(なんだぁ~、旧車じゃないじゃん!って思われた方、どうもすみませんw
TVやラジオ番組が特番多いので、ワタクシのブログも特番風味です。)
以前は結構街中や街道沿いで見かけたアイスクリームの自動販売機ですが、最近全く見なくなりました。
これもコンビニや24時間営業のお店が出来て、いつでもアイスが買える世の中になったからなのでしょうか?
昔、一度だけ買った思い出があります。たしか最中アイス・・・。
これってアイスのサンプルが、観覧車のようにぐるぐる回ってましたよね。
最近、外回りしていて急に「アイス喰いたい~!」って衝動に駆られることがあるのですが、わざわざコンビニの狭い駐車場にトラック停めてまで・・・って考えると、ついつい我慢してしまいます。
だから今、このアイス自販機の復活を強く望みます!!
今、現役で動いているとこ、あるかな・・・?
(と皆様に軽く探りを入れてみます)
あと最近見かけなくなったものとしては、玩具の自動販売機「コスモス」でしょう!
自動販売機とガチャガチャのちょうど中間ぐらいで、100円入れてレバーを下げると箱が出てくるアレ!
知らないよ!って方はコチラをどうぞ。
コスモス (玩具メーカー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社コスモスは1970年代半ば~1980年代末に玩具を製造し、日本全国で自動販売機を中心に自社製品を販売していた玩具メーカー。
概要
同社は、自社製のカプセル式自動販売機(通称ガチャガチャないしガシャガシャ)で販売するための玩具として、オリジナルの商品からコピー商品までラインアップしていた。現在ではビックリマンチョコ盗作事件などの暗いイメージが強いが、ガチャポンブームの草分け的存在のメーカーでもあった。街角の駄菓子屋の前などに、主に手動式の自動販売機を設置していた。
この当時、日本ではまだキャラクターものを扱うビジネスがあまり根付いてはおらず、社会全体が著作権にルーズでもあったため、実質的にほとんどと取り締まられてない傾向が見られたこともあり、なめ猫や機動戦士ガンダム、あるいはキン肉マンやドッキリマン等といった版権無視のコピー商品までもを大っぴらかつ大量に販売していた。
COSMOS自動販売機この最盛期であった1980年代初頭には、清涼飲料水自動販売機と同サイズの手動式(レバーを下げると出てくるタイプ)、及び電動式自動販売機(1回100~300円ほど)を導入したが、当時の児童らの財布事情は一ヶ月予算が「少年雑誌1~2冊+お菓子や廉い玩具を駄菓子屋でごくたまに買う程度で尽きる」といった辺りが相場であるという事情からほとんど流行らず、また後述するニセシール騒動による取締りにもよって経営が悪化、程なく姿を消している。
1977年(昭和52年)に会社設立。社長は佐久間一秀。本社兼自宅兼製造工場は埼玉県大宮市(現・さいたま市西区)指扇2501番4号であった。
ただし現在でも同社の自動販売機が忘れられたように残っていることもある。しかし商品の供給はとうの昔に絶たれているため、専らうち捨てられているのが現状である。
自動販売機の構造と内容
同社の主力である手動式の自動販売機は、電気的な装置に頼らない機械的な機構で、貨幣の識別機能も単純なものであり、規定の硬貨を入れると内部のラッチが外れてダイヤルが回転、入れられた硬貨がハンドルに直結した歯車からコイン貯めに落ちると共に、内部のドラムが1/3~1/4回転して、玩具の入ったプラスチックカプセルが取りだし口に一つだけ落下するようになっている。
俗称の「ガチャガチャ」に関しては、ハンドルを回す際のラッチの引っ掛かりの音や、ドラムが回転に際して販売機内のカプセルを撹拌する音に由来している。
コスモスのガチャガチャには、1回20~50円の比較的安価なタイプと、100円以上の高価なタイプがある。前者では製造コストの安価なスーパーカー消しゴムやキン肉マン消しゴムをメインの商材とし、稀に高額商品やその引換券を入れることで購買意欲を掻き立てさせていた。後者はデジタル時計や電子ゲーム等を景品としていたが、その大半が20円クラスの商品を詰め合わせた「はずれ」となっていた。高額商品ともなると20円タイプのものでは、当りの入っていない販売機がほとんどで、専ら「はずれ」である安価な玩具の入ったカプセルのみが詰め込まれていた。
後期には清涼飲料水の自動販売機と同サイズのタイプが登場した。100円を入れてレバーを下げるタイプと中央に大きな押しボタンがあるタイプのもので、このタイプのものは前述のとおり現存する(勿論非稼動)ものもあり、インターネットサイトでも見ることができる。
現在のガチャポン(ガチャガチャ)とは違い、高価もしくは珍しくて子供達の興味を引く商品を看板に掲げ射幸心を煽りながらも、実際にその商品が出ることはほとんどなく、「はずれ商品」には消しゴムや石鹸など安価な商品が充てられていた。大手玩具メーカーのコピー商品を入れることもしばしば有ったが、全体的に粗雑なつくりのものも多く、利用した児童や保護者から問題視される事もあった。
社会問題
これらの自動販売機の低い当たり率は、当時の児童が余り多くの小遣いを与えられなかった部分にも絡んで、親の財布から金を盗んだり、「当たり賞品」を安く手に入れるために、身の回りにある不要なものを硬貨代わりに投入する通貨偽造罪紛いの行為をする者もいた。
中にはこの機械を破壊してまでして当たりを手に入れようとする者もいる始末で、駄菓子屋の前に設置されたこれらの自動販売機が夜間に蹴り壊されていたり、また上部に設けられた鍵穴に工具を突っ込んで回す、今で言うところのピッキングを働いた者も出ている。 破壊の域まで達しなくても、構造上引っかかって出てこないカプセルを落とす、若しくは配列の修正の為に蹴ったり、揺さぶるという行為が現在もある。
このような事態において当時のPTA等では、これらの問題行動を誘発させている・またお小遣いを無駄遣いさせているとして、同社の商法は度々問題視されていた。厳格な家の子供ともなると、ガチャガチャで遊んでいるだけで親に叱られたほどである。
テレビCM
同社がテレビCMを放映した事は当時の小学生を中心に語り継がれている。魔境伝説アクロバンチ等のアニメ作品のスポンサーの一社であったとも言われている。
ただこのCMでは、全体的に白っぽくぼやけたコスモス畑の中を、全裸の小学生位の白人少年少女が走り回る…と云うもので、「僕らも~欲しい~、コスモス~」という合唱が入るというものだった。また「類似品にご注意ください」というキャプションが入っていた。
上記のCMとは別に企業アピール用と思われるCMも存在し、コスモス社の営業社員と思われる者が小型のアップライト筐体でアーケードゲームをプレイしているというシーンもあった。これから察するとコスモス社はアーケードゲームのリース業も運営していたと言う事になる。事実、このCM内で登場したゲームは『フライングトレイン』というコナミの『スクランブル』のデッドコピー品であり、ゲームのタイトル画面にもコスモスの名義が表示されている。1980年代当時はまだコンピュータゲームやそのプログラムの著作権が確立されておらず、同社を含め様々なデットコピーゲームが出回り、地方町村に点在する駄菓子屋やスーパーマーケットの前に、ガチャガチャとバトルスなどデットコピーゲームの青い合板でできたアップライト筐体とが並ぶ光景も、そう珍しいものではなかった。
盗作による著作権侵害事件
同社がキン肉マンやガンダムをはじめとする、他社製品のコピー商品を多数輩出し、重大な著作権侵害で社会問題とされてきたことは先述通りだが、ビックリマンにまで手を出した。結果として、この事件が同社を倒産に追い込んでしまう。
ビックリマンはロッテのチョコレートスナック菓子に付属のおまけシールであったが、食玩の走りとして多彩なシールがコレクションの対象とされたほか、レアシール(特にホログラム)などは児童の間で盛んに交換されたり、中には高額で売買されるものも出るなどの流行現象が見られた。またこれらのキャラクターは漫画やアニメにも展開するなどして、更に愛好者を増やしていた。これらにはチョコレート菓子一つ30円(消費税が導入されていなかった当時)に、シールが付属していた。
この人気に目をつけた同社は1987年(昭和62年)頃から、人気に無断便乗する形で、このおまけシールをコピーして、単品で売り始めたのである。これらの中にはレアシールとして人気の高いものも含まれていた。「ロッテ」の「テ」の部分を「チ」に代えた「ロッチ」のブランド名で「ドッキリマン」シリーズを販売した。
このコピー商品では、「ロッチ」の字体も一見「ロッテ」の文字の印刷ミスにも見えるほどにロッテにそっくりなものとし、シールの裏のキャラクターに関する説明書きも本物のビックリマンシールに見せかけ、チョコレートは付属せず、5枚まとめて100円ガチャガチャ用のカプセルに入れるという形で、本物よりも実質的に割安で販売していた。だが「偽物を持っている」や「偽物と本物を交換しようとした」といった理由で、当時の子供たちの間で喧嘩やいじめを助長する原因になってしまい、怒った保護者が製造業者のコスモスでなく、本家の版元であるロッテに苦情を入れてしまう事件が多発した。
当時のコロコロコミックでも、この偽物のビックリマンを題材にした話が取り上げられたことがあった。
この事件により、ロッテは警察に訴え出た他、コスモスに対して訴訟を起こし、1988年2月にコスモスは倒産した(訴訟を起こされたことを察知しての計画倒産だったともいわれている)。知的財産権が叫ばれ始めた時期でもあり、佐久間社長をはじめとする役員7名が書類送検され、シール約1千万枚が押収された。この盗作シールによる売上は2億3千万円とも3億5千万円以上とも言われている。
他にも、当時絶大なブームを巻き起こしていた様々なキャラクターグッズを盗作しており、「なめ猫」や「機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)」の無断コピー(パチモン)で作ったグッズまで景品にしたことがあった。ガンダムでは申し訳程度に「機動戦士」を「宇宙戦士」などというネーミングにしていたことがあった。
Posted at 2007/06/18 19:36:04 | |
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