エンジン腰上修理・オーバーホール

２０１１年１月　FSW７時間耐久レース出場時、最後の一周で１気筒が…(T_T)

損傷個所は１番（シリンダー、ヘッド、ピストン）のみ。
シリンダーのほうは中のニカジルメッキは残ったままその外側のアルミ部分が吹き飛
んでいます。

その他タイミングチェーンカバー、チェーンテンショナーガイド熔損（シリンダーの爆発によるものと思われます）
すぐ手前のタイミングチェーンカバーも穴が開いて中の樹脂で
できているチェーンテンショナーのガイドが溶けています。

ノッキングが原因だとヘッドのプラグの反対側が溶けるそうですが
この現物はプラグ側が溶けるというより爆発の様な感じです。

以前にリビルドしたほうのタービンからのオイル漏れ（シャフトの軸受け部分にクラックあり）、
エキパイのフランジ部割れ、といったところが目に見えて破損している箇所です。

他の部分、今回分解してみて腰下は開けなくても問題ない感じだそうです。
シリンダーのモリブデンコートの部分やシリンダーのクロスハッチ（油膜保持のための線傷のように加工された表面部分）も
新品シリンダーのようで、実際測定してみても摩耗はほぼ無いに等しい感じです。