以前ネットを徘徊していて見つけたネタですが、手ごろな部品が手に入ったので、やってみました。
携帯用タイヤ空気入れって、とりあえず空気が入る程度の能力しか無く(安物限定)、どうにかならないかと思っていたんですが、モータを変えることによりパワーアップするという事を知りました。
ただ、モータが結構高価(空気入れの2~3倍の値段)な為、二の足を踏んでいたのですが、結構安いモータを見つけたので、改造してみることにしました。
今回のドナーはこちらです。
携帯用タイヤ空気入れは、お正月の特価品で手に入れました。(980円也)
今回の改造の目玉、ラジコン用のモータです。
今回は、"21T"の物を手に入れました。(ヨコモ製 PRO STOCK Ⅱ 1420円也)
(既に空気入れの値段を超えています。)
"21T"というのは、モータ内のコイル巻数らしく、この数が少なくなるほど高回転型のモータになるらしいですが、詳しいことはわかりません。
それと、転がっていたPentiumⅡを引っ張り出してきました。
まず、空気入れを分解します。
中身はこのようになっています。
ここから、モータを取り外します。
取り外したモータから、ピニオンギアをとりはずします。
本当はプーラーがあればいいのですが、そんな物はないので手持ちの工具でなんとかします。
圧着ペンチを無理やり隙間に割り込ませ、マイナスドライバーを叩き込んで、ピニオンギアをはずします。
ピニオンギアは、模型店でも売っていますので、どうしても外れない場合は買ってくるのも手です。
(ってか、買ってきたほうがいいと思います。)
外したピニオンギアを、新しいモータに取り付けます。
取り付け位置は、受側のギアの位置を見ながら調整します。
次に、ケースを切断します。
切断位置ですが、とりあえず一番端のモータ固定用の突起が残るくらいの位置で切断します。
中身を取り付ると、こんな感じになります。
ケースは切断しなくても問題無く取り付けできるのですが、今回は安全性を求めてケースを切断ました。
今回使用するモータはラジコン用のため、定格7.2Vのはずです。
車のバッテリーは最低でも12V位はあるので、約1.7倍はあります。
そこで、放熱効果を高める為(気休め?)に、ヒートシンクを付けてみる事にしました。
ヒートシンクも専用の物を売っていますが、高いものだとモータ単体と同じくらいします。
そんな勿体無い事はできないので、手近な物で代用することにしました。
で、転がっていたPentiumⅡを破壊して、ヒートシンクのみを取り外します。
このPentiumⅡのヒートシンクは、薄いアルミ板が取り付けられているタイプです。
ヒートシンクを取り付けてみました。
とりあえず、針金で縛ってあります。
できるだけ、密着するように、下側に詰め物(ヒートシンクの残骸)をしています。
モータの周りは、絶縁の為に配線テープを巻いています。(そのうち溶けそうですが)
完成です。
配線は、元々付いている配線をそのまま取り付けました。
圧力計が信用なら無いので、そのうち交換しよと思います。
試運転をしてみましたが、空気流量が明らかに増えているようですので、成功のようです。
週末にでも、どの程度能力が上がったか見てみようと思います。
ただ、配線が燃えてしまいそうです。
なんとかしないといけません。
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Posted at
2007/07/18 23:53:19