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イイね!
2009年06月27日

ブローバイガスは腐食性ガス

僕の記憶が正しければ昭和五十一年排ガス規制でブローバイの再燃焼と気化ガソリン回収装置キャニスターが付いた。

それまでの車は垂れ流し状態でエンジンルームがガソリン臭かったり駐車場にブローバイガスが液化したオイル染みがある車が当たり前だった。

これらは環境対策製品ですよね。

キャニスターに関しては別にどうとも思わないがブローバイガスの再燃焼に関しては疑問が残る。

何故ならブローバイガスは単なる気化したオイルではなく立派な腐食性ガスだからだ。

腐食に強いアルミのヘッドを使っているからと言ってもインマニ内部にはセンサーやインジェクターがあるし吸気の配管の先にはエアフロメーターがある。

ターボならインタークーラーはブローバイでドンドン詰まっていく・・

それに腐食性のガスがかかるのだから誰が考えても良いとは思わないがそれが日本の法律。

昔のレーシングカーにはブローバイガスの垂れ流しは禁止でオイルキャッチタンクが義務付けられている。

現在市販されているオイルキャッチタンクはレース用のただ溜めるだけのタンクかタンクからインマニに戻す車検対応タイプしかない。

車検対応タイプも厳密にはタンク内に仕切もないし液化を促進する構造になっているものが非常に少ない

仮にマトモなキャッチタンクをつけたとしてもブローバイのホースの変色は見ていて気持ち良いものではない。

ブローバイガスは基本
①ヘッドはカムシャフトの潤滑及び冷却
②ブロックはピストン・コンロッド・クランクの潤滑及び冷却
③チェーン駆動ならチェーンの潤滑及び冷却

で発生する。

ある程度高温になって気化する訳でブローバイガスの発生は絶対にされられない。

高回転を多用すれば必ず出てくると言う人が居る

これは間違いでは無いが何故高回転を多用すれば出てくるのかと言う理屈を知らない人が多い。

そしてその理屈を知れば無駄なブローバイガスの噴出は防げるのである。

高回転化しているレーシングカーがブローバイを吹きまくっていると思ったら大間違いなのである。

しかし20000回転に届こうと言うようなF1エンジンなんて特殊なモノで市販車に使えないと考えるのは非常に狭い考え方です。

実は市販車では車とバイクは二十年近く車の方が遅れていてバイクで採用されている技術が随分遅れて自動車に流用されるケースは少なくない。

ショックの減衰を伸びと縮みを別々に調整するショックなどバイクは自動車用が出る遥か昔からあるしブレーキのスラストマウントは国産ではR35GTRが初めてですがバイクは何十年も前から・・ポルシェなんかは随分前からフロントはスラストマウントです。

バイクなら20000回転位回るエンジンもあるので対策が施してあります。

自動車のヘッドカバーから出てくるブローバイガスは実はヘッドとブロックの気圧差で出てくるのである。

つまりカムが発生するブローバイガスよりブロックのピストン・コンロッド・クランク
から発生するブローバイガスの方が圧倒的に多意と言う事。

RB26DETT等のハイパワーの車に多く採用されているクーリングチャンネル付きピストン等も特に発生しやすいですよね・・理屈的に・・

つまり馬力があって高回転型のエンジンはブローバイが発生しやすいのに何も対策がされていない。

ロードスター等に採用されたB6等はヘッドカバーにマトモなオイルキャッチタンクのような仕切り版が入っていてブローバイ対策がしてあるが、僕に言わせれば根本的に直す気が自動車メーカーにない様にも思える。

話はそれますが・・

昔、クランクがオイルを叩くからオイルは少ない方が良いと言う人が居ましたがコレは半分当りで半分間違い。

例えばエンジンオイルを交換した時にオイルを入れすぎるとエンジンが重くなる現象がおきますがコレはクランクがオイルを叩いているから起きている訳ではなくブロックの内部の空気の圧力の為になるのです。
(空気が減っているから圧力がかかり易くなる)

逆に少ないからレスポンスが上がる訳ですから少ない方が速いと言うのは正しいんですよね。

何故こんな関係ない話を書いたかと言うと・・

オイルが少ないとブロック内部の空気の量が増えてレスポンスが良くなるという部分。

ブロックの腰下の内部のブロバイガスは抵抗物なんですよね・・エンジンにとって・・

実はバイクやF1等の高回転型のエンジンはエンジンブロックの内部の圧力のコントロールをしているんですよね♪

そしてエンジンブロックの圧力を低く保てはエンジンは長時間全開にしてもエンジンが壊れずレスポンス良くブローバイガスが出てきません。

僕の信頼する某元有名チューナーの方は10000回転1000馬力仕様のRB26DETT改2800ccRHX6ツインにブロックに穴を開けて内部圧力調整をしていますが全くオイルを吹きません。

つまりブロックの内部の圧力を調整すればヘッドで発生したブローバイガスと等しい圧力になるので吹き上げなくなるんです。

F3のエンジン等も等しく同じ加工がしてあります。

昔R34GTR用にニスモが出したセパレートタイプのオイルキャッチタンクと言うモノがありましたが人気で全てのGTR用が出たそうですがこのオイルキャッチタンクはブローバイガスをオイルパンに戻す構造になっています。

F3程大きな効果は選れないかも知れませんが構造的にブロックの内圧を下げる効果があるのでこれを真似てオイルキャッチタンクを作ろうと考えています。

実はAE92のN2はレギュレーションでオイルパンにオイルを戻す配管のオイルキャッチタンクが義務付けられているんですよね。

ブローバイで悩んでいる方是非参考に

そしてエンジン内部の綺麗な車に乗りましょう♪
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Posted at 2009/06/27 02:27:58

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