可夢偉が日本人のモナコ最高、５位・静岡ダービードロー

小林が日本人過去最高の５位　モナコＧＰ決勝、優勝はフェテル
2011.5.29 23:25

可夢偉が日本人のモナコ最高、５位でフィニッシュした（ロイター）
　Ｆ１世界選手権シリーズ今季第６戦、伝統の第６９回モナコＧＰは２９日、モンテカルロ市街地コース（１周３．３４０キロ）で２３台が出走して７８周の決勝を行い、小林可夢偉（ザウバー・フェラーリ）が５位に入った。５位は日本人のモナコでの過去最高で、入賞は２００８年の中嶋一貴（７位）以来２人目。

　昨季覇者のセバスチャン・フェテル（ドイツ＝レッドブル・ルノー）が２時間９分３８秒３７３（平均時速１２０．５７４キロ）で今季３戦連続５勝目、通算１５勝目を挙げた。フェテルはモナコ初勝利。

　２位にフェルナンド・アロンソ（スペイン＝フェラーリ）、３位にジェンソン・バトン（英国＝マクラーレン・メルセデス）が続いた。

　７８周予定のレースは、６９周目に起きたクラッシュによりセーフティーカー先導となり、７２周時点で赤旗中断。約２０分後に再開した。

　１２番手スタートの小林はタイヤ交換を遅らせる作戦で４位まで順位を上げると、レース中盤、クラッシュで１度目のセーフティーカー先導となった間にピットに入り、５位でコースに復帰。終盤には前走車を抜いて再び４位に上がった。７７周目にマーク・ウェバー（豪州＝レッドブル・ルノー）に抜かれたが、その後はルイス・ハミルトン（英国＝マクラーレン・メルセデス）の追い上げを抑えきった。

　前日の予選でクラッシュし、負傷したセルヒオ・ペレス（メキシコ＝ザウバー・フェラーリ）が決勝出走を取りやめたため、予選１３位の小林のスタート順は一つ繰り上がった。

　第７戦・カナダＧＰは６月１０～１２日、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで行われる。

サッカー：Ｊ１　清水ＶＳ磐田、ドロー　「静岡ダービー」歓声とため息交錯　／静岡
毎日新聞 5月29日(日)11時15分配信

　サッカーＪ１の県勢２チーム、清水エスパルスとジュビロ磐田の「静岡ダービー」が２８日、静岡市清水区のアウトソーシングスタジアム日本平であった。台風２号が近づく雨の中、サポーター１万３０００人がつめかけ、それぞれのチームカラー、オレンジ色と水色のかっぱをまとい、選手に声援を送った。

　清水がＭＦアレックス選手、ＤＦボスナー選手の外国人選手を軸に計７本のシュートを放ち、激しい競り合いから積極的にゴールを狙ったが、結果は磐田の固い守りに阻まれ、０－０の引き分け。シュートを放つたびに、スタンドでは歓声とため息が交錯した。

　仕事を休み清水の応援に駆けつけたという東京都清瀬市の会社員、山岸美香さん（２７）は「３年前からダービーは必ず観戦している。引き分けは残念だけど、いつも楽しみにしています」。家族で磐田の応援にきた吉田町の小学６年、杉本歩武君（１２）は「前へ前へとゴールに向かう前田遼一選手が格好良かった。雨降りは慣れています」と、かっぱ姿で話した。【平林由梨】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110529-00000058-mailo-l22