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数日前のひるおびの時間帯に、島倉千代子の葬儀告別式の実況中継を放映していました。

放映を見る中で、歌手として生涯を生きた島倉千代子の生き方に深い感銘を受けたのはもちろんですが、それ以上に感動したのは、島倉千代子の後輩である石川さゆりの弔辞でした。

彼女の弔辞は、平易ですが経験に裏打ちされた精一杯の自分の言葉を積み重ねながら、前半部は自分を育ててくれた島倉千代子への深い感謝の気持ちを、後半部は歌に対するこれからの自分の決意を強く表現していたように思います。

芸能人の弔辞は世間体を考えて時にゴーストライターがいたりしますが、その道では一目も二目も置かれる多くの参列者の前で、自分の言葉で自分の思いを堂々と述べた石川さゆりの潔さは実況中継の中で際立っていました。ファンになりました。

人と違うことをするとき、私たちはどうしても回りのことを気にしてしまいがちですが、恥を恐れず、自分の言葉で自分の本当の気持ちを表現できる勇気を持ちたいものです。

しばらく室の木ベースでホンダＳＴ１１００Ｐの修理（フォトギャラリーに追記しました。）をしていたのですが、修理も終わったので、今日は鹿野ベースで車いじりです。足回りの力仕事なので気分も スカッとするかもしれません。

今年は秋が短いとか言われていますが、確かにカメムシも多いし、途中、向道湖の辺りの紅葉も例年に比べ縮れがひどく見劣りします。

今日の曲は小椋佳の「逢う度に君は」です。小椋佳は以前から好きなアーチストの一人でしたが、年齢を重ねてあまり声も出なくなってから淡々と歌う姿に一層引きつけられるようになりました。

色々な苦労を積み重ねながらも逢う度に大きく感じられる人の存在をうれしく思い出しながら、あっという間に鹿野ベースに着きました。