前回の続き
県央、県南のダムを攻略し残すキャラカードは県北方面と相成った。

薄く青丸で囲っているのが前回の日記で訪問したダムである。
改めて未訪問のダムを紹介すると
砂子沢ダム 小坂町小坂
萩形ダム 上小阿仁村南沢
森吉ダム 北秋田市森吉
早口ダム 大館市早口
山瀬ダム 大館市岩瀬
素波里ダム 藤里町粕毛
上記6つ
この中では砂子沢ダムが最も遠い。
小坂町は十和田湖に面する青森県境にあるため、秋田市からは最も足を運び難い地域なのである。
通常であれば国道285線を北上すること約二時間半、大館市まで進むルートが最短であるが、折角なので田沢湖から八幡平を抜け一旦岩手県側に入り、再び秋田側に戻って鹿角市~小坂町という燃料的には相当贅沢なルートを選択した。
4月24日
八幡平へは先日、冬期閉鎖が解除された田沢湖から北上する山岳道路341号線を使う。
カードには関係ないが玉川ダム(1990年竣工)

東北最大級の重力式コンクリートダムであり、県民には最も身近なダムでもある。
管理事務所に併設された資料館にも是非立ち寄って欲しい。

玉川一帯は植生豊かな広葉樹の森が広がり、夜間街灯にオオクワガタが飛来することもある。
尤もかなり運が良ければだが。
秋田~岩手県境のアスピーテライン
普段見ることのない角度からの鳥海山と月山。
この日は快晴であり、平日にも関わらず多くの県外ドライバーで賑わっていた。
砂子沢すなこざわダム(2010年竣工)

完成年こそまだ新しいが、県が管理するダムでは最大の提高を誇る。
主要道路からはそれほど遠くなく。
しかし到着したのはもう夕方であり、管理事務所には誰もいなかった。
今日は時間的にカードを受け取る以上、何もできることがない。

鹿角市地域振興局でゲット
5月13日
随分日が空いてしまったが、これには理由がある。
上小阿仁村にある萩形ダムだが、道中結構険しいのだ。
小阿仁川の峡谷沿いのため、もし落ちたらワるちゃん号は一巻の終わり。
よって念のためレンタカーを借りて行くことにした。
GW中は貸出中だったため、この日に伸びたのである。
上小阿仁村自体は秋田市からそう遠くない、北秋田市手前の小さな村である。
といっても、いつも通り抜けるだけなのだけれど。
こんな機会でもなければそうそうないだろうダムへ行くためだけの道。
とにかく何かあったら谷底だ。慎重にハンドルを操作する。
しばらく走ると…何と!!
家だーーーー!しかも人が住んでるっぽい。いや車もあるから普通に住んでるだろうけれど。

集落の学校?だったらしきものが今も残っていた。
そして入口の標識から走ること約45分。
遂に到着!
萩形はぎなりダム(1966年竣工)
工事に必要であっただろう無数の足場を残したその筐体は、これまで見てきたどんなダムとも異なる雰囲気を醸し出していた。
このダムの運用が始まったのは昭和41年。
この山道を大型ダンプ等の車両が物資を輸送していたのかと思うと、軽自動車ならば大したことではない?(ワるちゃんがヘタレなだけ?

借りた日産デイズ4WD

管理事務所でゲット。
一階には当時関係者が利用していたのだろう食堂もあった。
これまでの歴史を感じずにはいられない。
ダムの先は通行止め
いつ復旧されるのかも知れないその更に数キロ先、この深山のどんつきに昭和40年頃まで萩形の集落があったという。
あったというが、そもどうやって営みを維持していたのだろう?
買い物は?学校は?冬はどうする?
どのように生活していたのかは分からないが、人間の逞しさというものを実感せずにはいられない。
などと感慨に耽りながら来た道を引き返した。
峡谷に落ちることもなく無事285号に復帰。
次は大館の途中、森吉山ダムを目指す。
広報館が休館日(毎週水曜)だったので、お隣の管理事務所を訪ねると、キャラカードは更に太平湖に向かう途中の森吉ダムに行った証拠がなければならないとのこと。
てっきりここで済ますつもりであったが、20キロ程まだ登らないといけない。
車ゆえ大したロスにはならないと思ったが、県道からダムまでの道が酷い!酷すぎる!!
あちこち陥没した未舗装路には雪解け水がこれでもかと溜まり、ジムニーや軽トラでもない限り直進するのが躊躇われる箇所もあった。
亀の歩みで進み到着したが、ホイールハウスは泥だらけである。
森吉ダム(1953年竣工
有数の豪雪地帯でありながら、着工から完成までわずか一年七ヶ月で建設された。
無人であったが、備え付けのポスト?のようなものから来訪確認カードを取り出して配布場所まで持っていくようだ。
ダム沿いの道路は太平湖を越えて旧比内町八幡平方面に抜けるのだが、冬期閉鎖中のゲートが閉じられたままであった。

とんぼ返りし先ほどの管理事務所で無事ゲット
ちなみに森吉山ダム(2012年竣工)は東北最大のロックフィルダムで人気のスポットでもある。
定期的に内部見学できる催しが開かれるので、今年は筆者も申し込みしたが応募者多数で残念落選した。
県を代表する名峰の一つである森吉山を借景としたパノラマはどの季節も素晴らしく、旅行者には強くお勧めしたい。
車だと秋田市からそんなに遠くないしね。
本日残るは、大館市の早口ダム。
このダム巡り最大の試練とも言うべき難所であることを現地で思い知ることとなる。
実は配布先のページには、この早口ダムだけはカードを貰う際に写真が不要の文言があった。
説明はちゃんと良く読もうね!
大館市早口は国道から田代岳方面に進路を取るのだが(一応早口ダムの標識もある)まだ集落があるの?って位、生活道路が続く。
そしてダム入口。
あれ?右と左どっち?どう考えても舗装されている左でしょう。
しかし無情なことに正解は右。
ここからいつ終わるとも知れない未舗装路をゆくことになる。
ダム到着まで30分以上こんな感じである。
もしあの倒木が直撃してたら、車両諸共崖下に真っ逆さまだろう。
さぞかしレンタカー屋も驚くだろうなあ、などと考えながら慎重にアクセルを踏んでいく。
実際は写真など撮っている余裕はこの時一ミリもなかったのだけど!
それにしても何という一日だ!
早口ダム(1976年竣工)
本来訪れるべき必要のなかったその姿。
ダム上流は、田代岳県立自然公園に指定されており白神山地に属する田代岳を水源とする。
ここまで登ってきた達成感よりも、奥深く静寂な自然の中に本能的な恐怖を覚えた。
ここは人のいるところではない、どこからかそんな声すら聞こえてくるようだった。

大館市発電事務所でゲット
5月18日
藤里町の素波里ダムと大館市の山瀬ダム二箇所を残すのみ。
約一ヶ月を要したこのダム巡りも今日でフィナーレを迎える。
藤里町は世界遺産白神山地を擁する県内屈指の神秘的な町である。
遥か彼方のイメージであるが、秋田市からでもただ行くだけならば約一時間半程度の距離である。実際筆者はこの5日後の23日も再度訪れている。
藤里町の見所に関しては、改めてブログにする予定です。
素波里すばりダム(1970年竣工)
雪解け水が豊富なこの時期は、クレストゲートからの放流を眺めることができる。

あの山の向こうに続くのが、世界遺産登録地域である。

管理事務所の周りにはテンが愛らしい姿を見せていた(クマじゃなくて良かった
山瀬ダム(1991年竣工)

県営第一号となったロックフィルダム。
駐車場へ登る道は通行止めになっていた。何故?
写真は手前の橋から撮ったもの。

大館市発電事務所でゲット
これで当初の予定通り全14種のキャラカードコンプを達成できた。
ともあれトラブル無く終えられて良かった(早口ダムだけは予想外だったが
トータル走行距離は約2800キロ。
秋田~東京間を二往復してもなお足りぬ道のり。
平均燃費は約24キロと優秀な数字を記録したが、前回から約一月でまたオイル交換するハメになるとは思わなんだ。
それにしても
秋田県は広いね!!
fin.~
Posted at 2026/05/29 21:09:28 | |
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