発注していた車体と用品が届き、取り付けるべきものは取り付けました。いや~新車ってのはいいもんですね(笑)。

購入前にネットで情報収集に励んだのですが、どうもこの車種は情報が乏しい、なので、自分が知りたかった・疑問だった箇所のレビューをまずは。
【フレーム】
以前乗っていたブリヂストンのワイルドウェストがクロームモリブデン鋼だったので、持った瞬間「軽!」という感じです。
さすがはアルミフレームですね。
購入段階から「もしや」と思っていたんですが、スポーツサイクルであれば当然あるはずの…ボトルケージ取り付け穴がありません。もっとも、フレームの形状を見ればやむなしです。
【ハンドル】
安価な自転車はここが単なる無塗装ステンレスだったりしますが、ここもフレーム同様にアルミです。さらに粉体焼付塗装(黒)が施してあり、錆対策は完璧でしょう。こういう細かいところで製品のよさが垣間見えます。
グリップは握りやすいエルゴノミックグリップで、長時間運転しても掌が痺れにくくなっています。
【タイヤ】
いかにも「マウンテンバイク」と言わんばかりのブロックタイヤです。
90年代にマウンテンバイクが流行りだした頃、タイヤは当たり前にブロックタイヤでしたが、最近はマウンテンバイクの街乗り用タイヤなんてものがあるのですね。
私は街中のちょっとした凸凹のストレスを軽くしたくてマウンテンバイクに乗っているので、多少転がり抵抗が大きいとはいえブロックタイヤがお気に入りです。
思えば、通学でマウンテンバイクに乗って、ブロックタイヤの頼もしさに感動したもんですよ(遠い目)。
【シート】
脚の動きを邪魔しないすっきりした形状です。シートポストにも粉体焼付塗装(黒)が施してあるので、錆の心配はなさそうです。
【変速・ブレーキシステム】
シマノのST-EF50 EZファイヤープラスという製品が装備されています。既にメーカーサイトに掲載はなく、現行型はST-EF51 EZファイヤープラスのようですね。
購入するまでブレーキレバーが2フィンガーか4フィンガーかはっきりわかりませんでしたが(ST-EF50は両方ありうる)、購入してみたところ2フィンガーでした。これなら走行中のブレーキコントロールも容易です。
ディスクブレーキのFADなら「ディスクブレーキとの組み合わせで4フィンガーはないだろw」と見当がつきましたが、KADは現物を見るまで安心できませんでした(苦笑)。
【変速機】
KADは3×7 21段に対して、上位モデルのFADは3×8 24段ですが、こうしてリヤスプロケットを眺めていると…21段と言っても使うのは10段もないでしょうね(苦笑)。
変速ワイヤーが伸びてくれば変速がイマイチスムーズにいかなくなりますし、これはギヤの数が多ければ多いほど調整が微妙で面倒になるので、私にはKADの21段が分相応だったと思います。
【チェーンリングプロテクター】
スポーツサイクルを普段使いしようとすると欲しくなります。ズボンの裾がチェーンリングの餌食にならないための装備です。
KADには標準装備になっていて、下位グレードであるKADがどういうユーザーに好まれるのかよく考えてあるなぁ…と思います。
【ブレーキ】
予想どおりVブレーキで不満ありませんでした。
とはいえ、「食わず嫌い」でディスクブレーキに背を向けるのもどうかと思うので、タイヤ・リム交換の時期が来たらディスク化を検討してみたいと思います。
KADとFADはフレームが共通なので、リヤにはキャリパーのマウントがしっかりあるのです。
また、フロントフォークはKADとFADで異なるんですが、KADのフロントフォークにもキャリパーのマウントはあります。
これなら、ディスクブレーキ対応ハブ(完組ホイールが無難かな)、ブレーキシステム一式、スプロケット(標準の7段に対応するリヤハブがありません)、ブレーキレバー、変速機、その他ショートパーツがあればいけそうです。
FADが機械式(ワイヤー)ディスクなので、せっかくですから油圧ディスクやってみるかな。
【付属品】
(1)LEDライト
オマケ程度かと思いきや、ずいぶんとしっかりした製品です。ボタンを押すごとに点灯(強弱)と点滅が切り替わるシンプル操作なのがいい。
(2)ワイヤーロック
これは…100円ショップで売ってるものと同等ですね(苦笑)。
【総括】
現行モデル(2014年1月現在)は2010年式です。
リリースされて間もなく4年ですが、マイナーチェンジもなく現在に至るので、このグレードとしては完成形なのかもしれません。
市場価格は5万円台前半から6万円台前半が相場のようです。ちなみに希望小売価格は74,800円(消費税5%込)。
マウンテンバイクとマウンテンバイクルックを価格で見分けようとした場合、「マウンテンバイクは、万の位を四捨五入して10万円か10万円以上になる」のだそうです。そうであれば、このデュアルステージのコスパはたいしたものです。
Posted at 2014/01/09 20:05:37 | |
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マウンテンバイク | 日記