
ラシーン「いろはす号」を入手した時、受け取った鍵はキーレスリモコン付でした。「壊れているけどね」の言葉も添えられて。ここからキーレス復活に向けた長い旅が始まりました。
すぐに考えたのは純正キーレス機能の復活。
調査1 リモコンキー電池
ます調べたのが、リモコンキーの電池。年季の入った鍵ですが、リモコンに入っているボタン電池の電圧ははキッチリ。生きている電池が入っているということは、もしかしたら最近まで動いていた証拠ではないかと期待します。
調査2 キーレスリセット機能
しかし電池は生きていたものの、リモコンキーが壊れているのか、それとも車体側に問題があるかも分からず。
調べていくと、キーレスのリセット(もしくはリモコンの登録方法についての記事を見つけ、そこには車側だけの操作で反応が起こることを発見。すなわち、車でリセット操作をすると、反応としてロック・アンロックの動作を示すということ。これも製造時期によるのか2種類の情報があり、早速やってみたところ、全く反応無し。これで少なくとも車体側に(も)、何らかの不具合があることが判明。
https://peacecar.jugem.jp/?eid=2564#gsc.tab=0
調査3 ラシーン車体側キーレス構造
パーツリストで調べると、「いろはす号」の製造時期(1998/1)・グレード(ftタイプ2)のラシーンは、キーレスのための機能として、
・キーレスコントローラ
・キーレス受信ユニット
が必要で、それぞれと運転席ドアのロック機構とが配線がされていることが判明。
また、
・集中ドアロック機構
は付いており、動作していることも確認。ただし、運転席ドアロックのためのモーターはキーレスでのみ動く。運転席ドアロックが、他のドアロックモーター作動スイッチになっているということも理解しました。ただし、キーレスの動作確認が出来ていないため、このモーターが生きているのかは確認出来ず。
上記を全て動作確認品に置き換えてキーレス復活させることも考えましたが、中古部品を買うと汎用キーレスキットよりはるかに高額になること、この時代のキーレスは動作距離が短いとの情報を見て、この段階で純正品での復活を断念、汎用品を利用してのキーレス実装とすることにしました。
汎用キーレスキットの購入
ネットで調べて取付事例の多いものにしようと考えて、CEP社のロックマンに決定。この製品、10年以上売られており、枯れた製品なこと、日本製であること、会社のサイトに技術情報があること、そして価格が安価なことが決めてでした。オプションとしては、
・トランクオープナー用ハーネス
運転席のキーレス用ドアロックモーターが生きているか不明なため、保険として
・ドアロックモーター
も1つ購入することにしました。
ロックマン一式が届いたので、準備に取りかかりました。
準備1 ロックマンの配線を整える
ロックマンはポン付け製品ではなく、また汎用なので、インストールに向けて配線準備が必要になります。汎用とはいえ、車のタイプに合わせて配線パターンはいくつかに集約されています。今回「いろはす号」は、資料から読み解くと、既存キーレスありのタイプCか、既存キーレスは無いけれど集中ドアロックありのタイプBであると考えられるため、それに合わせて配線を整えます。
https://cepinc.jp/chumon/torisetsu/basic_connection_s.pdf
タイプCとタイプBの配線の違いは、ロック、アンロックのマイナスをもともとの配線に繋ぐか、独自にアースするかの違いだけです。元々のキーレス機能は使用しないので、タイプBを作成します。またアンサーバックのサイレンは使わないので、カプラーから外しておきます。
ちなみに配線作業のためにカプラーから電極ごとはずして作業していたところ、誤って電極を曲げてしまい、秋葉原まで電極1つを買いにいく羽目になりました。マルツさんありがとう。
準備2 割込配線の準備
CEP社の車種別資料、ネットの奥底にあった資料を読むと、ラシーン運転席ドアロックモーターを動かす配線は、灰青、灰赤の2本であるとされています。
https://cepinc.jp/info_torituke/seihin_haisen.cgi
https://web.archive.org/web/20100813150241/http://data.o-val.net/article/148438982.html
運転席足元を探すと、運転席ドアに向かう配線から、灰青、灰赤の線を含んだ配線束を発見しました。カプラーでキーレスコントローラから来ていると思しき配線とつながっています。
配線をあまり傷つけたくない(可能な限り現状復帰出来るようにしたい)という考えからは、カプラー間にロックマンからの配線を割込むようにすれば、元々の配線には全く傷を付ける必要が無いので、カプラー間配線を作成することにしました。
準備2-1 従来カプラーの割出し
運転席に仰向けに入り込んで既存カプラーの写真を撮り、配線.comで参照します。これだと思うカプラーを見つけ発注します。
https://hi-1000.shop-pro.jp/?pid=135256390
https://hi-1000.shop-pro.jp/?pid=22895944
適合端子も同時購入しました。
作成した割込配線はこんな感じ。緑、緑白がロック、アンロックにつながる配線に接続されます。
これで準備万端です。うまくいけば、カチッカチッと線を繋げは、あっという間にキーレス実装が完了するのでは、という妄想が広がるのでした。(続く)
Posted at 2026/04/29 19:53:29 | |
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