
今回のクーラーの整備記録として残します。
(機能的には冷やすしか行えない部品なので
今後はクーラーと表記を統一します。)
ま、途中からクーラーを治したいというよりは、
治す作業そのものが目的化していった様な。。。
1)事前に用意するもの
・米国Retroair社製 Ferrari 308 A/C Upgrade Kit
(エバポレーター以外のコンプレッサ、ホース、コンデンサーなど一揃いあります。)
・ラジエター、ヒーターコア等と接続するホース
(後述の併せて外す箇所をメンテする場合に要ります。)
・R134(最近の軽自動車で使うのと同量程度を使います。)
2)作業を進めながら用意するもの
・R134対応Oリング各種
・エアコンベルト(現車合わせが一番確実)
・エポパテ、ポリパテ
・コーキング剤
・エプトシーラー
・ブロワーファン固定用ステーに加工するアルミ板(t1.5~2mm程度)
3)途中で電装業者に依頼する作業
・エバポレーターのメンテナンス
・エアコンホースとコネクタ部品のカシメ接続
・エアコン真空引き&R134注入
4)併せて外す=整備できるもの
・ラジエター
・右燃料タンク
・左右ヒーターコア
・オーディオ(エバポレーターユニット取り外し時)
5)作業手順
※基本的に外→内の順に行っていきます。
一部抜けてる作業があるかもしれませんがご容赦を。
1.フロントボンネット外し。(作業性向上のため)
2.ラジエター&旧コンデンサー取り外し。(一体に組まれているので)
3.ラジエターに新コンデンサー装着。
※純正ステーを流用しますが合わないので要加工。
※ラジエターとコンデンサーの間に隙間が大きいと、
コンデンサーとラジエターファンが干渉します。要確認。
4.ラジエター&新コンデンサーを元の位置に取付。
5.右前後フェンダー内カバー取り外し&右燃タン取り外し。
6.旧エアコンホース&旧コンプレッサ取り外し。
7.新コンプレッサを仮実装する。(ステー要加工)
8.エアコンベルトの長さをチェックして別途発注する。
9.新エアコンホースを仮実装して長さを確認。
新エアコンホースを外して電装屋に持ち込み、
長さを調整後、コネクタ部品をカシめて接続して貰う。
10.新エアコンホースを実装。ただし接続はまだ行わない。
11.新コンプレッサを一旦取り外す。(燃タン取付時に干渉するため)
12.右燃タンを元の位置に取付。
13.新コンプレッサーを取付。新エアコンホースと接続。
14.右前後フェンダー内カバーを元の位置に取付。
15.エキパンバルブ類取り外し。
(フロントボンネット下でエバポレーターに直結)
※以下はエバポレーターが正常なら、エバポレーターの
フラッシング洗浄以外は不要かも。
16.エバポレーターユニット取り外し&解体。(ダッシュ分解は不要)
17.エバポレーター配管内のフラッシング洗浄&メンテナンス。
18.ブロワーファンの交換。(アルミ板でステー自作&加工要す)
19.エバポレーターユニット再構築。(パテ&コーキングが大活躍)
20.エバポレーターユニットを元の位置に取付。
21.エキパンバルブ類を取付。
22.リキッドタンク、その他を交換。
23.ホースを全て接続、R134注入。
24. 動作が正常ならフロントボンネットを元に戻して完了。
6)作業期間の見込み。
・大体1ヶ月程度。
・斜め上の修理が入るともっとかかります。
7)費用対効果
・去っていった諭吉さんは内緒。(笑) 国産車の場合の3倍といった所。
・やり遂げた満足感と得られた知見はプライスレス。
8)所感
・ここまで手間暇と諭吉さんをかけて治す程の箇所かというと正直微妙。(爆)
そもそもエアコンを使う位暑い時期は車体が炎上する可能性が出てくるので
乗り出さない=クーラーを使う機会が無いはず。(核爆)
・このエバポレーターの位置、作りならスペアタイヤの場所を使って
蓄冷式クーラーを自作できますね。次回の整備ネタに取っておこうかと。

Posted at 2013/07/13 16:20:04 | |
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