DIATONE DS-G20  

●セパレート型2ウェイスピーカーシステム
（ミッドバス：16㎝コーン型、トゥイーター：3㎝ドーム&コーン型）
●使用可能周波数帯域：ミッドバス：60Hz～8kHz、トゥイーター：1.5kHz～60kHz
●耐入力（定格/最大）ミッドバス45W/120W、トゥイーター40W/100W
●出力音圧レベル：ミッドバス90db/W/m、トゥイーター89db/W/m
●インピーダンス：4Ω
●クロスオーバー周波数：3kHz


■振動板
DS-G50と同じNCVを採用し、高い伝搬速度がポイント

トゥイーターとミッドバスの振動板にはNCVが採用されている。NCVとはカーボンナノチューブを樹脂に配合し、金属振動板に匹敵する高い伝搬速度を持つスピーカーの為に開発された新素材で、DS-G50で採用され、高い評価を受けている。
また、同一素材をトゥイーターとミッドバスに用いる事で音色を統一し、フルレンジユニットのような繋がりの良いサウンドを実現。

■ネットワーク
マルチアンプシステムに対応。音質面のこだわりはここにも

パッシブネットワークは3kHzをクロスポイントに設定。高音用（ハイパス）と低音用（ローパス）を独立したボディとし、バイワイヤリング、バイアンプにも対応するので、マルチアンプシステムにも対応するなど、システムデザインの自由度も高い。
小型化なので、取り付け性も高い。
音質に影響するハンダにはダイヤトーンソルダーを採用、基板には通常の2倍となる70ミクロンの厚さ。

■ミッドバス
高い強度を確保し奥行きを抑えた設計

トゥイーターと同じくNCV素材を用いた振動板を備えたミッドバスは、DS-G50に比べてNCV素材を25%薄く設計して、コーンカーブを変更して強度をアップしている。
HDフレームと呼ばれるアルミフレームに匹敵する強度を確保した素材を採用。
また、マグネットにはSW-G50への装着でも実績のある大型フェライトマグネットを採用して精度アップの構成。

■トゥイーター
ドーム&コーン型の採用で2つの特性を兼ね備えている

トゥイーターにはNCV振動板を採用。
DS-G50に対して25%薄型にすることで軽量&レスポンスアップを図っている。
構造はDS-G50でも採用されたドーム&コーン型。超高域を得意とするドーム型の性格と高域を力強く輻射するコーン型の特性を兼ね備え、超高域から高域までの特性に優れる。
強力な磁束密度を持つダブルネオジウム磁気回路を採用。