
キッチンのシングルレバー混合水栓のレバーの上げ下げが恐ろしく固くなってきたので、内部カートリッジをネット購入して交換しようと思い、型番確認のため古いカートリッジを取り外してみました。
水栓本体は日本のタカギ製ですがカートリッジはフランスのCICE?製。
ネット検索すると海外では出回ってるようですが日本で購入は難しいようでした。
ならば、車用に購入したKF96を内部パッキンに塗布してみようと・・・
過去にこの手のカートリッジを分解した事はあるのですが、けっこう複雑な内部構造で、ツメが折れたり元通りに組み立てられなかったりするのも困るので、ビビリの私は無難に上部バーの根元へKF96を注油してみました。
こういう使い方ができるのも粘度の低い50csならではです。
そこそこの量を注油しましたが下から垂れてくる事はありませんでした。
しばらく放置してからカートリッジを本体に組み付け、作動状態を確認したところ、まるで新品時のようにレバーがスムーズに動くようになりました。
いろいろ使えるKF96、いいね!
KF96の安全性については、信越シリコーン社のHPにて「一般にシリコーンオイルは、生理的に不活性で、生体に対して安全性の高いものです。KF-96については、低粘度品を除いては、大量に摂取しないかぎり、ほとんど無害で、化粧品原料や医薬品の添加剤などに幅広く使われています。」と記述があります。
同社のシリコーングリースG40も水道用に使われており、要は粘度の違いで、成分的にはG40もKF96もほぼ同じだろうという事で自己責任で使用しました。
余分なシリコンも初期流水で外部排出されるかと思います。
まあ、一部の缶コーヒーにもシリコン入ってますし、たぶん大丈夫でしょう。
※2019年12月11日追記
その後2ヶ月間使用しましたが、あいかわらずレバーの動きは非常にスムーズです。
器に汲んだ水の表面も確認しましたが、油膜などは浮いておりません。
※2020年11月追記
結局1年間ほど問題無く使用しましたが、蛇口本体も古くなっていたのでまるごと新品に交換しました。
※2024年4月追記
混合水栓とは全く関係ないですが、先日、仕事で使う電気器具(30年前に30万円で購入)がウンともスンとも起動しなくなり、分解してテスターでコンセントから基盤まで通電してるかメインスイッチは作動してるか調べたところ異状無くどうやら基盤部分が原因のようで、他にもあれやこれややっては見たのですが・・・
さすがに古すぎて保有部品はメーカーにも無く、完全お手上げで途方に暮れてたところ、操作基盤にKF96を塗るという荒業?を思い出し、絵具筆で基盤全体に塗布しメインスイッチを入れたところ、、、
奇跡的に復活しました!
それ以降は普通に使えております。一体なにが原因だったんだろう?
たまたま運が良かっただけかもしれませんが。
※2025年1月追記
昨年基盤にKF96を塗って復活した電気器具ですが、ここにきて再び起動不能になってきたので、再度基盤にKF96を塗ってみましたが、今回は復活できず。
30年以上使用している事と寒い時期に起動不能になる傾向があったので、原因はおそらくハンダ割れだと思うのですが、直すのも面倒ですし、器具自体も最近はあまり使用していなかったので、そこそこデカい器具ですがなんとかプロボックスに積んで屑鉄屋へ持ち込んで廃棄処分しました。
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2019/10/11 09:54:37