エンジンマウント交換♪(フロント、サイド、リア)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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先日、1000kmの旅に出た際に、600kmほどでしょうか、高速道路で急に激しいジャダーが発生するようになりました。100km/h以上になると、車体全体が激しく揺れます。
怖かったのですが、どうにもならないので、そのまま目的地に向かい、帰りもできるだけゆっくり走るように戻ってきました。
タイヤのバランスかな?とも思ったのですが、タイヤは最近変えたので可能性は低い。色々調べるとエンジンマウントの劣化が考えられるとのことなので、前回は9万キロ台で交換し、現在23万キロなので、交換しました。
以前はフロントとサイドは自分でやり、リアは町の整備工場にお願いしましたが、今回は3か所とも自分でやりました、
特にリアは車体フレームとメンバーの間に隙間を作り、交換する必要があるので、難易度は高いです。エンジンクレーンやホルダーが必要ですが、私はぶっとい角材でエンジンハンガーを自作し、対応しました。エンジンとメンバーを切り離す際に、エンジンを支えるわけですが、自作ハンガーはリアマウント付近でエンジンをベルトで吊る形で支え、それ以外にオイルパンとミッションケースの下をパンタジャッキで支え、3点でエンジンを支持しました。こうすることで、エンジンを支える力が分散するので、自作ハンガーのみにエンジンの全荷重が掛からないようにしています。
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作業としては、先ずマフラーを外し、ミッションのシフトリンケージを外し、運転席の下からステアリングコラムとステアリングラックピニオンの接続を外します。次にエンジン下のオイルパンと地面、ミッションケースと地面の間にそれぞれパンタジャッキを入れて支え、自作ハンガーのバンドをリアエンジンマウントのステー付近(マウントの取り外しにジャマにならないところ)にかけて、しっかりエンジンの後ろ側を吊ります。
特に、リアのマウントを交換するときには、メンバーとエンジンを切り離すことになるので、エンジンが3カ所の支点で確実にバランス良く保持されていなければ、最悪エンジン脱落となり、かなり危険なことになります。また、3カ所に分散してると思われるエンジンの重量が、どこにどのくらいがかかっているのか不明です。荷重の掛かり方によっては、オイルパンやミッションが変形する可能性があるので注意が必要です(上記あ参考に実施される際には自己責任でお願いします)。
写真はリアエンジンマウントの新旧です。右側が新品で古い方は多少穴の位置が下がっていますが、ゴムの劣化もそれほどではないので、変える必要もなく、正直この時点でジャダーの原因ではないと確信しました。しかし、ここまでバラしたので、交換作業は進めました。
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メンバーと車体の間の隙間です。写真には映ってませんが、ここもパンタジャッキを噛ましてメンバーを下げてます。
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せっかくなので、ボルトナットも全て交換です。
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メンバーと車体フレームの間から、リアマウントを取り付けます。
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ボルトとナットで固定しました。
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サイドも穴の位置は下がってますが、まだまだ使えたと思います。
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フロントはくたびれ気味ですね。ここは交換しても良い時期だったと思います。
そして、外したものを全て戻して終了。4時間くらいの作業でした。
早速、高速道路に乗り試運転しましたが、やはりジャダーは治らず。残念⋯。でも、アイドリング時の振動はかなり減りました。やはり、前回の交換から14万キロ近く走っているので、新品マウントの効果はそれなりに実感できました。
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