焼き付き修理　2サイクルエンジンの思い出

田んぼで使用する溝切機のエンジンを修理しました。
共同所有の機械でしたが、近所のおじさんが間違ってオイルの入ってないガソリンを。田んぼ一周足らず回ったところでエンジンストップしたらしく焼き付きです。

来期は水田除草機の動力源に再利用してやろうと思ってエンジンを分解しました。
思ったよりスムーズにシリンダーは抜けました。
ピストンとリングは完全アウトでしたが、シリンダーは磨けばなんとかなりそうに
思えました。三菱純正パーツはピストンとリング、ガスケットはキャブのも含め3枚、それだけで7千円超。念のため知人に見せるとシリンダーも交換したほうが無難とのこと．．．
純正シリンダーは高価そう。ebayにあるチャイナ製らしき20ドルぐらいのシリンダーキットか、ヤフオクにあった腰下付きの中古エンジンか。フライホイルや他の補器類を移植すれば手っ取り早いと判断し中古エンジンを落札。いやいや、これが失敗。フライホイルを固定するクランクシャフト軸キーの形状が違ってました。結局シリンダーとピストンを抜き、浸け置きカーボンを除去して組み上げました。

そんな修理する過程で2サイクルエンジンのバイクがとても懐かしくよみがえりました。友人のRG50をボアアップしたバイクを土手の直線で最高速を出してました。スピードがマックス、しかしいきなり圧縮がスカスカ．．．溶けてピストンに穴。先輩のRD250も自分のバイクのように乗ってた時がありました。2ストにしてはトルク感が良くしかも軽量で乗りやすく。後に水冷RZ250や弟が乗ってた250ガンマは乗りこなせなく全く良いイメージが無いなぁ。50ｃｃのZündappはノルウェーの田舎、ホームステイ先の高校生から拝借。延々と長距離を走らなあかんけど走りは当時のRGなんかが全然よくて。その頃Husqvarnaのチェーンソーを山仕事で使ってて、こちらの吹けは快感でした。残念ながらこれまでusqvarnaのバイクは乗ったことはなく。ガンマ以外は二十歳までの思い出です。しかし一度も、2サイクルエンジンのバイクはスクーターすら所有したことがありません。今アクセル全開で走らせたい気分です。