欧州車用オーディオコネクター/ISO16pin対応コネクター
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長く輸入車いじりをされている方には常識かもしれませんが、初めて輸入車を触れられる方のために。
欧州車用オーディオコネクターとして販売されている、ISO16pin対応コネクターですが、実はどの車メーカーも完全に統一をしている訳ではありません。
画像にあるのはフォルクスワーゲン用のコネクターです。
例えばこのVW向けのオーディオアダプターと、メルセデス向けのオーディオアダプターは一部配線が異なります。
具体的に書くと、アクセサリーとバックアップ電源の配線位置が逆になっているんです。
写真を見れば一目瞭然ですが、実際のテスターを当ててもすぐに判ります。
バックアップ電源は常に12V通電していますが、アクセサリー電源はキーをアクセサリーまで回さないと通電をしません。
これを知らずに配線されて、バッテリー上がりを起こしてまう方が結構いるらしいので、注意!
それとBOSEシステム装着車の場合、ヘッドユニットを取り付けるだけでは当然音が出ません。
そういう私もSLKがBOSEサラウンドシステム搭載車とは露知らず、ポン付けの後に音が出なくて途方にくれました・・・(涙)
それで、どうやれば音が鳴らせるのか?
画像にあるように、アンテナリモート端子からの12V通電を利用してBOSEシステムのアンプの電源を入れればOKです。
ここでまた注意点がひとつ。
ヘッドユニットによっては、このアンテナリモート端子への通電がラジオを聴くときにしか為されない事があります。
その場合の回避策としては、アクセサリー電源の配線を車体側のアンテナリモート端子へと接続をすればOKよなります。
原理的にはアクセサリーまでキーを回せば、BOSEアンプの電源が入る、という事です。
ただ、オーディオを聴かなくても常に走行中はアンプ電源が入っている状態なので、経済的に気分が宜しくない人にはオススメできません。
他にヘッドユニットによっては、アンプリモート端子を備えているものをあります。
正にこれがあれば一番良いのですが、どうやらあまり普及機には搭載されていない模様(?)ですね。
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BOSEサラウンドシステム搭載車に装着するヘッドユニットは?
BOSEサラウンドシステムは車体側にアンプが装備されています。
この場合、純正以外のデッキに交換するには以下の選択肢があると思われます。
(1)漢らしく、BOSEサラウンドシステムのアンプを殺し、新たに配線とスピーカーもリプレイスする。
(スピーカーのインピーダンスが一般の物と異なりますので、単にBOSEアンプをスルーしてもよろしくは無いようで)
(2)アンプレスのデッキ、もしくはラインアウト端子装備デッキを装着し、BOSEアンプで駆動⇒音を鳴らす
(3)ラインアウトが無いデッキを装着して音を鳴らす
廉価なデッキを購入された方は選択肢の(3)となるケースが多いかと思います。
しかし、問題が。。。
そうです。
ラインアウト端子が無いということは、デッキのスピーカーOUTから音声出力し、その音声信号はBOSEアンプに入力、さらにBOSEアンプから出力・・・といった風に二つのアンプを直列に駆動するという、非常にいびつな、かつ音響的にとても宜しくない結果をもたらす配線を余儀なくされます。
具体的にはノイズが乗ったり、デッキの電源を入れると「ボンッ!」といった雑音が入る事になりかねません。
さらに当然アンプをカスケード接続していますので、ボリュームを絞っても爆音状態になる場合もあります。
これを回避するにはどうすればよいのか?
一般的にデッキのスピーカー出力とBOSEアンプ入力の間にアイソレーショントランスなるものを装着する事によって、上記不具合が回避されます。
既にディスコンとなっていますが、SONYのXA-112などがこれにあたります。
参考:SONY XA-112
http://www.ecat.sony.co.jp/car/caraudioacc/acc/index.cfm?PD=2073
ネットを見ると、アゼストの「NSA-141-110」やミドー製 「MK-30」など、様々な製品で対応されている方がいるみたいですね。
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