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2013年06月21日 イイね!

あなたが私にくれたもの

あなたが私にくれたもの




あなたが私にくれたもの








1.オープンカー購入

人生で初めて買った車、ホンダビート。

ほぼ、衝動買い...

オープンカーに興味があり、

雑誌のアルファロメオスパイダーやロータスエランあたりを眺めていましたが、

眺めているだけでは我慢できず、ある日、中古車屋を訪ねます。

お目当ては店頭に置かれていた黄色のビート。

営業員さんと話をするも中古にしては高いな~なんて思い、

じゃ~新車の価格はどんなもんかと、

道を挟んだ反対側のホンダディーラーに入りました。

営業の方としばし商談。

今なら、限定車があると聞かされます。

専用ボディーカラー(キャプティバ・ブルー)にホワイトアロイホイール...

青いボディーと白いアルミが爽やかに見えて、興味をそそります。

この時すでに黄色のビートは14万8,000光年の彼方に追いやられていました。

実際には道路の向う側ですが...

営業員さんは更に、限定車なので台数に限りがあります。

早く決めましょう。と身を乗り出し、

今日一番とも言える、松岡修造の血が流れているのかと思うほどに

熱く強い押しで契約を迫ってきます。

ア・ツ・ク・ル・シ・イ  無駄に暑苦しい。

いやいや、営業の常套手段ですよ、これ。

限定車で数に限りがあるという状態を前面に出し、

早くしないとなくなっちゃうよ~なんて、あせらすのです。

残り台数のグラフなんか出してきて、さらにあおるあおる。

もちろん、私は契約しました...

だって欲しかったんだもん。

即決でした。






2.異彩

欲しかったオープンカーを手に入れてから...

まあ、目立っていた方だと思います。

幌を収納しオープンで走っていると、物珍しさもあってか、

目を丸くしながらビートを見る小さな子供から

指を差されたりもしました。

悪い気はしません。

また、オープンカーならではのいいことがいっぱいあります。

幌を収納するスペース確保のため、トランクが狭い。

走ると、風の巻き込みで髪の毛はぼさぼさ。となりの人と会話できない。

走行中の突然の雨でビチャビチャ。

鳥の糞攻撃。

いや~、キリがありませんね~ いいことだらけです。

さらに、ビートはミドシップなんです。

背中から聞こえるエンジン音に、気分も高揚します。

とにかく、効率や快適なんて関係なく、フィーリングで乗る車だった。

ビートに乗ることで、視線を浴び目立つことに快感を覚えてしまった。

快感こそが至福の時......

もうこの時、後戻りできない身体になってしまいました。







3.幅寄せ

ところでみなさん、話が変わります。

多かれ少なかれ、経験されていると思いますが......

「幅寄せ」について...

いろんな、シュチエーション......

いや、シチエーショ....

シュッチェーシュ..

シュチニクリン

......




「幅寄せ」にはいろんな場面がありますね。

おれは、車線変更したいんだ~って、幅寄せしながら強引に割り込んでくる人。

片側1車線の道をゆっくりと走っている車。

その車を追い越す際、妙に幅寄せして、

あらぬプレッシャーをそっとプレゼントしてくれる人。

幅寄せに幅寄せで応戦する人。

いろいろな、幅寄せがあります。

まあ、若かりしころの私の運転も少々やんちゃなところがありましたが、

今は、心も身体も丸くなって、

人に迷惑をかけるような運転はしておりません。(と、思う。)

その、若かりしころのお話ですが、

ある日ビートでご機嫌なドライブを堪能していたとき、

1台の車が幅寄せをなさってきました。

片側3車線の道路です。私は1番左側を走行。

相手の車は、私の少し前方の右車線を走行。

どうやら、相手の車は、こちらの車線に入りたいようです。

相手車両は左ウインカーの合図とともに私のビートに迫ってきます。

それも、覆い被さるようにゆっくりと、その空間を閉ざすように迫ってきます。

えも言われぬ圧迫感が身体中に駆け巡ります。

そう、この圧迫感...

......実はこの相手車両、トレーラーです。

それも、ロングトレーラー......

その巨体が、にじり寄るように右側から迫ってきます。

その時、私の選択肢は......









以降、次回のブログでその結末が明らかに......

Rijo の、ビートの運命や如何に....

世界中が泣いた、感動のフィナーレ..

君を ア・イ・シ・テ・ル..

続きは、こう、ご期待。


























































ではなく、今、続き書きますね。

ここまで、スクロールした人、もう少しの辛抱ですよ~

ここまで読んだ人は、スクロールしなかった人に伝えてくださいね~



では、続きです。






4.わずかな空隙

迫ってくるトレーラー

その時、私の選択肢は......

①相手を割り込ませないよう、自分の速度を上げ、相手の前へ出る。

②自分がブレーキを踏み、相手を前へ入れる。

なんてものがありますが、いずれも選びませんでした。

相手はトレーラー。

このような大型車を運転する人は、運転が非常に上手なのです。

ここでいう「運転が上手」とは、

「接触しない」「ぶつけない」ということと理解してください。

身体中にサンサーを備え、狭い道の走行やバック駐車なんて、

伝統芸能の域に達していて、見とれてしまうときすらあります。

「接触しない」「ぶつけない」という能力に長けている人たちが、

大型車を操るのです。

そこに、運転者の性格が加わります。

運転が穏やかな人、荒い人など...

その運転手はどんな性格だったんでしょう...

迫ってくるトレーラー

その時、私の選択肢は......

③そのまま走行する。

加速するでもなく、減速するでもなく、そのまま走行します。

いわゆる、「意地を張る」という行為。

相手は、その巨体にものを言わせ、静かに迫ってきます。

しかし、こちらが意地を張っていると、

ギリギリのところでその空間を保つのです。

大型車に限らず、たいていの車は故意に幅寄せしてきても、

接触までしないのがほとんどです。

接触してもお互い何の得もないのですから。

という見解で、その時の私の選択肢は「そのまま走行する」となりました。




その巨体が、にじり寄るように右側から迫ってきます。

私はそのまま走行します。

にじり寄るように右側から迫ってきます。

私も右側に神経を持って行きます。

右側から迫ってきます。

まだ、寄せてくるのか。

迫ってきます。



ちょ、ちょっと寄りすぎではないか?

これ以上寄せてはいけないと感じる、

目に見えないラインをトレーラーは越えてきました。



まずい、何か、まずいぞ...

普通は、ここで平行になるのに、どうしてだ...

そして、その時トレーラーの不可解な幅寄せが理解できました。



ミ・エ・テ・イ・ナ・イ



見えていない...

見えていないのです。

トレーラーの運転手からは、私のビートが見えていないのです。

正確には、トレーラー左側のミラー越しに、ビートが写っていないのです。

この写真をご覧ください。



ビートって小さいんです。

映っているのは、若~いころの私です。

車と私との比較で、ビートの小ささが分かりますよね。

(私はいたって普通のサイズです。)

リアルなオーナーさんなら、お分かり頂けるのですが、

とても小さいのです。

コンパクトなサイズがゆえに、

運転席の幅より、助手席の幅が狭いという特異なパッケージです。

また、ノーマル状態でも車高が低いのです。

屋根の掃除なんて楽なもんでした。

小さくて、しかも車高が低い。

トレーラーのミラーの角度や、2台の位置関係など

いろいろな要素があると思いますが、

その時トレーラーの運転手からは

小ささも手伝い

明らかにビートが見えていなかったのです。



まずい、その瞬間ビートはフルブレーキ、

ウィンマックスがその性能を誇示するがごとく

ローターを必要に攻撃します。


間に合うか...

しかし、もう...




そのわずかな空隙がなくなりそうな時、

トレーラーが右側に、もとの車線に、まさに、はじけるように戻りました。

間一髪のところでトレーラーのミラーに映ったのか...

運転手がビートの存在に気づき、あわててハンドルを右にきったのです。

運転手さんの性格は良かったと思います。

しかし、冷や汗もんでした。







5.思い出と贈り物


~~世界中が泣いた、感動のフィナーレ~~


ビートを手放して20年以上が経ちました。

あのトレーラーとのことは鮮明に覚えています。

むちゃな運転はいかんな~ なんて時折思い出します。

そんなビートですが、

今でも走っている姿を見ることがあり懐かしく思います。

ミドシップとはいえ660ccのエンジンに絶対的な速さはありません。

時代は馬力を求めたパワーウォーズに突入していましたが、

幌を開け身体に浴びる心地よい風がとおり抜けるたびに、

それは無粋だよと教えてくれました。

今、そんな気持ちにさせるような車は、

もしかしたら、もうないのかもしれない。

あの時、深く心に刻んだビートの思い出は忘れることはないでしょう。



私の現在の愛車はチャレンジャー

アメ車です。

アメ車ならばV8を選びたいところです。

しかし、チャレンジャー購入の際、

価格のこともありますが、ことさらV8に執着せず、

パワーの劣るV6を自然に感受できたのもまた、

ビートからの贈り物なんだろうと思います。



私はアメ車を駆っていますが、

輸入車、国産車関係なく、車に愛情を注げば愛車となります、

そして、愛車と楽しい時間が過ごせることを知っています。






エピローグ

なんてこった、週末はチャレンジャーのライトの修理だ。

Hi-Loの切替に不具合がある。

購入してまだ8ケ月...

うちの愛車はご機嫌ななめ。

それでも、なお愛おしい車です。
Posted at 2013/06/21 02:00:05 | コメント(9) | トラックバック(0) | クルマ
2013年06月11日 イイね!

路地裏の検問

路地裏の検問






1980年代後半、まだ免許取りたてのころ、

週末は夜な夜な、お友達とあそんでいました。








1.楽しい余暇の過ごし方

週末の夕刻を過ぎると、我が家に数名の友達がやって来ます。

各々、車に乗って来て私も車で外出したいのですが、

そのころ、我が家にあるたった1台の車はいわゆる家族の車で、

私が自由に使える環境にはありませんでした。


車を使っていい日もあるのですが、

その日は、父親が車を使っており、私は遊びに来た

友達の車に便乗して出かけることとなりました。

行き先は、県内のとある「峠」。

そのころ「走り屋」と呼ばれる人たちが、

夜、峠に集まり、タイムだ、ドリフトだと

車を走らせ、遊んでいました。

社会的には良くない行為であることは、ある程度わかっていたものの、

最低限のマナーとして、近くに民家等のない峠を選んでいました。

私も、自分(我が家)の車で来たときは、

MTを操り、ヒール&トゥを決めながら、上り下りと楽しんでいました。

ドリフトなんて、出来はしませんでしたが....










2.峠の過ごし方


そのころ乗っていた車



我が家の車 マツダファミリア

免許取得後、初めて乗る車で、ダーボの加速が

こんなにも強烈であることを教えてくれた車。

その後、ターボラグの激しい、いわゆる「どっかんターボ」と

揶揄されることとなる。



友達Aの車



ホンダCR-X


当時は排気量1.6Lクラスのボーイズレーサーが

峠ではベストマッチだった。

そのころ、友達Aはこの車を新車で購入。

NAの素直な加速と高回転型のエンジン、

そして、車重が軽い(なんkgかは知りませんが...)と思う。



もう1台紹介、友達Bの車



マツダ サバンナRX-7


マツダの誇るロータリーエンジン搭載。

当時、リトラクタブルライトは珍しかった。

後ろ座席の居住性は快適とは真逆の空間。



と、こんな車で峠で走らせ遊んでいました。

とこで私、少々飽きっぽいところがあります。

友達の車に便乗してきたその日は、

友達や他の人が走る車を眺めるだけのギャラリーとなります。

「友達の車を借りて走る」ということは、しないのです。

人の車で事故ったら大変ですからね。

ギャラリーだけでも満足する人もいるのですが、

私は、車で走りたい。でも車がない。

次第にストレスを感じてきます。

そして、足回りを峠仕様に決めたカッコいいはずの車が、

次第に峠を上ったり、下ったりの鉄の塊に見えてきます。

もう、こうなるとあまり楽しくはありません。

休憩中の友達の車のご自慢のφ100のマフラーに

缶ジュースの空き缶を入れて遊ぶなんて、当然の流れです。

(具合がイイと空き缶がロケットのようになります)

実際のところ、周囲にも迷惑です。

みんな楽しんでいるのに、私だけつまんないオーラだしまくり。

でもその頃はKY(空気読めない)なんて、言葉がなかったので、

私のとったこの行動は、非難されるものではありません。

こうなると、気持ちは元に戻りませんので、友達に「家へ帰る」と

告げますが、友達はまだ鉄の塊で遊びたいようです。

この日、友達はABの2人が各々車で来ており、

私はACR-Xを借りて、家へ帰ることとなりました。

この時、時刻は午前1:00くらい。

ABの車に便乗して我が家にCR-Xを回収に来ることとしました。









3.検問

友達のCR-Xを駆り家路へと走ります。

車が違えど、操作方法なんて変わりません。

ハンドルがあって足元は右からアクセル、ブレーキ、クラッチは

世界共通ですから。

違うと言えばフィーリングでしょう。

我が家の車、ファミリアとの若干の違いを感じながら、

家へ帰ります。

家まであと少しとなり、主要の幹線道路から、

路地裏へとCR-Xを向けます。

なにか赤く光っているものが見えます。

なんだろうと思い近づくと、

それが検問であることがわかりました。

その刹那、シートベルトの確認です。




余談ですが、こんなTシャツがあります。



シートベルト風Tシャツ。

持ってないし、着たこともない。

これは右ハンドル専用。



話を戻して、

前方に見える検問、

シートベルトは装着していた。問題なし。

こんな路地裏だ、速度違反の取り締まりでもあるまい。

しまった、携帯電話か...



1980年代のやたらと大きな携帯電話...

あっ、当時携帯電話なんて持ってなかった。

運転中の携帯電話使用についても取り締まりの対象ではなかった。




ま、また話が脱線してしまった。

もう一度話を戻して



前方に見える検問、

シートベルトは装着していた。問題なし。

こんな路地裏だ、速度違反の取り締まりでもあるまい。

友達のCR-Xはフルノーマル、整備不良もない。

携帯電話は持ってない。

ズボンとパンツは...良かった。今は、はいている。OK.


さあ、大丈夫だ、なんでも来い!いざ検問へ突入。

おまわりさんが「止まれ」の旗で合図。

友達のCR-Xを静かに停める。

なにもやましいことがないので、

みなぎる潔白への自信、すがすがしい好青年。

その時、目に入ったのは、私の前に検問で止められ、

なにかの機械に息を吹きかける人の姿。

そうか、飲酒の検問か、息を吹きかけていたのは、

アルコールを検知する機械だ。

なるほど、こんな路地裏で検問をしていたのは、

飲酒運転の摘発だからか。

飲酒運転者は検問を避けるため、

幹線道路を敬遠し、路地裏を走る傾向にあるのだろう。

などと、その光景に意識をむけていると。

「...ませーん。」

ん?

「すいませーん、運転手さん。」

おまわりさんが満面の笑顔を窓越しに、こちらを見ている。

「すいませーん、窓を開けてください。」

ああ、そうだった、検問だ。ま、窓を開けよう。

えーと、ハンドルは...

当時、車の窓の開閉は、ハンドル式が主流だった。

今でも、商用車はハンドル式が多いですよね。

当時、パワーウィンドウという装備は車格のあるエライ車か、

一部の車のトップグレードのみに設定されていた。

友達のCR-Xはトップグレードで、

当然のようにパワーウィンドウが装着されていた。

パワーウィンドウになれておらず、当然のようにハンドルを探す私。

この時、時刻は深夜1:30ごろ。あたりは路地裏で真っ暗。

車内は真っ暗で、どこに何があるのかわからない。

車を友達から借りたときの、

「ハンドルがあって足元は右からアクセル、ブレーキ、クラッチは

世界共通ですから。」

なんて、豪語した私を省みる余裕も今はない。

ハンドルを必死で探す私を、イラつくように見るおまわりさん。

違うんだ、私は潔白だ。ただ、そこにハンドルがないだけなんだ。

そうだ、車内を明るくしよう、そうすれば

ハンドルの場所がわかる。←まだハンドルがあると思っている。

えーと、ルームランプのスイッチは...

だいたいルームランプのスイッチは、

車内の天井の中央にあることが多い。

私は、運転席から後ろを振り返り、

視線を天井に向けスイッチを探す。

もちろん、視線を向けても真っ暗なので手探りで探すだけど、

なにか、感触が違う。

天井の内貼りは、なにかしら柔らかい素材だと思うのだが、

手に伝わる感触は固い。なんだ、この感触は?

実はこのCR-Xはグラストップ装着車。

ルーフ全体が強化ガラス製なのです。

なんて、ややこしい屋根なんだ。

グラストップ...オシャレな装備なんだろうけれども、

今の私にとっては混乱をきたす代物でしかなかった。

手に伝わるグラストップの固い感触が冷静な判断を失わせ、

結局ルームランプのスイッチは分からなかった。どこにあったのだろう。

そんな右往左往している私を見るおまわりさん。

ほどなくして、ある種の誤解が芽生えてきた。

おまわりさんの表情が険しくなる。

きっと、

「おまえ酒飲んでんだろう、早く開けろ」

なんて思っているんだろう。

ああ、まずいぞ、変な誤解を受けている。

そうだ、ドアを開ければいいんだ。

ハンドルがないなら、←だから最初からないんだよ。

ドアを開けよう。

ドアハンドルの位置は...

おっ、あったあった、手探りでも一発で分かった。

おまわりさん、おまたせしました。

こんな深夜までお仕事、ご苦労様です。

今、このドアを開けますので、お待ちください。

では、

ガチャ...

ガチャガチャ.......



開きません。



ドアが開きません。

ドアロックがかかってます。

ドアロック解除は、また車種により違いがあります。

ドアハンドルの近くか、窓のサッシのようなところか、

どちらかにあります。

この時、私はすでに、精神が崩壊しており、

ドアハンドルの近くにあるドアロック解除部分を

見つける気力が失せていた。



あれ~、外でおまわりさんが何か叫んでいるぞ~

あっ、なにか犯罪者を見るような眼差しだ~

あっ、おまわりさんが増えてきた、棒みたいなものを持ってるぞ~

あはははは~.....






結局はおとがめなしでした。

1人のおまわりさんが、懐中電灯で車内を照らし、

明るい車内を冷静に見ることができたので、

ドアロック解除を行い、ドアを開けることができました。

軽くパニックになったことを一通り説明し、

本来の目的である飲酒のチェックを受け、

何事もなく?検問は終わり、家へ帰ることができました。









4.教訓

普段と違う車を運転する時は、いろいろな補機類も確認しよう。

もう少しで、公務執行妨害になるところだった。









エピローグ

さあ、会社の車(トヨタアリオン)で営業だ。

私が運転しよう、きみ(部下)は助手席に座りなさい。



車で移動中、急に部下が...

部下「Rijoさん、そこ左折です!」

私「おっ、おぉ、分かった」

左折のウインカー、合図しなくては...

その瞬間、ワイパーが動く...



だって私の愛車は輸入車チャレンジャー...
Posted at 2013/06/11 21:51:09 | コメント(9) | トラックバック(0) | クルマ
2013年06月07日 イイね!

ジャパンマネーとマークⅡとタイガーマスク

ジャパンマネーとマークⅡとタイガーマスク



もう、20年以上前のお話。







1.バブリーなジャパン


時はバブル全盛期、ジャパンマネーなる言葉が躍り

そのころ入社4年目のペーペーサラリーマンの私でさえ

賞与は100万円だった時代。

社会人なりたての新人さんにいたっても、企業に優遇されていた。

人材確保のため入社前の研修会は海外で実施。

これは、自社に入社させたいと考えた企業が、

学生さんを国内で就職活動をさせないために

研修という名のもと、海外で時間を浪費させることが目的だった。

このため、社会全体を軽視する若者が急増。

入社前から優遇され、入社後も人材流出しないよう

能力以上の給与もあれば、勘違いするのも無理はない。

なかにはろくな仕事もせず、ただただ時間と金を浪費するものまでいた。

私はというと、そのころ広島から富山へ転勤。

この事業所には3人しかいない。

私の他は所長と女性の事務員。

舞い込んでくる仕事を片っ端からさばく毎日。

遊びたかったけど、なぜか我が社には人員の補充がない。

そう、学生さんは待遇の良い企業を求めて

うちの会社へは来なかった。

遊ぶ時間もなかった。その頃は車も保有していなかった。

散財する暇もなく、仕事はてんこ盛り、人材は優良企業へ。

そんな時間が2年ほど続いたかな~。

気が付けば自分の預金通帳は300万円を越えていた。

忙しかったが、労働に見合った成果であった。


その後ブラックマンデー、バブル崩壊へと続く道を

日本は進んでいったのは、もう少し先のことだった。

その時、勘違いしたまま無駄に時間を過ごした社員は

次第に淘汰されることとなる。



2.マイカーの購入

バブルがはじける少し前に私は広島勤務に戻った。

広島の事業所には人も多く、少なからず自分の時間が持てた。

本来は車好きであったため、ほどなくしてマイカー購入にいたる。




ホンダビート

オープンカーがいいなーなんて思っていて、

買っちゃいました。

でも、本当はこっちが欲しかった。



ロータスエラン

スポーティタイプだけど駆動方式はFF、

英国車だけどエンジンはいすゞ製。

こんなネガなところが市場には受け入れられず、

販売は不調だったらしい。

でも、欲しかった。

けど、高かった。


ホンダビート手放したのは、購入してから半年後。

楽しかったけど、大きな車が欲しくなり、

わずか半年で買い替えをすることに...

今思えば、贅沢だった。

でも無駄使いとは思っていない。今でも。

そして、新たに購入した車は、



トヨタマークⅡツアラーV

このころは、バブル崩壊後だったけど

貯えもあってキャッシュで購入することができた。

24歳ころだったかな。

価格は300万円オーバー、

ショールームでトヨペットの担当さんと交渉していました。

価格も折り合いが付き、契約もいよいよ大詰め。

支払方法についての打合せに入りる。

担当さん「では、支払い方法は...」

私「現金で...」

担当さん「.....」


汚いジーンズをはいた24歳の若者と

支払い方法が現金であることが、担当さんの中では

結びつかないようだ。

担当さん「どこかで、借入するんですか?」

畳かけるように、

担当さん「トヨタでも低金利のマイカーローンがありますよ。」

私「現金で...」

担当さん「........」

私「銀行に預金があります。」

直後、担当さんが奥の部屋へ...

上司と話でもしているのか?

どうも、みすぼらしいカッコの若者が

300万円オーバーの車を現金で購入する際の

接客マニュアルはなかったようだ。

営業のトヨタと呼ばれて久しい形容詞だが、

この瞬間だけはそれがなかった。

まあ、こちらにも汚いカッコをしていた落ち度はある。

車の契約に、Tシャツとジーンズではだめなんだなと悟り、

次からは、タキシードで臨もうと思った。

それが、相手への礼儀なんだろうと真剣に考えていたら、

担当さんが奥の部屋から戻ってきた。

そして、何事もなかったかのように契約の最後の儀式、

はんこを押して完了となる。


余談ではありますが、マークⅡのほかにも欲しい車がありました。



ランドローバーディスカバリー

雑誌で見ていて(当時はインターネットなんて便利なものはない)

欲しいなーなんて思っていて、真剣に検討していました。

実は、マークⅡ折衝前に、こちらの販売店へ来ました。

ショールームの中でのこと。

営業員らしき年配の男性にカタログが欲しい旨を伝えると

かなりけげんそうな顔を隠すことなく、ぶっきらぼうに

カタログをくださいました。

輸入車販売店はこんなにも敷居が高いのか...

などと、Tシャツ&ボロボロジーンズの私は思った。

こちらは、真剣に購入を考えているのに、

まともな話にならない。

営業員さんに「他に何か検討しているのか?」と

聞かれ、マークⅡであることを告げると、

「全く違うジャンルですね」みたいなことを

おっしゃいました。

...いいジャン

最終的に同じジャンルの車で迷うこともあるだろうけど、

この時はまだどっちもイイなーなんて思っていたころ。

寿司も良いけどステーキも場合によってはラーメンなんかも

食べたくて迷うことだってあるだろう。

入店して10分経っただろうか?

ほどなくして、ショールームをあとにしました。

あとから考えるとTシャツで料亭のお寿司はご法度なんだと思いました。



この後、マークⅡ契約にいたります。

契約書にはんこを押した翌日、トヨペットの営業さんから

連絡がありました。

担当さん「通帳のコピーをください」

私「はい?」

担当さん「車購入額相当の額面のコピーをください」

私「...はい、わかりました。また、お持ちします。」


車の購入って大変だな~なんて

後日。真面目に担当さんへ通帳のコピーをわたしました。




失礼だろ


支払能力の確認だろうけど...

契約は、信用だろ。信頼関係だろ。と心の叫びを

よそにしばらくして納車のはこびとなりました。

まあ、これも経験です。

世の中、理不尽なことが多いのでね~



3.タイガーマスク降臨

マークⅡは長く乗りました。

ビートは半年で手放しましたが、

マークⅡは9年間乗り続けました。

当時、国内自主規制枠最大の280PS

ツインターボで胸のすくような加速がやみつきになるほど。

そんな車をいつもきれいにして乗っていました。

ある日の朝の出来事。

その日は、休みの日だったのかな、

家でまったりしていると、外からにぎやかな声が聞こえてきました。

若い女の人の声、こどもかな、それも大人数。

マークⅡを停めている駐車場の方からその声は聞こえます。

当時の家はコーポの2階。

なんだろうと、窓を開け駐車場の方を見ると

女子中学生が、大挙していました。

なにやら、みんなラケットを持っています。

テニス部かバドミントン部か、そんな集まりのようです。

おそらく、コーポの中に引率する人でもいたのか、

駐車場は集合場所のようでした。

そのなかの1人がラケットを私のマークⅡに立てかけていました。

車の価値観は人それぞれです。

単純に移動するための道具と感じる人と、

いつもきれいに大事にする人とその差は歴然です。

私はマークⅡを大事にしていました。

ラケットを立てかけられたぐらいでは何ともないと、その女子中学生は

思っているのでしょうが、私には我慢ならない光景です。

場合によっては、キズもつくかもしれません。

私は2階の窓から注意しました。

ラケットをどかしなさいと。

団体の女子中学生はみんな、こちらを見ました。

そして、少しの沈黙の後1人の子がラケットを取りました。

特に謝ることもなく、でもなぜか不思議そうな顔をしている子や

顔をそらす子も...

なにかしらの違和感のもと窓を閉め部屋に戻りました。

その時自分の着ている服を見ると



こんなTシャツでした。

........とても、

とても外では着ることのない、

タイガーマスクのTシャツ...

なぜ、こんなTシャツがあったのかわかりませんが、

当時捨てることもなく、着ていました。

ただ、こんなプリントなのでとても外で着る勇気もなく

部屋着として使っていました。

さっき見られたな...

ラケットをどかしなさいと真剣に注意する

タイガーマスクのTシャツを着たおっさん...

変な空気、妙な違和感の原因は、

間違えなくタイガーTシャツだった...



はずかしい~


4.TPOをわきまえよう

その空間に合わせて着るものを選ぼう。

ボロボロの服装で高額な現金契約を希望してはならない。

相手をいたずらに惑わせてしまった。

ボロボロの服装で、輸入車ディーラーに行ってはならない。

自分から敷居を高くしてしまった。

あの時そのまま、窓を閉め部屋に戻るのであれば、

タイガーマスクは不要だった。

私も恥ずかしい思いをしただけだ。

しかし、タイガーマスクを生かすためには

その空間とタイガーマスクを融合させる必要がある。

私は、プロレスのリングさながら、トップロープから降りるがごとく、

2階の窓から飛び降り注意することが正解であった。

それが彼女たちへの礼儀であった。

場違いな服装は、時として人を惑わしてしまう。

身に着けるものはよく考えよう。

そして、身に着けた服装に合わせた行動をしよう。

いいのか、このブログ...

いいや、これで。
Posted at 2013/06/07 01:52:06 | コメント(11) | トラックバック(0) | クルマ
2013年06月02日 イイね!

誠実な仕事とは?

誠実な仕事とは?






先日オイル交換のため

懇意にしているショップへ行きました
























NUTS MOTOR COMPANY










郵便ポストがオシャレです♪

ガスボンベで作ってます...オシャレか~??

重いし転倒すると、破壊力が...











オイルエレメント

お客さんの中で、3.6Lチャレンジャーは

私しかおらず、このショップにあるこの型の

オイルエレメントは全て私のための在庫です(^_^;)















店内はこんな感じ♪

アメ車のほかバイクも取り扱っています









なぜか、ウェイトトレーニングのマシンが置いています

謎です.............














で、この日はオイル交換のほかに

頼んだ作業があります







まずは、こちらの写真から...









右側に注目








あ~ん、なにかあるぞ、なんだこれは...






























ヒモのように見えたものは

テールランプ周辺の

線でした

(; ̄Д ̄)なんじゃと?




最初は、なんだこれ?? でしたが

このショップの人に聞いたら

「電線」との答えが...



ショップの人は、「このくらいなら直しますよ」って

おっしゃっていただきました

オイル交換のほかに頼んだ作業とは

この配線のお直しのことでした


ただ、「配線した業者ってイイ仕事してないね」とも...

...同感です(-""-;)










ちなみに、マイチャレンジャーはこのショップではなく

他のお店で購入しております

ショップNとしましょう)



この配線は、日本の業者が作業している部分です

アメ車はリアのレッドウインカーなど

そのままの状態では

日本の法規に適合しないところが多々あります



正規輸入車であれば

メーカーや大手インポーターが

責任を持って日本仕様に改善します

(この日本仕様が、デザインを損なう場合もありますが)



しかし、チャレンジャーのように正規輸入がない

あるいは、正規輸入されていても好みのグレードがない場合

その車の購入する方法は並行輸入となります



そして、その場合日本仕様に改善する作業は

概ね、日本の業者が手掛けることが多いようですが

この業者の良し悪しで、その部分の品質が決まります
















今回は、話が長いので、ひと休み















実は、マイチャレンジャー

購入して20日後、テールランプ全消灯の不具合が発生

テールランプ全消灯(-゛-メ) ヒクヒク


また、テールの不具合だけでなく

新車当時から塗装欠けがあったり

タッチアップペイントで補修してあったりと

少々オイタが過ぎるショップNなのです


テールランプを含めた日本仕様改善作業は

ショップNから依頼を受けた別の業者が行っていますが

その車をユーザーに販売する際、責任は当然ショップNにあるでしょう


また、テールランプ全消灯の修理に関してはショップNが行っていました

なので、あの情けない配線はショップNの作品です






さて、少々愚痴っぽいブログになりましたが

結論としては....

ダメなショップはどこまでもダメ

仕事に対する誇りもない




今は、NUTS MOTOR COMPANYさんにお世話になっており

大変満足です(^_^;)













もう一度...
























怒ってます(-゛-メ)































































...............




















































えーと

オイル交換終わったし

配線も直ったし

良かった、良かった(^_^;)

Posted at 2013/06/02 23:22:46 | コメント(15) | トラックバック(0) | クルマ
2013年05月26日 イイね!

プレゼント

プレゼント




去る5月19日、ムーンアイズ主催のイベントがありました














27th Annual MOONEYES STREET CAR NATIONALS®
May. 19, 2013 at Odaiba Aomi Parking













いろいろな方がレポートされていますので

私からは特に書くことはございません

ていうか、そのイベント行ってません( ̄。 ̄) ナヌッ


(じゃー、このブログはなに?)






えー、実はこのイベントに参加された、ある方から

会場で売られていたグッズを贈って頂きました(^_^;)

そう、プレゼントを頂きました♪

今回はそのお礼を書いちゃいます



えっ、そんなこと直メでやれって...

ごもっとも(-"-;)

ごもっともでございますが

まあ...このまま書きますんで

ここまで読んじゃってる人は、もう読んでチョ~~♪














で、プレゼントを贈ってくれた人...

えーと、その人は













この人(クール・ファイブ)です...ん?

ちゃう ちゃう(^_^;)















この人です...



いや、この車はその人の愛車です

Chevolet Camaro



で、その人はご存知、KOOL5君でした~~

(ご存知か~?  ん~知ってる人は、知ってる)







ストナショの会場で~~



Ford に魂を売った KOOL5君なのでした

なぜか、エンブレムが「ポニー」(^_^;)

Ford Mustang の「ポニー」がそこにいました


ど~~してこうなったか...

面倒くさいので、書きません(^_^;)

真相は KOOL5君のブログを読んでちょ


PC ここだよ~

スマホ ここだよ~
























MOONEYES

























さあ、お話を戻しましょう

プレゼント、プレゼント




















どんなものを頂いたかというと



















Tシャツ♪







KAKKOII(かっこいい)ステッカー(^_^;)

OMOSHIROINE





 
Dodge のライセンスプレート♪







そして、プレゼント用の袋♪




いろいろと、頂いちゃいました♪

KOOL5君、ありがとうございましたm(__)m























MOON....ん?



















さて、せっかくなので...



ライセンスプレート 装着♪







リヤにも







ちょっと遠目で




ムフフ、なかなか いんじゃない♪

色合いもイイのかな、自然な感じがします(^_^;)




















BABY?






















ん?





表札に付けちゃいました

郵便屋さんが、ちょっとだけ困ります(^_^;)





















SpongeBob



















なるほど、これは意外と使い道があるぞ...




















チャリンコにつけた...  微妙...

これは失敗( ̄。 ̄)




















..........


















家の中に入ろう(^_^;)














トイレのドアに貼りつけた♪



違和感はない...

だけど中はトイレ(^_^;)

























Dr.MOONEYES


















もう、貼るとこないな~~

ん~、どこかないかな~~
















中3の娘っ.....




...はい、もう貼るところ、ありません

以上でございますm(__)m













KOOL5君、どうもありがとうね~

お返しあるからね~

嫌でも送り付けちゃうからね~




















(^_^;)

























Thank you

いつか、お会いしましょう(^_^;)

(実は、まだKOOL5君とは会ったことがありません)
Posted at 2013/05/26 22:53:20 | コメント(10) | トラックバック(0) | クルマ

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