
出来氏に指摘されたタイヤの接地面について。
今回は、緑NA6で数回サーキットを走ったRE-01R(F:195/50/15、R:205/50/15)を1114号に履かせて筑波1000を走ったのであるが、走行後のトレッド表面は写真のとおりである(写真は左リアタイヤ・写真左方向が外側)。ご覧のとおり、ブロックの外側は走行の熱によってゴムが溶けているが、ブロック内側はあまり路面に接地していないのか、ゴムの溶けがあまりみられないのがわかる(というか、ほとんど使われていないような(^_^;))。外のブロックもセンターブロックも同様である。写真はないが、4輪ともほぼ同様な傾向であった。
緑NA6は1114号に比べてかなりキャンバーがネガティブなアライメントセッティングである。ネガキャンが強いとコーナーリング時に路面とタイヤが垂直になり、より大きいコーナーリングフォースに耐えうることとなる。1114号はストリートセッティングでネガキャンが強くないため、コーナーリング時に(極端に言えば)ポジキャンになり、ここまでネガキャンで磨耗してきたタイヤにとってはブロックの外側により多くの荷重がかかって均一に接地しないのではないかと思われる。
筑波1000の1コーナーでは3速のまま進入するが、今回は(ニュートラルステアのまま)アウト側へはらみ気味になることが多くてアクセルをより多く戻さざるをえず、コーナー途中からのアクセルオンが遅れて脱出で車速が伸びない印象があった。タイヤの接地面積でこれだけの差があったとしたら、なんとなく納得である。
同じ車両でも、アライメントを取り直した直後などは厳密には同じことが起こりうるわけだ。ローテーションやタイヤの裏組みなども、あまりいい結果にはならないのだろう。
「たられば」だけど、普段のタイヤだったらタイムはもうちょっとイケたのか?(爆)
勉強になったなぁ^^
Posted at 2007/07/05 10:33:45 | |
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