。
写っていませんが、台風の時に濁流と共に流れてきたであろう流木等が岸の所々にまだ残っていました。

橋を渡り終え、そのまま四条通りを直進すれば「松尾大社」や、少し南下すると鈴虫寺こと「西芳寺」等がありますが、今回は桂川左岸の自転車道を北上。
自転車道沿いの公園では、近所の幼稚園児達が団体で遊んでいたり、ゆっくり散歩している年配の方々が沢山いらっしゃいました。

整備された自転車道の最終地点を過ぎ、そのまま走ると嵐山公園へ。
公園に入る手前で、渡月橋を小さくしたような橋と色づき途中の紅葉をバックにMTBの記念写真。

台風の時は、この辺りも濁流の下だったのでしょうね・・・。

枝の先から赤く色づいていくのですねぇ。

より橋に近い紅葉の木にMTBをもたれさせて。

嵐山公園にかかる橋の上から西側を向いて撮った写真。
流れはゆったりしており、カモ達ものんびりと泳いでいました。

上と同じ場所でカメラを縦方向にして撮影。
嵐山の紅葉はまだもう少し先ですね。

嵐山公園内から見た渡月橋とバリケードをバックに桜にもたれさせた愛車。
台風時に流れてきた土砂やゴミ等が集積されていました。

渡月橋脇にMTBを止めて。

渡月橋と桂川。

渡月橋の橋上から保津川方面を眺める。

保津川下りの降り場付近は沢山の観光客で賑わっていました。

渡月橋上。

平日とはいえ、嵐山は沢山の観光客で溢れていました。
三重県だと伊勢内宮周辺のような感じ。

「美空ひばり館」、閉館しており貸店舗となっていました。
個人的には特段関係も興味も無し・・・。

天龍寺北側にある竹林。

竹林と愛車。

竹林の途中、天龍寺北門でみつけた紅葉。

竹林と愛車Part2。

竹林。

竹林。

竹林。

竹林の行き止まりは、「大河内山荘」。
2度目だけど今回も写真だけ撮って素通り。

嵐山徘徊中に見つけた無動庵(後に調べたらカフェらしい)にて、土佐藩士達の銅像発見。
どういう関係があるのかは不明・・・。

長閑な風景だな〜と思っていたら、これが落柿舎(らくししゃ)でした。

帰宅後に調べると、落柿舎は元禄の俳人向井去来の遺跡だそうで。
庭に柿の木が40本あり、その柿の実が一夜のうちに殆ほとんど落ち尽くしたのが由来。

適当に走っていたら、二尊院の総門。
総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は紅葉の名所として知られる。また奥には百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所がある(by Wikipedia)

二尊院も華麗に素通りし、また暫く広くない道を走っていると化野(あだしの)念仏寺の入り口。
歴史小説の中でその名前は知っていましたが、ここが古来より葬送の地だったのですね。

境内の約8000体という夥しい数の石仏・石塔は、明治36年(1903年)頃に、化野に散在していた多くの無縁仏を掘り出して集めたものである。境内には水子地蔵もあり、地蔵菩薩の縁日には水子供養が行われている。(by Wikipedia)

念仏寺を過ぎ、嵐山高雄パークウェイの高架下をくぐる辺りは、昔ながらの街並が続きます。

静かな古い街並を走っていると、その時代に戻ったような気になったり。

三叉路の突き当たりには立派な愛宕山の鳥居と常夜灯。
とりあえずここからまた来た道を戻り、衣掛の道方面に向けて東進。

清涼寺横から「衣掛の道(きぬかけのみち)」に入り、いざ東へ。
その途中でみた風景。
種類も色々な案山子(かかし)がたくさん並んでた。

広沢の池(ひろさわのいけ)。
日本三沢の一つにも数えられる。別名遍照寺池(へんしょうじのいけ)とも呼ばれる。
2010年(平成22年)3月25日に農林水産省のため池百選に選定された。(by Wikipedia)

曇っているけど、広沢の池と紅葉。

広沢池と愛車。

衣掛の道。

衣掛の道Part2。

任和寺(にんなじ)総門の木像。

この辺りでは小雨が少し降ってきたので、写真だけ撮って相変わらず素通り。

観光客で賑わう金閣寺前も素通りし、北大路通りへ。
そこから西に見た大文字山。

北大路通りをひたすら東進。
大徳寺や諸々も超えて、一気に賀茂川のほとりまで。

賀茂川と愛車。

対岸は京都府立植物園。
紅葉が始まっていました。

橋上からみた賀茂川。

高野橋と愛車。

橋上から高野川の眺め

高野川と愛車。

高野川沿いの紅葉。

高野川を南下し、賀茂川と合流して鴨川になる出町柳付近。

台風の影響か、護岸工事中でした。

鴨川の最北端から南方向の眺め。

飛び石を渡る人々。

先程とは逆に、今出川通りの橋上からみた鴨川の最北端。

百万遍交差点からみた京都大学。
文化祭か何かの看板がたくさん立ってました。

今出川通り沿いのイチョウと大文字山。

白川疎水沿いの紅葉と大文字山。

「哲学の道」の始点をみつけました。

白川疎水通りの紅葉を眺めながら銀閣寺方面に向けて走る。

白川疎水通り、西方向の眺め。

白川疎水と愛車。

白川疎水と愛車Part2。

哲学の道を歩行者に気をつけながら走る。
銀閣寺へはまだ一度も訪れた事がなく、門前まで行こうと思ったが、参道は観光客や修学旅行生でごった返していたので今回も素通り。
ほぼ走りっぱなしで体力も消耗してきたので、「よーじや銀閣寺店」の横にあった喫茶店で休憩。

京都ポタリング時恒例の抹茶パフェ。
食べ終わって外に出ると、ついに雨が降ってきており愛車も濡れていました。
雨具は一切持ってきてなかったので、憂鬱な気持ちのまま哲学の道を終点まで南下。

哲学の道終点からはそのまま西進。
怪しげなラブホテルが立ち並ぶ一方通行の道を進み、平安神宮前を抜けた辺りの疎水付近の紅葉。

疎水と愛車。
この辺りからは気温も更に低くなってきて非常に寒く、雨に濡れてる事も影響して手もかじかんできました・・・。

東大路通りの橋からみた疎水沿いの紅葉。
この後、二条から三条へ向かい、バーガーキングで遅めの昼食を軽く食べて暖をとり、その後は歩道の広い烏丸通りを西進。
この頃にはもう雨は上がっていたけど、途中からは地元の買い物客で賑わうアーケードの三条商店街を抜けて駐車場へ。

今回の走行距離は約33km。
四条大宮付近から西進して嵐山、衣掛の道と北大路通りを通って銀閣寺方面、哲学の道を南下し、三条付近から西進して四条大宮へというルート。
紅葉の時期としては少し早いかなと思っていたけれど、それでもあちこちで綺麗に色づいた紅葉が見られてとても癒されましたのも事実。
もう少し天気が良くて暖かければ良かったかも知れませんが、これまで毎回快晴ばかりだったのでたまには良いかな。

自宅までの帰り道が混雑する前にと、普段よりも早く16時頃には五条大橋上でした。

山科方面へ坂を下っている時、目の前には大きく綺麗な虹が。

名神高速へ入ったところでもまだ虹が見えてました。

そのまま順調に高速道路を通って津市へ戻ってきました。
先日封切りされたばかりの映画「清須会議」が、地元の映画館でたまたま良い時間帯に始まりそうだったので寄り道する事に。
一人で映画を楽しんだ後、帰宅。
遊び倒した一日でしたが、繁忙期で仕事が忙しい期間が続いていただけに大いにリフレッシュできました。